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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年1月31日発行
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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 各種ランキング
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 相場概況（新興市場）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ 出来高を考慮した翌日のデイトレ用監視銘柄
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記
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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 13592.47 247.44 1.85％
ＴＯＰＩＸ 1346.31 26.2 1.98％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1555.08 4.93 0.32％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 1343.31 56.67 4.4％
マザーズ 653.18 5.79 0.89％
ヘラクレス 1008.91 5.02 0.5％
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★ 各種ランキング
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東証1部 値上がり率
コード会社名 終値 騰落率(%)
9358 宇 徳 465 20.78
6737 ナナオ 2655 17.74
9449 ＧＭＯ 460 15.87
6724 エプソン 2565 15.54
6378 木村化 888 12.69
東証1部 値下がり率
コード会社名 終値 騰落率(%)
4519 中外薬 1405 -17.6
4723 グッドウィル 5240 -16
7433 伯 東 1061 -15.8
6366 千代建 1240 -13.8
2053 中部飼 815 -10.9
マザーズ/ヘラクレス 値上がり率
コード会社名 終値 騰落率(%)
4564 ＯＴＳ 143000 16.26
3328 ネットプライス 147000 15.75
3092 スタートトゥ 343000 14.33
3782 ＤＤＳ 82100 13.87
1712 ダイセキソリュ 340000 13.33
マザーズ/ヘラクレス 値下がり率
コード会社名 終値 騰落率(%)
2880 ミホウＪＰＮ 10960 -15.3
2350 オックスＨＤ 7250 -12.1
2169 ＣＤＳ 64000 -10.8
1711 省電舎 212000 -9.79
2377 サイバファーム 34300 -9.74
出来高 移動平均ゴールデンクロス
コード市場 会社名 終値 25日乖離(%)
5727 東証1部 邦チタニウム 2435 22.51
9509 東証1部 北海電 2330 17.94
8113 東証1部 ユニチャーム 7010 13.34
4204 東証1部 積水化 697 11.24
6201 東証1部 豊田織機 4140 6.910
9107 東証1部 川崎船 1027 6.810
8011 東証1部 三陽商 655 6.650
4543 東証1部 テルモ 5790 4.360
3436 東証1部 ＳＵＭＣＯ 2325 3.860
5016 東証1部 新日鉱ＨＤ 626 2.960
出来高 移動平均デッドクロス
コード市場 会社名 終値 25日乖離(%)
1801 東証1部 大成建 312 -22.3
4091 東証1部 大陽日酸 1012 -11.0
6963 大証1部 ローム 7830 -10.0
6479 東証1部 ミネベア 566 -8.86
1812 東証1部 鹿 島 341 -8.37
7762 東証1部 シチズンＨＤ 976 -7.93
4314 ヘラクレス ダヴィンチ 86000 -7.41
5901 東証1部 洋カン 1931 -6.27
1802 東証1部 大林組 604 -5.71
3407 東証1部 旭化成 650 -5.60
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★ 相場概況（主力株）
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31日の日経平均は前日比247.44円高の13592.47円、高値は14時31分の13622.68
円、安値は９時13分の13154.77円。東証一部の売買代金は３兆210億円、値上が
り銘柄数は1502銘柄、値下がり銘柄数は178銘柄、変わらずは48銘柄。
本日31日の東京株式市場は売り先行のスタート。ＦＲＢが0.5％の利下げを発表
したものの、モノライン絡みの悪材料が出て米国株式市場が下落したため。し
かし、モノライン大手のＭＢＩＡは米東部時間30日夜、総額５億ドルの増資が
完了したと発表した。これが東京市場に伝わった10時ごろから東京株式相場は
急速に下げ渋り、これが市場に広く知れ渡った後場からは、上げ幅を拡大させ
た。また、相場が上がるにつれ、市場では月末を意識した機関投資家からのド
レッシング買いも囁かれていた。
業種別では、輸送機器、倉庫・運輸、その他製品、空運、精密機械、食料品、
電気機器、サービス、繊維製品、機械、不動産、金属製品などが値上がりした。
一方、値下がりは、鉱業、証券、商品先物、小売の３業種のみ。
個別では、東証一部の値上がり率トップは、宇徳（9358）、２位はナナオ（673
7）、３位はＧＭＯインターネット（9449）。一方、下落率トップは中外製薬（
4519）、２位はグッドウィル（4723）、３位は伯東（7433）。
個別銘柄動向は以下の通り
ナナオ（6737）、08年３月期第３四半期連結業績、増収増益を好感
2655円 400円高のストップ高買い気配
30日、08年３月期第３四半期連結業績を発表した。この内容が好感された。コ
ンピュータ用モニターについては、汎用モニターはワイドモニターが国内外と
もに好調な販売となった。特定用途向けモニターは、グラフィックス市場向け
や医療市場向けモニターの販売が引き続き順調であったことに加え、07年10月
末の事業買収手続完了により事業を開始したEIZO GmbH の医療市場向けモニタ
ーの販売も寄与したことで、コンピュータ用モニター全体の売上高は324億円
（前年同期比12.7％増）。アミューズメント用モニターについては、第３四半
期に入り新機種の販売が本格化し堅調に推移したものの、売上高は361億5500
万円（同6.3％減）にとどまった。この結果、全体の売上高は720億700万円（
同1.4％増）。利益面については、特定用途向けモニターやアミューズメント
用モニターの開発強化による研究開発費、M&A に伴うのれん償却費、研究開発
棟の本格稼動による減価償却費等により販売費及び一般管理費は増加したもの
の、コンピュータ用モニターの増収や積極的なコストダウンを押し進めたこと
等により、営業利益は97億5600万円（同12.7％増）、経常利益は99億2000万円
（同13.9％増）、四半期純利益は60億6100万円（同12.3％増）となった。なお、
通期連結業績予想は据え置いた。
セイコーエプソン (6724) 、みずほ、投資判断「３」から「２」へ引き上げ
2565円 345円高
みずほ証券は、同社の投資判断を従来の「３」から「２」へ引き上げた。30日
に発表された08年３月期3Q 実績は、社内計画を営業利益段階で100 億円弱上回
った模様であり、ポジティブだという。同社の主要事業であるIJP、液晶の収益
環境は底打ち、環境要因がフォローとなっており、アップサイドポテンシャルが
高まってきたとみている。
テルモ(4543)、ＭＬ、投資評価を「買い」に引き上げ、目標株価6300円
5790円 580円高
メリルリンチ証券は、同社の投資評価を「中立」から「買い」に引き上げ、目標
株価は6300円とした。遅れていた新製品の承認取得、良好な3Q決算等から、09年
３月期以降の利益成長の確度が高まったと判断したという。結果、同社株へ付与
すべきバリュエーションが 切り上がったと考えているそうだ。ML営業利益予想
(09年３月期765億:14％増、10年３月期821億円:7％増)は十分達成可能とみられ、
10年３月期以降は若干の上積み余地も生まれたとも。
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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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東証が31日発表した１月第４週（21−25日）の投資部門別売買動向では、
外国人が４週連続で売り越した。売越額は1595億円で、前週の1480億円を
上回った。海外投資家の資金引き揚げが続いている。
個人は２週連続の売り越し。売越額は244億円で前週の903億円を下回った。
一方、信託銀行など金融機関の買い越しが目立っている。外国人及び個人の
売りを、信託銀行経由の年金資金が買い向った結果とみられる。
今後、下値では、信託経由の年金買いが期待できる状況と考える。ただし、
彼らは上値を追うような買い方はしないだろう。
日経平均はテクニカル的に、上昇する５日移動平均線（31日現在、13426.68
円）がサポートする限り、自律反発が継続するとみている。逆に、上値は下
降を継続する25日移動平均線（同、14130.48円）が抑えるだろう。
現状は、25日線まで戻った後、撥ね返され、２番底をつけに行く展開をメイ
ンシナリオと考えている。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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弊社の藤井英敏が、オリックス証券ブログで、株式・日経225先物投資に
役立つ情報をつぶやいてます！（平日随時更新）
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★ 相場概況（新興市場）
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31日の新興３市場は全面高。日経ジャスダック平均は３日続伸した。前場は小
安く推移していたが、後場に入り日経平均の一段高に連れて上げに転じた。東
証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数はともに小反発した。ジャスダック市場
の売買代金は概算で210億円にとどまり、年末年始の半日立ち会いを除くと07
年９月25日の206億円以来の低い水準だった。
個別では、ヤマックス（5285）、クリムゾン（2776）、コスモイニシア（8844
）、オンコセラピー・サイエンス（4564）、ネットプライスドットコム（3328
）、スタートトゥデイ（3092）、ディー・ディー・エス（3782）などの値上が
りが目立つ。
一方、イー・レヴォリューション（4233）、イチヤ（9968）、ミホウジャパン
（2880）、アムスク（7468）、オックスホールディングス（2350）、トランス
デジタル（9712）、ＣＤＳ（2169）、省電舎（1711）、サイバーファーム（23
77）などの値下がりが目立つ。
個別銘柄動向は以下の通り
OTS(4564)、08年３月期連結通期業績の上方修正を好感
143000円 20000円高のストップ高買い気配
31日８時、08年３月期連結通期業績の上方修正を発表した。これが好感された。
事業収益は従来の９億5200万円を20億300万円へ、営業損失は同15億700万円を
４億1000万円へ、経常損失は同15億700万円を４億円へ、当期最終損失は同15
億300万円を４億200万円へ、それぞれ上方修正した。大塚製薬株式会社との契
約締結により契約一時金が発生したこと並びに、当初予定していた提携先製薬
企業等からのマイルストーン収入及び契約一時金についても合わせて見直しを
行なったところ、事業収益が当初の予想を上回る見通しとなった。同時に、大
塚製薬と、新たに、膵臓癌を対象とした治療用ペプチドワクチンの独占的な開
発・製造・販売権を大塚製薬に供与することで合意し、本日、契約を締結した
ことも発表した。
ダイセキ環境ソリューション（1712）、東証一部への市場変更が買い材料
340000円 40000円高
30日、08年２月13日をもって東証一部銘柄及び名証一部銘柄となることが決定
したと発表した。これを受けＴＯＰＩＸ連動型ファンドの組み入れに対する先
回り買いが入っていたようだ。同社は、去る08年１月23日に東証より、同社株
式の東証マザーズより市場第一部または市場第二部へ市場変更する承認がおり
ており、また、名証からも、市場第一部または市場第二部への上場の承認がお
りていたが、30日それぞれ市場第一部の指定を受けた。、あた、同時に、１月
23日開催の取締役会において決議した新株式発行並びに当社株式の売出しに関
し、発行価格並びに売出価格等が、１株につき291000円に決まったと発表した。
今回の公募増資及び第三者割当増資に係る手取概算額合計上限18億4334万円は、
全額借入金の返済に充当する予定。
ヤマックス（5285）、第３四半期経常利益の黒字転換と大幅増益を好感
112円 30円高のストップ高買い気配
30日、08年３月期第３四半期連結業績を発表した。売上高は100億9700万円（前
年同期比10.5％増）、営業利益は４億6800万円（同240.5％増）、経常利益は２
億7100万円（（前年同期は4400万円の赤字）、四半期純利益は２億1000万円（同
677.3％増）だった。経常利益の黒字転換と大幅増益が好感された。同社グルー
プは、大型コンクリート構造物のプレキャスト製品化（生コン使用⇒コンクリ
ート製品の利用）への推進活動や民間工事への積極的なアプローチ、また、利
益率を重視した営業活動や生産効率の向上など、全社改革をテーマとした中期
経営計画の推進と収益の向上に努めている。通期連結業績予想は据え置いた。
ちなみに、売上高は140億円（前期比6.1％増）、営業利益は６億1000万円（同
27.8％増）、経常利益は２億7000万円（同43.1％増）、当期純利益は２億200万
円（同36.2％減）の見通し。第３四半期段階で、経常利益、純利益は通期計画
を上回っている。
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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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ＩＰＯレシオは前日から13.9ポイント低下して128.21だった。29日の261.54で
ピークアウトして、調整が続いている様子が窺える。当面は、50〜70程度まで
の調整が訪れる公算が大きい。この背景だが、個人投資家のリスク許容度が大
幅に低下していることが挙げられる。
一方、３市場売買代金は、前日から88.79億円低下して、645.38億円となった。
特に、ジャスダック市場の売買代金は概算で210億円にとどまり、年末年始の半
日立ち会いを除くと07年９月25日の206億円以来の低い水準だった。日経平均の
上昇し、東証一部の売買代金は活況の目安となる３兆円を超えているが、これ
は外部環境の好転期待や月末のドレッシング買いの思惑が寄与した面が大きい。
このため、新興市場銘柄への買いの波及は限定的だったのだろう。新興市場の
メインプレーヤーである個人投資家が、最近までの下落で、手の内が悪化し、
マインドが著しく悪化していることが、売買代金低迷最大の原因だ。残念だが、
売買代金が低迷する限り、新興市場の先高観が強まることはないだろう。その
一方、個人投資家からの投げ売りも一巡した感が強い。需給は悪くはなく、下
がり難い需給状況であるとみている。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ 出来高を考慮した翌日のデイトレ用監視銘柄
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コード会社名 終値 売買代金(万) ５MA 5MA乖離
9430 ＮＥＣモバイリ 1700 5134 1548 9.82
1712 ダイセキソリュ 340000 65450 318800 6.65
8704 トレイダーズ 21300 4701 20140 5.76
6730 アクセル 330000 46134 313000 5.43
6364 北越工 369 6310 352 5.13
7946 光陽社 65 5876 46 41.3
1858 井上工 52 356808 40 33.33
5285 ヤマックス 112 5006 86 30.23
2116 日新糖 222 3374 215 3.74
6908 イリソ電子 2500 3725 2412 3.65
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★ ＩＰＯ情報
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★ 編集後記
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ＦＲＢは前週22日の0.75％の緊急利下げを含めると、この１週間程度の短
期間に1.25％も政策金利を引き下げました。なのに、モノライン大手のＭＢ
ＩＡなどについて、米経済専門テレビのＣＮＢＣが格下げの可能性を報じた
ことで、センチメントが悪化して、30日の米株式市場は下落しました。しか
し、そのＭＢＩＡは東京市場の午前の取引時間帯に、米投資ファンドのウォ
ーバーグ・ピンカスと昨年12月に合意していた最大10億ドルの資本注入策
のうち５億ドルの増資が完了したと発表したことで、本日の東京市場は急速
に切り返しました。今後は、モノライン問題解決の行方が、世界の株式市場
最大の関心事となったようですね。
（藤井英敏）
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