「カブ知恵」発、「カブ知恵通信」が更新されました！ 今号のカブ知恵注目銘柄は？

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年7月18日発行

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●「カブ知恵通信　Weekly　Report」の第７号を発行しました。

　またまた、無料にて第７号をご提供します！
　
　カブ知恵の来週の相場見通しは？
　
　今号のカブ知恵注目銘柄は？
　
●「決算スケジュール」ファイルを更新しました。

　国内の１Ｑ決算が本格化します。要チェックですね。
　
　ご興味のある方は、是非、この機会に、弊社HP （http://kabutie.jp/）に
　アクセスいただき、お読みいただき、投資の参考にしていただければと思い
　ます。
　
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★ 「カブ知恵通信　Weekly　Report」の目次
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★ 週末の海外市場動向
★ 今週の相場見通し
★ 日経225　 テクニカルコメント
★ ＮＹダウ　テクニカルコメント
★ 先週の注目アナリストレポート
★ 今週の注目銘柄（２銘柄）
★ 今週の主な予定
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昨年発生した「100年に一度」とされる未曾有の金融危機を経て、足元の株式
市場は、過度の悲観からの揺り戻しで、やや冷静さを取り戻しています。

この戻り相場に上手く乗れた方もいらっしゃるでしょうが、そうでもない個人
投資家の方が非常に多いということをよく耳にします。

そうではない個人投資家の多くは、サラリーマンや自営業などの本業を抱え、
投資情報の収集に十分な時間をかけられない方が大部分を占めると推察されま
す。

また、投資のプロである機関投資家や証券会社の自己売買部門に比べて、圧倒
的に情報量が不足していることも、パフォーマンスが向上しない一因と推察し
ます。ですが、市場には有益な情報も、無駄な情報も、混在し、且つ、無数存
在しています。その中から、本当に投資家にとって重要な情報を効率的に抽出
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ｉｏｎ」をお選びいただければ、幸です。

株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏

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■「ダウンロード手順」

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※なお、ウエブブラウザが「インターネット・エクスプローラー ver6.0」以
　前だと、レポート（ＰＤＦファイル）を正常に「開く」ことができない場合
　がございます。（「保存」は可能です。）

※ウエブブラウザのバージョンの確認は、ウエブブラウザを開いた画面上段の
「へルプ」→「バージョン情報」で、確認できます。

※お手数ではございますが、「インターネット・エクスプローラー ver6.0」
　以前のウエブブラウザをお使いのお客様は、ウエブブラウザのバージョンア
　ップ（無料）をお願いいたします。「インターネット・エクスプローラー
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６月の寄り前３本勝負！！パフォーマンス

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ジックで、自動的に抽出された銘柄です。

毎日朝８時45分頃、自動的にアップします。これはカブ知恵と株式市場との短
期勝負をイメージしています。

抽出した日の始値が想定買い付け価格です。当日を含む３日間で、想定買い付
け価格を５％以上、当該銘柄の 株価が上回れば、カブ知恵の「勝ち」、そう
でなければ、「負け」と判定しています。

「寄り前３本勝負！！」は投資の参考として情報提供のみを目的としたもので
あり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

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としており、投資等の勧誘または推奨を目的としたものではありません。各種
情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものでは
ありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一
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「カブ知恵」発、３連休まで様子見、東１の売買代金５ヶ月ぶりの低水準

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年7月17日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 9395.32 51.16 0.55％
ＴＯＰＩＸ 878.29 6.04 0.69％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1181.23 3 0.25％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 981 31.41 3.31％
マザーズ 433.23 11.5 2.73％
ヘラクレス 598.47 6.46 1.09％
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★ 相場概況（主力株）
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17日の日経平均は前日比51.16円高の9395.32円、高値は９時５分の9420.61円、
安値は10時31分の9360.59円。東証一部の売買代金は１兆246億円、値上がり銘
柄数は1030銘柄、値下がり銘柄数は531銘柄、変わらずは138銘柄だった。日経
平均は小幅に４日続伸。

16日のＮＹダウは４日続伸し、前日比95.61ドル高の8711.82ドルで取引を終え
た。

ＣＩＴグループが17日にも米連邦破産法11条の適用を申請することへの警戒感
が強かったものの、ＪＰモルガン・チェースが発表した４−６月期決算は７四
半期ぶりの増益で、１株利益も市場予想を上回ったことが好感された。

また、ニューヨーク大学のルービニ教授が「米景気は2009年末ごろに景気後退
局面を脱すると見ている」などと述べたことが、市場に伝わり、ＮＹダウは上
げ幅を拡大した。

ＮＹ円相場は４日ぶりに反発した。前日比30銭円高・ドル安の１ドル＝93円90
銭から94円ちょうどで取引を終えた。円は対ユーロで４日ぶりに反発した。前
日比05銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝132円85−95銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は続伸した。ＷＴＩ期近の８月物は前日比0.48ドル高の１バ
レル62.02ドルで取引を終えた。

米株上昇が好感され、前場の東京株式市場は買いが先行した。しかし、３連休
を控えていることに加え、自民党内の混乱が一向に収まらないこともあり、積
極的に上値を追う動きはみられなかった。来週から本格化する４−６月期決算
の内容を見極めたいとのムードも強かった。

後場に入ると膠着感が一段と強まった。日経平均の値幅は33.31円だった。積
極的な売買が手控えられた結果、東証１部の売買代金は、２月17日の１兆169
億円以来５カ月ぶりの低水準となった。

東証33業種では、不動産、証券、商品先物、保険、ガラス・土石、小売、情報
・通信、建設、倉庫・運輸、空運、電気・ガス、銀行、パルプ・紙、医薬品、
サービスなどが値上がりした。一方、ゴム製品、電気機器、鉄鋼、精密機械、化学の
５業種が値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップはコンビ（7935）、２位は東光電気（
6921）、３位はあみやき亭（2753）。一方、値下がり率トップはシルバーオッ
クス（8024）、２位はゼクス（8913）、３位は日本電気（6701）。

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●短期投資がメインだけど、売買対象銘柄をサクッと教えて欲しい。
●長期スタンスだけど、相場の大きな流れを知りたい。
●新興市場やＩＰＯ市場の最新情報を常にウオッチしたい。
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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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３連休明けの東京株式市場では、本格化する主力の企業の４−６月期決算への
関心が集中する見通しです。個々の内容に一喜一憂することになるでしょう。

また、週明け21日は、衆院解散のための本会議を午後１時から開くそうです。
政治の方も、いよいよ本格的に選挙モードに突入します。

今週の東京市場は、米株上昇への反応はいまひとつでした。

これは、我が国内部の不透明・悪材料が作用しているためとみています。それ
は、政局不透明感と、相次ぐエクイティ・ファイナスによる希薄化と需給悪化
です。

ファイナスに関しては、公募に応じた投資家の換金売りは一巡したとみられ、
来週以降は、需給は改善していくことでしょう。

今後は、ファイナス銘柄が公募価格を上回って推移するかどうかに注目します。
上回って推移するようなら、買い方の回転が効き、需給はそれなりに改善しま
す。しかし、下回って推移するようだと、需給は悪い状況が続くことになるか
らです。

一方、選挙に関しては、８月30日が投開票日の予定です。現時点では、民主党
の優勢が伝えられていますので、短期的には、民主党政権誕生時にメリットを
受ける育児・教育関連が買われ、デメリットを被るかもしれない銘柄群への売
り圧力が強まる見通しです。

なお、環境関連に関しては、民主党政権の方が低炭素化社会実現に踏み込んで
いるため、本来は物色が加速してもいいのでしょうが、テーマとしては新味に
欠けているため、暫くは調整とみています。

また、６月まで大商いとなった後、株価の値幅調整が厳しかったため、信用需
給が著しく悪化しているとみられます。このため、信用の整理売りが一巡する
までは、環境株は調整が続くと考えます。

民主党政権関連銘柄物色は当面続くと考えますが、これが全体相場を牽引する
には力不足とみています。物色の柱が育たないため、相場全体の盛り上がりは
期待薄でしょう。

日経平均の想定レンジは9000円〜9700円程度です。米国株が下落したら連れ安
し、逆に、上昇しても、上値の重い展開になるとみています。ただし、余程、
外部環境が波乱の展開とならない限り、下値余地も乏しいと考えます。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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17日のＩＰＯレシオは106.38と、前日から17.92ポイントの上昇しました。上
昇は４日連続です。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は70.55と、こちらは８日ぶりに上昇転換しまし
た。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を上回り、且つ、５日移動平均線が上昇転換し
たため、直近ＩＰＯ市場の上昇が加速する可能性が高いとみています。

一方、３市場売買代金は前日から104億円増加し423億円でした。売買代金が急
増したことはポジティブ材料です。

なお、主要３指数は全面高でした。

日経ジャスダック平均は４日続伸しました。終値（確報）は、前日３円高の11
81円23銭でした。

ジャスダック市場の売買代金は概算で116億円でした。16日の110億円、15日の
103億円、14日の96億円からは増えましたが、13日の127億円、10日の144億円
などと比較すると引き続き低水準にとどまっています。

ただし、14日をボトムに増加トレンドを描いている点はポジティブです。

東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数も４日続伸しました。

ところで、本日、東証マザーズに新規上場したクックパッド（2193）は終日買
い気配のままで売買は成立しませんでした。気配値は公開価格の9500円の約２
倍となる１万9100円まで切り上がりました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、17日現在359.
01ポイント、雲上限は489.70ポイントと、その幅は130.69ポイントと分厚いで
す。

少なくとも、雲を上抜けない限り、新興市場の本格的な上昇は確信が持てる状
況ではない点には、引き続き、注意したいところです。

今後、売買代金増加を伴って上昇基調に入るようなら、ここまで売り叩かれた
市場でもあり、雲上抜けの可能性は決して低くはないとみています。

雲上限を突破したら、マザーズ市場の騰勢が加速すると考えています。

なお、目先については、終値は433.23ポイントですので、５日移動平均線（17
日現在、412.29ポイント）を、上回っています。

しかし、パラボリックは売り継続（ＳＡＲ451.44ポイント）です。

５日線は超えましたが、パラボリックが売り継続とため、東証マザーズ指数は、
短期的な調整局面が継続しているとみています。これが買い転換したら、マザ
ーズ指数の上昇ピッチが加速する可能性が高いと考えます。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ ＩＰＯ情報
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ＩＰＯスケジュールはこちら
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★ 編集後記
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東証一部の売買代金が５ヶ月ぶりの低水準に落ち込みました。

日経平均の後場の値幅もわずか33.31円です。今日は、知り合いの何人から、
来週の夏休み、不在のお知らせメールが届きました。

政治家は選挙モード、投資家は夏休みモードに、本格的に突入するようです。

８月はお盆休みもありますし、選挙が終わるまで、東京株式市場は夏枯れ相場
になる予感がします。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、米株急騰を好感も、日経は急速に伸び悩む、上値重い

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★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 9344.16 74.91 0.81％
ＴＯＰＩＸ 872.25 5.88 0.68％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1178.23 6.16 0.53％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 949.59 0.41 0.04％
マザーズ 421.73 6.62 1.59％
ヘラクレス 592.01 7.57 1.3％
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★ 相場概況（主力株）
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16日の日経平均は前日比74.91円高の9344.16円、高値は９時21分の9489.67円、
安値は14時45分の9317.11円。東証一部の売買代金は１兆3896億円、値上がり
銘柄数は965銘柄、値下がり銘柄数は587銘柄、変わらずは146銘柄。日経平均
は３日続伸した。

15日の米国株式市場でＮＹダウは前日比256.72ドル高の8616.21ドルで取引を
終えた。インテルの好決算が好感され、ハイテク株全般が上昇し、フィラデル
フィア証券取引所の半導体株指数（ＳＯＸ）は４％超上昇した。

アメックスが米証券取引委員会（ＳＥＣ）に提出した資料で、６月のカード延
滞率が前月から低下したことが明らかになったことも支援材料になった。

ＮＹ円相場は３日続落した。前日比75銭円安・ドル高の１ドル＝94円20−30銭
で取引を終えた。円は対ユーロでも３日続落。前日比２円35銭円安・ユーロ高
の１ユーロ＝132円90銭−133円ちょうどで取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は４日ぶりに大幅反発した。ＷＴＩ期近の８月物は前日比2.
02ドル高の１バレル61.54ドルで取引を終えた。

米株高、円安、原油高を背景に、前場の東京株式市場はほぼ全面高となった。
しかし、日経平均で9500円付近での売り圧力は強く、前場は9500円を超えるこ
とは一度もなかった。なお、中国の４−６月期の実質ＧＤＰは前年同期比7.9
％増だった。

後場に入り、日経平均は急速に伸び悩んだ。上値の重さを嫌気した手仕舞い売
りが加速した。また、CME Globexで、米株価指数先物が軟調に推移したことも、
嫌気されていた。

東証33業種では、ゴム製品、卸売、非鉄金属、鉄鋼、機械、石油・石炭製品、
鉱業、海運、輸送用機器、電気機器、不動産、倉庫・運輸、精密機械、ガラス
・土石などが値上がりした。一方、空運、小売、その他金融、保険、銀行、食
料品、電気・ガス、水産・農林の８業種が値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは兼松日産農林（7961）、２位はフィ
デック（8423）、３位は田崎真珠（7968）。一方、値下がり率トップはシルバ
ーオックス（8024）、２位はゼクス（8913）、３位は共栄タンカー（9130）。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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腰の入った買いが入ってこない。これが本日の相場の印象です。前場に買い付
いた投資家が、上値の重さを嫌気して、後場に投げる動きが加速しました。

でも、昨日の段階で、インテルの好決算と、それを受けた米株式市場の上昇は
ある程度予想されていました。しかし、昨日の日経平均は7.44円高と小幅高で
した。

実際の米株上昇を確認した本日、買いが殺到したのです。全く、主体性のない
相場になっています。

主体性と自律性のある相場なら、昨日、先回り的な買いが入り、本日は朝方に
関しては、その利食い売りで伸び悩んだ後、どう動くかがポイントになるはず
なのに。

おそらく、現在、株式市場のメインプレーヤーは、オーバーナイトのポジショ
ンを持たない投資家が主役なのでしょう。このため、継続的な上昇や下落は見
込み難い状況です。今日は今日、明日は明日といった具合に、不連続な相場を
イメージしています。

自民党を中心に政治が混迷している上、大型ファイナンスが相次ぎ、需給が悪
化している状況では、株式を安心して「バイ・アンド・ホールド」できないの
でしょう。

また、下がる時には米株や円相場との連動性が非常に高いため、株式なんて危
険なものを保有したまま、おちおち寝ていられない状況のため、オーバーナイ
トのポジション・キャリーなんてリスクの大きい行動は忌み嫌われているのか
もしれません。

日経平均は９連敗後、３連勝しています。しかし、これまでの相場をみる限り、
投資マインドは凍り付いているように感じます。こんな状態では、先高観が強
まることはないでしょう。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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16日のＩＰＯレシオは88.46と、前日から21.22ポイントの上昇しました。上昇
は３日連続です。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は64.63と、こちらは小幅ながら７日連続で低下
しました。

しかし、ＩＰＯレシオは、５日移動平均線を上回っています。

この結果、７月13日で調整が一巡した可能性が非常に高い状態です。

ただし、５日移動平均線が上昇転換するまでは、予断の許せない状況である点
には、留意が必要です。

一方、３市場売買代金は前日から42億円増加し319億円でした。絶対水準は依
然として低いものの、売買代金減少が一服していることはポジティブ材料です。

なお、主要３指数は全面高でした。

日経ジャスダック平均は３日続伸しました。終値（確報）は、前日６円16銭高
の1178円23銭でした。

ジャスダック市場の売買代金は概算で110億円でした。15日の103億円、14日の
96億円からは増えましたが、13日の127億円、10日の144億円などと比較すると
引き続き低水準にとどまっています。

東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数も３日続伸しました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、16日現在359
.01ポイント、雲上限は489.70ポイントと、その幅は130.69ポイントと分厚い
です。

少なくとも、雲を上抜けない限り、新興市場の本格的な上昇は確信が持てる状
況ではない点には、引き続き、注意したいところです。

足元の売買代金は低迷していますが、今後、増加を伴って上昇基調に入るよう
なら、ここまで売り叩かれた市場でもあり、雲上抜けの可能性は決して低くは
ないとみています。

雲上限を突破したら、マザーズ市場の騰勢が加速すると考えています。

なお、目先については、終値は421.73ポイントですので、５日移動平均線（16
日現在、411.79ポイント）を、上回りました。

しかし、パラボリックは売り継続（ＳＡＲ455.47ポイント）です。

５日線は超えましたが、パラボリックが売り継続とため、東証マザーズ指数は、
短期的な調整局面が継続しているとみています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 編集後記
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７月第２週（６日〜10日）までの投資主体別売買動向では、外国人投資家が28
5億円売り越しました。

前週は1241億円の買い越しでした。また、金融機関は299億円、投資信託も254
億円売り越しています。

一方、個人投資家は1767億円の買い越しです。個人は前週も207億円買い越し
ています。

個人投資家が逆張り的に買い下がったようですね。今週に入って、相場は若干
戻し気味ですが、第２週に個人が買った玉の回転が効かないようだと、それな
りのシコリ玉ができることになりそうです。

また、外国人投資家の売り越し姿勢が続くようだと、下方向にトレンドが発生
するかもです。

国内外の機関投資家が売り、それを個人が拾うという需給の構図では、相場の
先行きに明るい展望を描き難いですねぇ。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、インテルの好決算を好感も、日経の上値は重い

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年7月15日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 9269.25 7.44 0.08％
ＴＯＰＩＸ 866.37 -2.2 -0.25％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1172.07 3.99 0.34％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 949.18 1.39 0.15％
マザーズ 415.11 12.08 3％
ヘラクレス 584.44 8.12 1.41％
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★ 相場概況（主力株）
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15日の日経平均は前日比7.44円高の9269.25円、高値は９時15分の9333.64円、
安値は14時９分の9250.73円。東証一部の売買代金は１兆3287億円、値上がり
銘柄数は712銘柄、値下がり銘柄数は855銘柄、変わらずは133銘柄。日経平均
は小幅に２日続伸。

14日の米国株式市場では、ＮＹダウは小幅に続伸した。前日比27.81ドル高の
8359.49ドルで取引を終えた。

ゴールドマン・サックスの09年４−６月期決算で１株利益が4.93ドルと市場予
想の3.54ドルを大幅に上回った。部門別ではトレーディング関連が好調だった。

ＮＹ円相場は続落した。前日比55銭円安・ドル高の１ドル＝93円45−55銭で取
引を終えた。円は対ユーロで続落した。前日比75銭円安・ユーロ高の１ユーロ
＝130円55−65銭で取引を終えた。

通常取引終了後発表のインテルの09年４−６月期決算では、粗利益率が50.8％
と、１−３月期の45.6％から5.2ポイント上昇し、40％台半ばとの会社計画や
市場予想の46.73％を上回った。

米株堅調、円高一服に加え、インテルの想定以上の好調が好感され、前場の東
京株式市場では、半導体関連中心に輸出関連の主力株が軒並み高く始まった。
しかし、今後も続く米主要企業の決算や、今月下旬から本格化する我が国主力
企業の第１四半期決算を見極めたいというムードが強く、日経平均の上値は重
かった。

後場に入っても、上値の重い、膠着感の強い相場が続いた。野村證券が14日付
で、日本株ポートフォリオにおける住宅・不動産セクターのストラテジスト判
断を「アベレージ」から「アンダー」へ引き下げたことで、不動産関連株が軟
調だった。

また、公募増資に伴う新株の発行価格が15〜17日に決まるみずほＦＧ（8411）
が発行価格引き下げの思惑から、売られていた。

なお、日銀が前日から開いていた金融政策決定会合を終え、午後１時半過ぎに
政策金利の据え置きや企業金融支援特別オペの期限延長などを発表したが、株
式相場の反応は乏しかった。

東証33業種では、海運、水産・農林、化学、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼、繊
維製品、精密機械、保険、パルプ・紙、非鉄金属、電気機器、小売、サービス
などが値上がりした。一方、銀行、不動産、情報・通信、ゴム製品、証券、商
品先物、建設、医薬品などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上が率トップは東光電気（6921）、２位は前澤工業（
6489）、３位はダントーホールディングス（5337）。一方、値下がり率トップ
はＮＩＰＰＯ（1881）、２位は大豊建設（1822）、３位は富士機工（7260）。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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日経平均は小幅に続伸して、５日移動平均線（15日現在、9231.94円）を終値
で超えました。同線は依然下向きのため、サポートとしての信頼度は低いので
すが、一応、短期チャート改善の兆しとして注目しておくべきだと思います。

それにしても、米株堅調、円高一服に加え、インテルの好決算という追い風が
ありながら、本日の日経平均の上値は重かったことも事実です。

やはり、政治空白による政治リスクの高まりや、大型ファイナンス・ラッシュ
による需給悪化という内部要因が、相場の重石となっているようです。

日経平均に関しては、７月のＳＱ値9386.69円を上抜けない限り、需給は改善
しないとみています。これを上抜けることが出来れば、25日移動平均線（15日
現在、9686.53円）を目指す展開に移行すると考えています。

逆に、ＳＱ値を下回って推移する限り、下振れし易い状況が続くことでしょう。
下値メドとしては、200日移動平均線（15日現在、8829.63円）を想定していま
す。

なお、225採用銘柄の騰落レシオ（25日移動平均）は76.27％前日比4.72ポイン
ト低下です。これが上昇転換するようなら、底入れ機運が強まることでしょう。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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15日のＩＰＯレシオは67.24と、前日から18.01ポイントの上昇しました。上昇
は２日連続です。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は65.37と、こちらは６日連続で低下しました。

しかし、ＩＰＯレシオは、５日移動平均線を上回りました。

この結果、７月13日で調整が一巡した可能性が高まりました。

ただし、５日移動平均線が上昇転換するまでは、予断の許せない状況である点
には、留意が必要です。

一方、３市場売買代金は前日から８億円増加し277億円でした。絶対水準は依
然として低いものの、売買代金減少が一服したことはポジティブ材料です。

なお、主要３指数は全面高でした。

日経ジャスダック平均は２日続伸しました。終値（確報）は、前日３円99銭高
の1172円７銭でした。

ジャスダック市場の売買代金は概算で103億円と昨日の96億円からは増えまし
たが、13日の127億円、10日の144億円などと比較すると低水準にとどまってい
ます。

東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数も２日続伸しました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、15日現在359
.01ポイント、雲上限は489.70ポイントと、その幅は130.69ポイントと分厚い
です。

少なくとも、雲を上抜けない限り、新興市場の本格的な上昇は確信が持てる状
況ではない点には、引き続き、注意したいところです。

足元の売買代金は低迷していますが、今後、増加を伴って上昇基調に入るよう
なら、ここまで売り叩かれた市場でもあり、雲上抜けの可能性は決して低くは
ないとみています。

雲上限を突破したら、マザーズ市場の騰勢が加速すると考えています。

なお、目先については、終値は415.11ポイントですので、５日移動平均線（15
日現在、416.45ポイント）を、割り込んでいます。

また、パラボリックも売り転換（ＳＡＲ459.76ポイント）しています。

同線を割り込み、パラボリックも売り継続となっているため、東証マザーズ指
数は、短期的な調整局面が継続しているとみています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 編集後記
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10日時点の信用取引の買い残は９週連続で増加しました。残高は１兆5901億円
と、前週から324億円増加しました。

これは昨年10月３日の１兆7585億円以来、約９カ月半ぶりの高水準です。一方、
10日時点の信用評価損益率はマイナス14.6％です。前週のマイナス9.2％から
マイナス幅が5.4ポイント拡大しました。

悪化幅は今年最大で、昨年10月10日時点の7.91ポイント以来、約９カ月ぶりの
大きさです。

昨日と本日の上昇で、多少評価損益率の改善があったとはいえ、信用買い方の
マインドは凍りついていると思います。

また、将来の売り予約である信用買い残が積み上がったことも、ネガティブ要
因ですねぇ。

戻り待ちの売り圧力は相当強いと覚悟しておく必要がありそうです。

正直言って、ここ最近、金融機関中心に、市場に優しくない大型のエクイティ
・ファイナンスをやり過ぎです。市場の需給が崩れるのは当然でしょう。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年7月14日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 9261.81 211.48 2.34％
ＴＯＰＩＸ 868.57 16.15 1.89％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1168.08 5.53 0.48％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 947.79 14.49 1.55％
マザーズ 403.03 14.64 3.77％
ヘラクレス 576.32 14.12 2.51％
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★ 相場概況（主力株）
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14日の日経平均は前日比211.48円高の9261.81円、高値は13時ちょうどの9284.
38円、安値は９時５分の9166.63円。東証一部の売買代金は１兆4783億円、値
上がり銘柄数は1173銘柄、値下がり銘柄数は445銘柄、変わらずは81銘柄。日
経平均は10日ぶりに反発した。

13日の米国株式市場ではＮＹダウは大幅に反発した。前週末比185.16ドル高の
8331.68ドルで取引を終えた。

元オッペンハイマーのアナリスト、メレディス・ホイットニー氏がＧＳの投資
判断を「中立」から「買い」に引き上げたことが、金融株の買い材料になった。

ＮＹ円相場は反落した。前週末比35銭円安・ドル高の１ドル＝92円90銭-93円
00銭で取引を終えた。円は対ユーロでも反落した。前週末比90銭円安・ユーロ
高の１ユーロ＝129円80-90銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は続落した。ＷＴＩ期近の８月物は前週末比0.20ドル安の１
バレル59.69ドルで終えた。

米株上昇、円高一服を背景に、前場の日経平均は10日ぶりに反発した。しかし、
外部要因の改善以外に上値を追う材料は乏しいため、買い一巡後は、やや伸び
悩む場面があったものの、前引けにかけ、買戻しを起爆剤に、ほぼピン引けと
なった。

後場に入り、日経平均は前場の高値を上抜く場面があったが、戻り待ちの売り
で伸び悩んだ。米国時間14日には、インテル、ゴールドマン・サックスの決算
発表が予定されていることもあり、買い手控え気分が強まった。一方、買い戻
しや、押し目買いニーズもあり、大引けにかけやや締まって引けた。ただし、
５日移動平均線（14日現在、9262.24円）を終値で超えることはできなかった。

東証33業種では、証券、商品先物、ガラス・土石、非鉄金属、機械、海運、輸
送用機器、不動産、その他金融、電気機器、鉄鋼、精密機械、石油・石炭製品、
鉱業、卸売などが値上がりした。一方、医薬品、電気・ガス、陸運、サービス
の４業種が値下がりした。

個別では、値上がり率トップは蛇の目ミシン（6445）、２位はゼクス（8913）、
３位は宮越商事（6766）。一方、値下がり率トップはランド（8918）、２位は
タイガーポリマー（4231）、３位はインテージ（4326）。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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日経平均の連敗はようやく９で止まりました。しかし、５日移動平均線（9262
.24円）を僅かですが上回ることができませんでした。上値が重いですねぇ。
これを上回らないと、短期テクニカルが改善しません。

なお、13日のＮＹダウは185.16ドル高と大幅に反発しました。元オッペンハイ
マーのアナリスト、メレディス・ホイットニー氏がＧＳの投資判断を「中立」
から「買い」に引き上げたことが、金融株の買い材料になり、これが相場全体
を押し上げたそうです。

しかし、格上げの理由は、米政府などによる大量の債券発行による手数料収入
拡大のためです。これは短期的にはポジティブな材料ですが、このような大量
の債券発行特需が長期的に続くことはないでしょう。

このため、米株がこのまますんなりと、上昇軌道に回帰できるは微妙ですね。

なお、米国時間14日には、インテル、ゴールドマン・サックスの決算発表が予
定されています。特に、インテルの決算は、我が国ハイテク株への影響が甚大
です。要注目です。

一方、為替市場では円が高止まりしていることに加え、原油価格の下落にも歯
止めが掛かっていません。これらが、明確に反転してこないと、スッキリとし
た反発局面入りは期待薄でしょう。

下値に関しては、今後、外部環境が一段と悪化するケースでは、200日移動平
均線（14日現在、8842.03円）がメドになるとみています。上値メドは25日移
動平均線（同、9715.43円）です。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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14日のＩＰＯレシオは49.23と、前日から7.80ポイントの上昇しました。上昇
は６日ぶりです。しかし、昨日まで５日間で128.01ポイント低下した割には、
反発力が鈍いなあというのが率直な印象です。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は74.96と、こちらは５日連続で低下しました。

ＩＰＯレシオは、５日移動平均線を下回り、且つ、５日移動平均線は下降中で
す。

この結果、６月30日からの上昇局面は７月６日にピークアウトしたことが確認
されました。

今後、５日移動平均線が上昇転換するまで、直近ＩＰＯ市場は調整色を強める
見通しです。

一方、３市場売買代金は前日から124億円減少し269億円でした。売買代金が一
段と低迷していることはネガティブ材料です。

なお、主要３指数は全面高でした。

日経ジャスダック平均は６日ぶりに反発しました。終値（確報）は、前日５円
53銭高の1168円８銭でした。

ジャスダック市場の売買代金は概算で96億円と、前日の127億円、前週末の144
億円から日を追うごとに低下し、且つ、７月の最低水準となっています。

東証マザーズ指数は４日ぶりに反発しました。

大証ヘラクレス指数は６日ぶりに反発しました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、14日現在359.
01ポイント、雲上限は489.70ポイントと、その幅は130.69ポイントと分厚いで
す。

少なくとも、雲を上抜けない限り、新興市場の本格的な上昇は確信が持てる状
況ではない点には、引き続き、注意したいところです。

足元の売買代金は低迷していますが、今後、増加を伴って上昇基調に入るよう
なら、ここまで売り叩かれた市場でもあり、雲上抜けの可能性は決して低くは
ないとみています。

雲上限を突破したら、マザーズ市場の騰勢が加速すると考えています。

なお、目先については、終値は403.03ポイントですので、５日移動平均線（14
日現在、426.07ポイント）を、割り込んでいます。

また、パラボリックも売り転換（ＳＡＲ464.32イント）しています。

同線を割り込み、パラボリックも売り継続となっているため、東証マザーズ指
数は、短期的な調整局面が継続しているとみています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ ＩＰＯ情報
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★ 編集後記
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ＧＳユアサ（6674）が急反発しました。09年２月23日の363円を上昇の起点、
６月18日の1228円を天井とすると、上昇幅は865円です。

この上げ幅の61.8％押しが693円です。同社は、13日、最大で4600万株の公募
増資を実施すると発表しました。調達金額は概算で約370億円です。

この増資による希薄化と需給悪化が嫌気され、本日は688円まで売り叩かれま
した。

しかし、その後、急速に買い戻され、終値は755円前日比40円（5.59％）高で
した。

前述の61.8％押しまで下げたこと、ファイナス発表という悪材料をこなしたこ
とを考えると、目先の底が入った可能性が出てきました。

ただし、短期的な急落直後ですので、戻り待ちの売り圧力は相当強そうです。

まずは、５日移動平均線（14日現在、770円）を無事クリアできるかどうかに
注目ですね。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、政治的空白や外部環境の悪化を嫌気、日経は９連敗

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年7月13日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 9050.33 -236.95 -2.55％
ＴＯＰＩＸ 852.42 -20.08 -2.3％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1162.55 -25.95 -2.18％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 933.3 -34.9 -3.6％
マザーズ 388.39 -42.34 -9.83％
ヘラクレス 562.2 -46.95 -7.71％
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★ 相場概況（主力株）
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13日の日経平均は前週末比236.95円安の9050.33円、高値は９時53分の9343.86
円、安値は大引け値。東証一部の売買代金は１兆4645億円、値上がり銘柄数は
134銘柄、値下がり銘柄数は1525銘柄、変わらずは40銘柄。日経平均は安値引
けで、９日続落した。

10日のＮＹダウは３日ぶりに反落し、前日比36.65ドル安の8146.52ドルで取引
を終えた。ＮＹダウは４月28日以来の安値で終え、週間では４週連続で下落し
た。

ミシガン大学の調査した７月の米消費者調査・速報値では、消費者信頼感指数
は64.6と、前月の70.8から悪化し、市場の事前予想の70.5も下回った。このた
め、個人消費の回復は予想したほど早くないと嫌気材料視された。

また、石油大手シェブロンが９日夕、４−６月期の精製部門の利益が１−３月
期比で著しく低下するとの見通しを示した。開発・生産部門では原油価格の上
昇の恩恵は為替変動によって相殺されるという。これを受け、シェブロン株が
下落し、ダウの足を引っ張った。

10日のＮＹ原油先物相場は反落した。ＷＴＩ期近の８月物は前日比0.52ドル安
の１バレル59.89ドルで終えた。一時58.72ドルまで下落し、期近物として５月
中旬以来の安値を連日で更新した。これも、ＮＹダウの圧迫要因となった。

前場の東京株式場は、軟調な米株、ドル、原油という外部環境の悪化に加え、
国内政治の先行き不透明感（政治リスクの高まり）を背景に、買い手控え気分
が強まった。なお、前場中ごろまでは、日経平均は10日まで８日続落していた
こともあり、自律反発狙いの買いや押し目買いが優勢になり、プラスに転じる
場面があった。しかし、アジア株の下落や、上値の重さが嫌気され、日経平均
は前引けにかけ、売りが優勢になり、ほぼ安値引けとなった。

後場に入り、麻生首相が自民党幹部らに対し、７月21日に衆院解散、８月30日
総選挙の投開票を行う方針を表明したことが、市場に伝わった。政治空白が意
識され、売り圧力が一段と強まり、下げ幅を拡大させ、結局、日経平均は安値
引けとなった。

CME Globexで、米株価指数先物が軟調に推移したことも嫌気されていた。

東証33業種では、食料品の１業種だけが値上がりした。一方、証券、商品先物、
その他金融、ガラス・土石、非鉄金属、繊維製品、建設、金属製品、鉄鋼、空
運、ゴム製品、不動産、倉庫・運輸、機械、電気機器、パルプ・紙、小売、鉱
業などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップはパル（2726）、２位はすてきナイス
グループ（8089）、３位はキリンＨＤ（2503）。一方、値下がり率トップはテ
ィアック（6803）、２位は東日カーライフグループ（8291）、３位は日成ビル
ド工業（1916）。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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日経平均は９連敗です。この９連敗で、908.11円下落しました。

なお、13日現在、225採用銘柄の騰落レシオ（25日移動平均）は前週末から8.9
7ポイント低下して73.14％です。短期的な売られ過ぎゾーンに入ってきました。

また、200日移動平均線は8853.77円です。同線が当面の下値サポートになると
考えます。

ですが、反発にはきっかけが必要です。

米国株が下げ止まるか、円高が一服するか、それとも、原油価格が下げ止まる
かしないと、市場は反発のきっかけを掴めず、ズルズルと下落する可能性が高
そうです。

なお、200日移動平均線付近では、上述のきっかけがなくとも、テクニカルリ
バウンドを狙った買いが入るとみています。

ここまでの相場の下落で、個人信用客を中心に追証発生、若しくは、回避に向
けた買い建て玉の整理売りや、代用有価証券の換金売りが断続的に出ていると
観測されます。

このため、環境関連を中心にした材料株に関しては、この追証絡みの投げ売り
が一巡するまでは、反発し難いと考えます。

また、それぞれの材料株に関しては、25日移動平均線を下回って推移する限り、
需給悪が続くことでしょう。同時に、同線が戻りメドとして強く意識される見
通しです。

日経平均に関しては、５日移動平均線（13日現在、9339.44円）を上回らない
限り、反発機運が高まることはないでしょう。そして、上回った場合でも、25
日移動平均線（同、9736.42円）が戻りメドとして、強く意識される見通しで
す。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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13日のＩＰＯレシオは41.43と、前週末から35.36ポイントの連日の急低下です。
低下は５日連続です。５日間で128.01ポイント低下しました。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は94.12と、こちらは４日連続で低下しました。

ＩＰＯレシオは、５日移動平均線を下回り、且つ、５日移動平均線は下降中で
す。

この結果、６月30日からの上昇局面は７月６日にピークアウトしたことが確認
されました。

今後、５日移動平均線が上昇転換するまで、直近ＩＰＯ市場は調整色を強める
見通しです。

一方、３市場売買代金は前週末から15億円減少し393億円でした。売買代金が
低迷していることはネガティブ材料です。

なお、主要３指数は全面安でした。

日経ジャスダック平均は５日続落です。終値（確報）は、前週末比25円95銭安
の1162円55銭でした。

ジャスダック市場の売買代金は概算で127億円と、前週末の144億円から低下し、
７月の最低水準となっています。

東証マザーズ指数は３日続落しました。

大証ヘラクレス指数は５日続落です。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、13日現在359
.01ポイント、雲上限は489.70ポイントと、その幅は130.69ポイントと分厚い
です。

少なくとも、雲を上抜けない限り、新興市場の本格的な上昇は確信が持てる状
況ではない点には、引き続き、注意したいところです。

今後、売買代金の増加を伴って上昇基調が続くようなら、ここまで売り叩かれ
た市場でもあり、雲上抜けの可能性は決して低くはないとみています。

雲上限を突破したら、マザーズ市場の騰勢が加速すると考えています。

なお、目先については、終値は388.39ポイントですので、５日移動平均線（13
日現在、437.61ポイント）を、割り込んでいます。

また、パラボリックも売り転換（ＳＡＲ469.17ポイント）しています。

同線を割り込み、パラボリックも売り継続となっているため、東証マザーズ指
数は、短期的な調整局面に入ったとみています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 編集後記
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ようやく麻生首相が総選挙を決断しました。首相は来週21日にも衆院を解散し、
衆院選投開票日を８月30日にするようです。

これで、総裁選前倒しの議論は後退し、「麻生降ろし」の動きが鎮静化するか
どうかが注目されます。まあ、都議選の結果をみる限り、麻生首相で選挙しよ
うが、他の人間で戦おうが、大勢に影響はないでしょう。

おそらく、小泉元首相による郵政選挙と全く逆の結果が出るとみています。

こうなったら、民主党を中心とした勢力が衆院で３分の２の議席を獲得して、
必要な政策はすべて実現させる状況になった方が、株式市場にはポジティブで
すね。

何も決まらないネジレ国会から、民主党の独裁国会の誕生をキボンヌです。

（藤井英敏）

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