Friday, October 17, 2008

「カブ知恵」発、米株上昇を好感、日経平均も反発�

--メルマガピックアップ------------------------------------------------------

10秒で読むあらすじ
http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/15730/
医者に頼らない生活はじめてみませんか
http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/15742/

----------------------------------------------------------------------------

************************************


「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年10月17日発行

http://www.kabutie.co.jp/
************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 相場概況(新興市場)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日経225 8693.82 235.37 2.78%
TOPIX 894.29 29.77 3.44%
日経JASDAQ 1084.06 5.76 0.53%
J−Stock 910.73 25.93 2.93%
マザーズ 310.76 6.89 2.27%
ヘラクレス 474.74 2.33 0.49%
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 相場概況(主力株)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
17日の日経平均は前日比235.37円高の8693.82円、高値は9時16分の8763.71円、
安値は10時30分の8539.51円。東証一部の売買代金は1兆9690億円、値上がり
銘柄数は1392銘柄、値下がり銘柄数は272銘柄、変わらずは50銘柄だった。

16日のNYダウは前日比401.35ドル高の8979.26ドルで取引を終えた。マクロ
指標悪化や大手金融の赤字決算で380.24ドル安となったが。その後、急速に買
い戻された。9月の鉱工業生産指数が前月比2.8%低下と、74年以来、34年ぶ
りの下落率となった。10月のフィラデルフィア連銀の製造業景況感指数はマイ
ナス37.5と前月のプラス3.8から急低下し、90年以来の低水準に落ち込んだ。
NY円相場は大幅反落した。前日比1円60銭円安・ドル高の1ドル=101円50-60
銭で取引を終えた。

前場の日経平均は、米株反発と円安を素直に好感した。ブルームバーグが「ア
ムバック・フィナンシャル・グループなど米金融保証会社は不良資産を政府に
売却する許可を財務省に申請することを計画している。」と報じたことが市場
に伝わったことも好材料視された。しかし、積極的に上値を追う投資主体が不
在で、相場の上値は重く、前引けにかけ伸び悩んで取引を終えた。

後場に入っても、大きな動きはなかった。結局、後場の日経平均は前場の取引
レンジ内で、もみあった。週末であり、今晩の米国株式市場動向を見極めたい
とのムードが強く、積極的なポジション・テイクは控えられたようだ。

東証33業種では、電気・ガス、金属製品、情報・通信、水産・農林、食料品、
小売、繊維製品、パルプ・紙、建設、空運、化学、鉄鋼、倉庫・運輸、保険、
証券、商品先物、サービスなどが値上がりした。一方、海運、ゴム製品、その
他製品、卸売の4業種が値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップはエス・サイエンス(5721)、2位は
新神戸電機(6934)、3位はMUTOHホールディングス(7999)。一方、値
下がり率トップは新井組(1854)、2位はNISグループ(8571)、3位はテ
ィラド(7236)。

個別銘柄動向は以下の通り

新神戸電機(6934)、09年3月期、営業利益の上方修正と増配を好感
479円 79円高
 16日、09年3月期通期連結業績の修正と増配を発表した。営業利益の上方修
正と増配が好感された。経常利益55億円、当期純利益30億円は従来予想を据え
置いた。売上高は従来の820億円を800億円に下方修正した。営業利益は同65億
円を67億円に上方修正した。第2四半期累計期間においては、製法転換による
原価低減と高付加価値製品への製品転換が進んだこと及び原材料価格が低下し
たこと等により連結・個別ともに増益の見通しだが、通期においては今後の世
界経済が極めて厳しい状況になると予想されることに加え自動車業界において
も生産の減少懸念等の理由により、上記の予想とした。配当金は、中間・期末
ともに1株当たり5.00 円で年間10.00 円を予定していたが、第2四半期並び
に通期業績を勘案し、中間配当並びに期末配当を直近予想から1.00 円増配の
1株当たり6.00円とし、年間12.00 円に修正した。

大正製薬(4535)、09年3月期通期連結業績、営業・経常利益上方修正を好感
1853円 127円高
 17日12時5分、09年3月期通期連結業績の修正を発表した。営業利益と経常
利益の上方修正が好感された。売上高は従来の2520億円を据え置いた。当期純
利益は同225億円を105億円に下方修正した。一方、営業利益は同330億円を355
億円へ、経常利益は同375億円を390億円へ、それぞれ上方修正した。売上高に
ついては、セルフメディケーション事業の売上高は当初予想を上回った。主力
のドリンク剤「リポビタンシリーズ」は8月前半まで堅調に推移したが、同月
後半からの天候不順により伸び悩み、前年比微増となった。風邪薬「パブロン
シリーズ」、壮年性脱毛症における発毛剤「リアップシリーズ」等は順調に推
移した。医薬事業の売上高は、薬価改定の影響などがあり前年比減少したが、
ほぼ期初計画通りの推移だった。利益については、上記売上高の状況に加え、
販売費及び一般管理費が当初計画を下回ったことなどから、営業利益、経常利
益とも期初予想を上回る見込み。純利益は、第2四半期末に株式評価損等(連
結133億円、個別136億円)の特別損失を計上するため期初予想を下方へ修正し
た。

三菱製鋼(5632)、第2四半期連結累計期間連結業績の上方修正を好感
241円 24円高
 17日12時、09年3月期第2四半期連結累計期間連結業績の上方修正を発表し
た。これが好感された。売上高は従来の680億円を750億円へ、営業利益は同60
億円を88億円へ、経常利益は同58億円を84億円へ、四半期純利益は同32億円を
40億円へ、それぞれ上方修正した。売上面では原材料価格高騰に対応した売価
改善による売上増、及び機器装置事業の売上増があり、利益面では売価及びコ
ストの改善が進み、更に在庫評価益も加わったことにより、第2四半期累計期
間の業績が08年4月28日に公表した数値を上回る見込みになった。なお、通期
の業績予想は、第2四半期決算発表時(10月30日)に開示を行う予定。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
週刊株式情報レポート「ビジョン」のご案内

若林栄四が入手・分析した情報をベースに独自の指数分析・チャート分析を加
え、株式市場の見通しから個別銘柄まで網羅したレポート

若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
ンド・マネジャーの間でも注目されている。

Visionサンプルご希望の方は、
「お問い合わせ」フォームに「Visionサンプル」とご記入の上
Emailの場合は、氏名、Eメールアドレス、ご連絡先
郵送の場合は、氏名、ご住所、ご連絡先を入力のうえ送信してください。

詳細/サンプル/申込はこちら http://www.wakafxinfo.com/vision.php

週刊株式情報誌「Vision」は、投資顧問契約に基づく会員レポートです。お申
込みに際しては、『契約締結前の書面』のご確認と『投資顧問契約書』の手交
が必要となります。また、このレポートは皆様の投資の一助となることを目的
として作成されておりますが、元本を保証するものではありません。投資の最
終判断はご自身の責任で行うようお願い申し上げます。

(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1698号
社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 今後の相場イメージ(主力株)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
未曾有の世界的な金融危機は、3連休以降の一連の国際協調により、徐々に終
息に向かう見通しだ。しかし、公的資金による資本注入が行われたからといっ
て、銀行がすぐに融資に積極的になるわけではない。このため、実体経済に今
回の金融危機の影響が深刻化しないように、先進国中心に景気刺激対策が講じ
られる公算が大きい。

震源地である米国、その影響をモロに被った欧州はもちろん、輸出で経済が支
えられている日本も同様だ。なお、世界の株式市場は、早くも、その具体化を
催促する動きとなっている。この動きは来週も継続する可能性は残る。

なお、サブプライム問題に端を発した今回の金融危機で、金融機関が最も痛ん
でいないのが日本だ。これは為替市場での円高圧力として作用する見込みだ。
しかし、足元では、対ドルでの円高が進んでいない。これに関しては、私は、
政府・日銀による協調的な為替介入が実施されているからだ、とみている。利
下げで協調できなかった日本は、ドル買い支えで国際貢献するのだろう、と考
えている。

過度の円高は日本の輸出企業に打撃となる。ただでさえ、欧米景気減速で数量
の伸びが期待できないところにもってきて、為替による価格上昇ということに
なれば、ダブルパンチで輸出企業の収益は大幅に落ち込む可能性が高い。しか
し、予想通り協調介入が行われ、円高が一服するなら、これは東京株式市場の
サポート要因になると考える。

また、予想通り介入していたとしたら、介入した外貨準備は、新たに発行され
る米国債の購入資金に充当される。米国は今回の危機対応や今後の景気対策で
ファイナンスが必要だ。つまり、政府・日銀の為替介入は間接的な米国に対し
ての金融支援となり得る。

なお、10月16日、ロイターが、「マネックスグループの松本大社長は16日、ロ
イターとのインタビューに応じ、日経平均が8400円台まで急落するなど国内株
式が大幅に下落している中で、個人投資家からの証券口座の開設の申し込みが
通常の5倍程度に急増しているという現象が起きていることを明らかにした。
株価下落で損失を抱えている既存の個人株主とは対照的に、安値とみた新規購
入者が増大しているとみられる。」と報じている。このように新たな投資家が
続々と誕生している。新たな買い手の誕生も、株式市場を下支えしよう。

確かに、ボラティリティーが高止まりしているため、予断の許せない投資環境
だ。しかし、対ドルで円高が進んでいないこと、世界各国の政策当局が株安を
望んでいないこと、金融システム破綻危機期に関しては一定の対策が講じられ
たこと、そして、新たな買い手が続々誕生していること、などを背景に、来週
以降の相場は反発基調を強めるとみている。日経平均の想定レンジは8300円〜
9600円程度。今週高値9601.30円を、もし上抜ければ、騰勢に弾みが付くとも
みている。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 相場概況(新興市場)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
17日の新興3市場は全面高。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数、大証
ヘラクレス指数は揃って、反発した。

個別では、ニューディール(4740)、ウィーブ(2360)、エルクエイト(3247)、A
S−SZKi(1995)、ネクサス(2799)、ピーエイ(4766)、santec(6777)、
駐車場総合研究所(3251)、ニューテック(6734)、シード(7743)、サイバーファ
ーム(2377)、ゼンケンホールディングス(2446)、オートウェーブ(2666)、メデ
ィアクリエイト(2451)、ディア・ライフ(3245)、ナノキャリア(4571)などの値
上がりが目立つ。

一方、クロニクル(9822)、メデカ ジャパン(9707)、セイクレスト(8900)、エ
ルゴ・ブレインズ(4309)、ダイイチ(7643)、ソリトンシステムズ(3040)、クオ
ンツ(6811)、大電社(9907)、ジェイ・エスコムHD(3779)、ルーデン・ホール
ディングス(1400)、タカラバイオ(4974)などの値下がりが目立つ。

個別銘柄動向は以下の通り

DAC(4281)、08年11月第3四半期連結、28%営業増益を好感
24500円 2570円高
 16日に発表した、08年11月第3四半期連結業績は、売上高331億9900万円(前
年同期比18.5%増)、営業利益9億7000万円(同28.1%増)、経常利益9億4300
万円(同20.1%増)、四半期純利益3億8900万円(同182.5%増)だった。この第
3四半期時点での28%営業増益が好感されたようだ。インターネット広告市場
の堅調な拡大基調を背景に、取扱案件が増加し、売上高は好調に推移した。な
お、同社は、インターネット広告関連業界は、事業環境の変化が激しく、不確
定要素が大きいとして、通期予想を公表していない。

eBASE(3835)、09年3月期中間期連結業績の上方修正を好感
190000円 10000円高
 16日、09年3月期中間期連結業績予想の上方修正を発表した。これが好感さ
れた。中間期連結業績予想を、売上高4億2200万円(前回予想比11.6%増)、営
業利益1億5900万円(同65.6%増)、経常利益1億6100万円(同64.2%増)、当期
純利益9400万円(同70.9%増)に、それぞれ上方修正した。食品スーパーを中心
とした"小売企業"への「FOODS eBASE」の販売が堅調に推移したことが寄与
した。また、前年度よりスライドした案件が売上計上されたことや3四半期以
降の案件の売上計上が前倒しになったことなどにより、売上高は前回予想を上
回る見込み。利益面においても、売上高の増加等に伴う利益が大幅に増加した
為、前回予想を上回る見込み。なお、通期の業績予想については、日本経済や
業界環境等の同社を取り巻く環境が不透明であるとして、変更しなかった。

ミクシィ(2121)、日興シティの投資評価引き上げが買い手掛かり
642000円 12000円高
 日興シティグループ証券は、直近の株価の下落を受け、同社の投資評価を従
来の「売り(スペキュラティブ)を「中立/スペキュラティブ(2S)」に引き上げ、
ターゲットプライスは業績予想の見直しに伴い722000 円に引き下げたそうだ。
この投資判断の引き上げが買い手掛かりになったと観測される。7−9月期業
績は、広告収益はPC、モバイルとも堅調だという。モバイルは7月に単価を引
き上げているが、広告主には受け入れられているもようだとも。新規事業では
モバイルコンテンツが好調で、音楽サービスの不調をカバーしているとのこと
で、中間期の営業利益計画17億円に対し、19〜20億円程度が着地点と日興シテ
ィではみているもよう。会社側によれば10-12 月期の広告需要も堅調で、今の
ところ景況感の悪化の影響は受けていないと想定されるそうだ。ローテーショ
ンバナーは不調としても、ブランディングバナー、タイアップ、モバイルでカ
バーしていると考えられるという。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
17日のIPOレシオは126.83と前日の121.43から5.4ポイント上昇した。上昇
は前日比変わらずを挟んで5日連続。IPO5日移動平均線は88.04と、こち
らは6日連続の上昇。直近IPO市場は堅調さを保っている。

IPOレシオが5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き
だ。この傾向が続く限り、直近IPO市場は堅調さを維持する見通し。だが、
新興市場自体のボリュームは一向に増加してこない。売り物薄の中、小口の買
いで堅調さを維持しているに過ぎず、中身は乏しいと考える。

このため、直近IPO銘柄群が公募価格や初値をドンドン上抜いて、活況相場
になる展開は想定し難い。むしろ、ある程度戻り、ボリュームが若干増加した
場面が、直近IPO銘柄の目先の天井となる公算が大きいとみている。

一方、3市場売買代金は前日から65億円減少して242億円となった。主要な株
価指数は軒並み上昇したが、中身の乏しい反発だった様子が窺える。ここまで
の世界的な株価暴落を経て、個人投資家はリスクに対して非常に神経質になっ
ていると推察される。

また、新規で参入する個人投資家の興味は、PBR1倍付近まで叩き売られた
東証一部の大型優良株に集まっていると考える。つまり、新興市場の積極的な
買い手は当分出現しない可能性が高く、流動性枯渇状況は継続しよう。また、
中長期的な先高観も強まる可能性も低いとみる。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ IPO情報
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
IPOスケジュールはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.kabutie.co.jp/ipo/ipo.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 編集後記
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しかし、今週は凄まじい乱高下でした。日経平均は14日が1171.14円高、15
日が99.90円高、16日が1089.02円安、そして、17日が235.37円高でした。
乱高下の末、日経平均は結局、417.39円(5.0%)上昇しました。しかし、週
初に急騰した記憶が残り、上がったという印象が残らない一週間ですね。逆
に、オイオイ、結構下がったんじゃないのという感じです。ですが、16日の
史上第2位の下落率でも、10日の8115.41円を割り込まなかったことは、テ
クニカル的に意義深いですね。10日を1番底、16日を2番底とした動きを期
待したいものです。ネックラインは15日の9601.30円です。これをブレイク
できるかが、今後、数週間の注目ポイントです。

(藤井英敏)

★*********************************★
【等幅フォントで御覧ください】
フォントの設定をWindowsは「MSゴシック」、Macは「Osaka-等幅」等として
いただきますと見やすくご覧いただけます。
<Outlook Express の場合>
メニューから「ツール」−「オプション」−「読み取り」−「フォント」
で「MSゴシック」をお選びください。
★*********************************★
『「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 』は(株)カブ知恵(以下、当社)
が発行するメールマガジンです。本メールマガジンは客観的情報の提供を目的
としており、投資等の勧誘または推奨を目的としたものではありません。各種
情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものでは
ありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一
切責任を負いかねます。また、当社が提供するすべての情報について、当社の
許可なく転用・販売することを禁じます。
★**********************************★

★お問合わせ先はこちらをご参照ください。
 E−MAIL:info@kabutie.co.jp

★発行 株式会社 カブ知恵 < http://www.kabutie.co.jp/ >

★**********************************★
メルマガ相互紹介募集中!
お問い合わせは info@kabutie.co.jp まで!!
★**********************************★

----------------------------------------------------------------------------
↓簡単解除URL↓
http://merumaga.yahoo.co.jp/?action=G_unsubs_chk&code=BfsxPTk0WjWF7G7Y2a3NjSTxphQ51vSNCkRNR_k5ghxKyRTVpDH9SJbMrxbKoJeDOM.C3HqDMs876cBfQVsHwTEH&
※このメルマガの読者登録を解除したい場合は、上のURLをクリックしてください。
----------------------------------------------------------------------------
このメルマガは、Yahoo!メルマガのメール配信システムから配信しています。
Yahoo!メルマガ http://merumaga.yahoo.co.jp

利用規約に違反する内容や行為を発見した場合は、以下のフォームからご連絡ください。
http://merumaga.yahoo.co.jp/?action=Abuse&MMId=147

Thursday, October 16, 2008

「カブ知恵」発、米株暴落を嫌気、日経は史上第2位の下げ率�

--メルマガピックアップ------------------------------------------------------

ペットへの遺産相続大作戦
http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/15689/
johnny's−(∀)★跳
http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/15711/

----------------------------------------------------------------------------

************************************


「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年10月16日発行

http://www.kabutie.co.jp/
************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 相場概況(新興市場)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日経225 8458.45 -1089.02 -11.41%
TOPIX 864.52 -90.99 -9.52%
日経JASDAQ 1078.3 -28.01 -2.53%
J−Stock 884.8 -47.34 -5.08%
マザーズ 303.87 -12.73 -4.02%
ヘラクレス 472.41 -26.25 -5.26%
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 相場概況(主力株)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
16日の日経平均は前日比1089.02円安の8458.45円、高値は始値の9400.85円、
安値は大引け値。東証一部の売買代金は2兆1757億円、値上がり銘柄数は87銘
柄、値下がり銘柄数は1611銘柄、変わらずは16銘柄だった。

15日のNYダウは前日比733.08ドル安の8577.91ドルと、下げ幅は9月29日に
次ぐ過去2番目の大きさとなった。10月のニューヨーク連銀景気指数がマイナ
ス24.6と大幅に悪化したことや、9月の小売売上高は前月比1.2%減と市場予
想の0.7%減よりも悪化したこと、地区連銀経済報告(ベージュブック)が総
括判断として、「すべての地域で経済活動が弱まった」と指摘したこと、など
が嫌気された。NY円相場は4日ぶりに急反発した。前日比2円10銭円高・ド
ル安の1ドル=99円90銭-100円ちょうどで取引を終えた。

米株急落、円高を嫌気し、東京株式市場では寄付きから売りが殺到した。大証
の日経平均先物12月物は9時9分に8300円で値が付いた後はサーキットブレー
カーが発動され、9時9分から15分間取引が停止された。先物の取引再開後は、
相場全体がやや下げ渋り、下げ幅を縮小させた。前場後半から東京外国為替市
場で1ドル=100円台へ、円相場が円安方向に動いたことが、相場を下支えし
たようだ。

後場に入ると、昼休み中に、「政府は、今日の18時15分から、追加経済対策に
ついて首相官邸で会議を行う」と伝わったことで、12時48分に8730.63円を付
けたが、その後は上値の重さが嫌気され、大引けにかけ下げ幅を拡大させた。
CME Globexで米株価指数先物が軟調に推移したことも嫌気された。日経平均の
下落率は11.41%と、53年のスターリン暴落の10%を超え、87年10月のブラッ
クマンデーの14.90%に次ぎ過去2番目となった。

東証33業種では、値上がりはゼロ。一方、海運、鉱業、卸売、石油・石炭製品、
精密機械、証券、商品先物、金属製品、非鉄金属、ガラス・土石、機械、電気
機器、鉄鋼、不動産、銀行、保険、その他金融、建設などの値下がりが目立つ。

個別では、東証一部の値上がり率トップは新井組(1854)、2位はシーズクリ
エイト(8921)、3位は廣済堂(7868)。一方、値下がり率トップは日本アジ
ア投資(8518)、2位はワコム(6727)、3位はDOWAホールディングス(
5714)。

個別銘柄動向は以下の通り

サンヨーハウジング名古屋(8904)、自己株式取得枠拡大を好感
57500円 5000円高のストップ高買い気配
 15日、現在の自己株式の取得状況、市場環境等を総合的に勘案し、自己株式
取得枠を拡大すると発表した。これが好感され、買い物が殺到した。取得する
株式総数上限は従来の1000株(発行済株式総数に対する割合0.86%)を4000株(
同3.44%)へ、取得価額の総額上限は同1億2000万円を4億円へ、それぞれ枠
を拡大した。取得期間は08年9月5日から08年11月21日まで。同時に発表した
09年8月期通期連結業績予想は、売上高は476億3100万円(前期比10.1%増)、
営業利益は35億5100万円(同7.0%増)、経常利益は35億5100万円(同4.9%増)、
当期純利益は20億6600万円(同5.4%増)の見通し。

ドトール・日レス(3087)、09年2月期通期連結業績、増収・2桁営業増益見込
を好感
1334円 57円高
 15日、09年2月期通期連結業績予想を発表した。増収・2桁営業増益が好感
された。売上高は1078億1700万円(前期比6.4%増)、営業利益は110億9600万円
(同10.9%増)、経常利益は116億5400万円(同11.7%増)、当期純利益は65億390
0万円(同19.9%増)の見通し。なお、中間期は、立地を厳選してグループ全体
で38店舗(FC店舗含む)を新規に出店するとともに既存事業の再強化を行った。
また、将来的なフランチャイズ化を前提とした新規業態の立ち上げや一部消耗
品の共同調達の開始、さらに洋菓子製造卸の100%子会社を設立するなど、次
のステップへ飛躍できる基盤固めに取り組んだ。

ソネット・エムスリー(2413)、独でポータルサイト開設、メビックスと提携が
買い材料
317000円 18500円高
 16日付け日経産業新聞は、「医療情報サイト運営のソネット・エムスリーは
15日、30%出資して4月に設立したドイツの合弁会社メドクォーター(ミュン
ヘン)を通じ、医師向けの医療情報ポータルサイトを同日開設したと発表した。
医師向けコミュニティーサイトで独最大手のエルツテナハリヒランディーンス
ト・フェアラークス(ハンブルク)とも提携し、同社のサイトを使って年内にも、
エムスリーの顧客である製薬会社の医薬品情報提供などを始める。」と報じた。
これが買い材料になった。また、16日11時、メビックス(3780)は、ソネット・
エムスリーと、エビデンス構築を目的とした、臨床研究および疫学研究の共同
支援サービスに関する業務提携契約を、08年10月16日付で締結したと発表した。
これも買い材料となったようだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
週刊株式情報レポート「ビジョン」のご案内

若林栄四が入手・分析した情報をベースに独自の指数分析・チャート分析を加
え、株式市場の見通しから個別銘柄まで網羅したレポート

若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
ンド・マネジャーの間でも注目されている。

Visionサンプルご希望の方は、
「お問い合わせ」フォームに「Visionサンプル」とご記入の上
Emailの場合は、氏名、Eメールアドレス、ご連絡先
郵送の場合は、氏名、ご住所、ご連絡先を入力のうえ送信してください。

詳細/サンプル/申込はこちら http://www.wakafxinfo.com/vision.php

週刊株式情報誌「Vision」は、投資顧問契約に基づく会員レポートです。お申
込みに際しては、『契約締結前の書面』のご確認と『投資顧問契約書』の手交
が必要となります。また、このレポートは皆様の投資の一助となることを目的
として作成されておりますが、元本を保証するものではありません。投資の最
終判断はご自身の責任で行うようお願い申し上げます。

(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1698号
社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 今後の相場イメージ(主力株)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
連休中の金融危機への世界各国の政策協調で金融システム崩壊の危機がいった
ん後退した。しかし、市場は早くも暴力的に、財政出動等による景気刺激策の
具体化を求めているようだ。米国は大統領選挙を控えており、わが国も総選挙
が早晩行われる公算が大きい。15日の米国株式市場や本日の東京株式市場の暴
落は、政治的なスケジュールの関係で、景気刺激策を早期に行うことが難しい
ということを理解した上での市場の政策当局への恫喝と言えよう。

16日15時11分、ロイターは、「内閣府は16日、追加経済対策に関する政府・与
党会議を午後6時15分から首相官邸で行い、会議終了後に与謝野馨経済財政担
当相が記者会見を行うと発表した。」と報じた。なお、14時42分、日経速報ニ
ュースは、「麻生太郎首相は16日午後の予算委員会で、追加経済対策に伴う赤
字国債発行の可能性について「今の段階で、最初から発行する前提で計画を組
ませている訳ではない」と述べ、今後の議論次第では柔軟に対応するとの考え
を改めて示した。追加経済対策の内容に関しては「中小企業の資金繰りが厳し
い」として資金繰り支援策の拡充を示唆した。」と報じている。

追加の対策に関しては、二次補正予算が組む必要があるが、15日、日経速報ニ
ュースは、「麻生太郎首相は15日午前の参院予算委員会で、定額減税など追加
的な景気対策を盛り込む第二次補正予算案について「物理的に国会の日程や(
与党)税制調査会の論議などをみた上でないといかがかと思う」と述べ、今国
会での提出は困難との見方を示した。」と報じている。ということは、本日発
表される対策は、財政支出を伴わない対策になるか、若しくは、対策のお題目
を並べて、具体化は総選挙後となる見通しだ。財政支出を伴わない対策を市場
が好感する可能性は低く、また、具体化が遅れるということになれば、それも
市場は失望する公算が大きい。

ところで、市場の一部では、ドル買い・円売り非不胎化介入実施への期待が囁
かれているようだ。財政が逼迫しているわが国は、財政出動を伴わない金融政
策で対応するという読みだろう。

非不胎化介入とは、介入で市場に供給した資金を吸い上げず、そのまま市場に
放置しておく手法のことだ。通常の介入では、日銀が「円売り介入」を行った
場合、介入により市場に出回った円を日銀は市場から吸い上げる(不胎化)。
なぜなら、市場から円を吸い上げないとマネーサプライに影響を与えてしまう
からだ。

しかし、非不胎化介入なら、マネーサプライの増加を放置することにより、イ
ンフレ期待を高める効果があるのだ。仮に、非不胎化介入を実施した場合、日
銀がドルを市場で買い支え、円急騰が回避される。この結果、輸出企業の為替
面での打撃を抑えられる。また、欧米金融機関の不良債権処理による世界的な
デフレ圧力を非不胎化によるインフレ効果で相殺させることで、国内のデフレ
圧力が緩和できると同時に、マネーサプライ増加による金融緩和効果も期待で
きる。さらに、この実施には予算措置が不要なのだ。

政府・日銀が、現段階で、この禁じ手を実施するかどうかは不明だ。しかし、
万が一、この方向で国際金融協調・貢献を背景に、景気対策の一環として政府
・日銀が動くなら、少なくとも、東京株式市場は好感するだろう。逆説的に言
えば、大規模な財政出動による需要創出や減税以外では、ここまで非常識な政
策を打たないと、市場の動揺は収まらないところまできているとみておく必要
がありそうだ。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 相場概況(新興市場)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
16日の新興3市場は全面安。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数、大証
ヘラクレス指数は揃って、3日ぶりに反落した。

個別では、カウボーイ(9971)、ケイティケイ(3035)、クロニクル(9822)、
クリムゾン(2776)、トランスジェニック(2342)、ウィーヴ(2360)、リア
ルビジョン(6786)、トラベラー(9838)、ダイイチ(7643)、シャクリー・
グローバルG(8205)、アドバックス(4749)、GDH(3755)、ゴルフダイ
ジェスト・オン(3319)、和興エンジニアリング(1756)、プロデュース(62
63)、ネクサス(2799)、メディネット(2370)などの値上がりが目立つ。

一方、Human21(8937)、ニューディール(4740)、メディアクリエイト(2
451)、ライフフーズ(3065)、エルクリエイト(3247)、ダヴィンチHD(431
4)、IMV(7760)、日本ラッド(4736)、MAGねっと(8073)などの値下がり
が目立つ。

個別銘柄動向は以下の通り

オリコン(4800)、09年3月期中間期連結業績の上方修正を好感
18690円 990円高
 15日、09年3月期中間期連結業績予想の上方修正を発表した。これが好感さ
れた。中間期連結業績予想を、売上高24億3300万円(前回予想比1.0%増)、営
業利益2億2700万円(同51.3%増)、経常利益1億6300万円(同48.2%増)、中間
期純利益2億6800万円(同8.1%増)に、それぞれ上方修正した。WEBメディ
ア事業おいて、ヤフー(4689)が運営する「Yahoo! JAPAN」およびミクシィ(212
1)が運営する「mixi」への同社グループのエンタテインメント系ニュース提供
を継続的に強化したことによって同社グループサイトへのユーザー誘導が促進
され、WEB広告の販売が好調に推移し、第1四半期に引き続き、第2四半期
も計画を上回る見込みとなった。また、着うたフルについては、売上の増加が
第2四半期に入って顕著となり、さらに9月からはユニバーサル ミュージッ
クおよびエイベックス(7860)の楽曲が加わったことも影響して、期初の計画を
上回る見込みとなった。なお、通期予想については、現在、精査を行っており、
08年11月11日に予定している第2四半期決算発表時に公表する予定。

野村マイクロ(6254)、09年3月期中間期連結業績の上方修正を好感
362円 22円高
 15日、09年3月期中間期連結業績予想の上方修正を発表した。中間期連結業
績予想を、売上高123億2400万円(前回予想比2.0%増)、営業利益4億7400万円
(同91.1%増)、経常利益3億4900万円(同49.1%増)、中間期純利益1億6200万
円(同68.8%増)に、それぞれ上方修正した。下期に予定していた韓国での消耗
品売上が取引先の要請により前倒しで実現したことや、中国・台湾での大型装
置案件において部材・機器などの納入が予定よりも早まったこと等により工事
進捗が進み、同地域の装置売上が増加したことが寄与した。また、販管費を削
減したことも利益を押し上げた。なお、通期の業績見通しについては、依然半
導体・液晶関連企業の設備投資が不透明であることに加え、為替相場の先行き
も予想が困難なことから、08年9月17日に発表した業績予想は変更しなかった。

メディネット(2370)、Tregに対するモノクローナル抗体取得が買い材料
8460円 1000円高のストップ高買い気配
 15日、「レギュラトリーT 細胞を標的とした免疫抑制解除法の確立」に係る
研究において、レギュラトリーT 細胞(以下、Treg)の免疫抑制解除が期待され
るモノクローナル抗体を取得したと発表した。これが買い材料となった。免疫
抑制状態に関与しているTreg は、主に自己免疫疾患等に関係するnaturally o
ccurring Treg と、腫瘍免疫に関係するinduced Treg(以下、iTreg)の2 種類
に大きく分類される。同社は、これまでの実験・研究を通じて、ヒトiTreg 特
異的と思われる細胞表面分子を同定し、それに対するモノクローナル抗体を取
得することができたという。ヒトiTreg に対するモノクローナル抗体の取得は
世界初であるという。今般取得したモノクローナル抗体を用いることで、免疫
療法の効果を高める新たな治療法の開発が期待されるという。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
16日のIPOレシオは121.43と前日から19.26上昇した。上昇は前日比変わら
ずを挟んで4日連続。IPOレシオ5日移動平均線は67.41と、こちらは5日
連続で上昇した。IPOレシオが5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平
均線が上向きのため、直近IPO市場には多少資金が流入している様子が窺え
る。

しかし、商いの増加が確認できない中での上昇のため、売り物薄の中をスルス
ルと値を戻しているに過ぎないとみている。直近IPO銘柄の多くは、初値・
公募価格を下回った状況だ。需給は非常に悪いとみておく必要がある。

通常のIPOレシオの天井は、経験則上120〜150程度で打つものだ。既に、そ
のレベルまで達したことで、今回のレシオの戻りもそろそろ終了の公算が大き
いと考える。

一方、3市場売買代金は307億円と前日と同額だった。本日の新興市場の主要
な株価指数は全面安だった。日経ジャスダック平均が2.53%、東証マザーズ指
数が5.26%、大証ヘラクレス指数が5.26%の下落だ。日経平均が11.41%もの
下落をしたことを考えると、新興市場の下落は相対的に小さかった。

これは外部環境悪化と円高で輸出企業の収益悪化懸念が強まったことで、東京
株式市場に売り圧力が強まったが、相対的に内需系企業の多い新興市場への売
り圧力が弱かったためと、理解している。

だが、ボリュームが一向に盛り上がらない。新興市場には一向に資金が流入せ
ず、流動性枯渇が継続している。このため、先高観が強まる状況ではないとも
みている。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ IPO情報
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
IPOスケジュールはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.kabutie.co.jp/ipo/ipo.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 編集後記
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最近の株式市場は非常に短気でヒステリックですね。せっかく、世界の政策
当局者が休日返上で金融危機回避のパッケージを纏め上げ、着々と実行して
いるのに。「これじゃあ、足りん!実体経済は今後ますます悪化するのを分か
っているのか?今すぐに、大規模景気対策を実行しないと、ガンガン下がっ
ちゃうよ!大統領選?そんなの関係ねぇ。衆院選挙?そんなの関係ねぇ!」
といった感じでしょうか。まさに駄々っ子ですねぇ。あと、1、2ヶ月待て
ないもんですかね。まあ、これが市場というものなのでしょう。

(藤井英敏)

★*********************************★
【等幅フォントで御覧ください】
フォントの設定をWindowsは「MSゴシック」、Macは「Osaka-等幅」等として
いただきますと見やすくご覧いただけます。
<Outlook Express の場合>
メニューから「ツール」−「オプション」−「読み取り」−「フォント」
で「MSゴシック」をお選びください。
★*********************************★
『「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 』は(株)カブ知恵(以下、当社)
が発行するメールマガジンです。本メールマガジンは客観的情報の提供を目的
としており、投資等の勧誘または推奨を目的としたものではありません。各種
情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものでは
ありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一
切責任を負いかねます。また、当社が提供するすべての情報について、当社の
許可なく転用・販売することを禁じます。
★**********************************★

★お問合わせ先はこちらをご参照ください。
 E−MAIL:info@kabutie.co.jp

★発行 株式会社 カブ知恵 < http://www.kabutie.co.jp/ >

★**********************************★
メルマガ相互紹介募集中!
お問い合わせは info@kabutie.co.jp まで!!
★**********************************★

----------------------------------------------------------------------------
↓簡単解除URL↓
http://merumaga.yahoo.co.jp/?action=G_unsubs_chk&code=BfsxPTk0WjWF7G7Y2a3NjSTxphQ51vSNCkRNR_k5ghxKyRTVpDH9SJbMrxbKoJeDOM.C3HqDMs876cBfQVsHwTEH&
※このメルマガの読者登録を解除したい場合は、上のURLをクリックしてください。
----------------------------------------------------------------------------
このメルマガは、Yahoo!メルマガのメール配信システムから配信しています。
Yahoo!メルマガ http://merumaga.yahoo.co.jp

利用規約に違反する内容や行為を発見した場合は、以下のフォームからご連絡ください。
http://merumaga.yahoo.co.jp/?action=Abuse&MMId=147

Wednesday, October 15, 2008

「カブ知恵」発、日経平均は大引けにかけ急速に買われ、2日続伸�

--メルマガピックアップ------------------------------------------------------

1日3分!世界No.1になる営業の技術
http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/15684/
ペットへの遺産相続大作戦
http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/15689/

----------------------------------------------------------------------------

************************************


「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年10月15日発行

http://www.kabutie.co.jp/
************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 相場概況(新興市場)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日経225 9547.47 99.9 1.06%
TOPIX 955.51 -0.79 -0.08%
日経JASDAQ 1106.31 11.09 1.01%
J−Stock 932.14 26.42 2.92%
マザーズ 316.6 13.15 4.33%
ヘラクレス 498.66 9.49 1.94%
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 相場概況(主力株)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
15日の日経平均は前日比99.90円高の9547.47円、高値は14時56分の9601.30円、
安値は13時34分の9269.49円。東証一部の売買代金は2兆3426億円、値上がり
銘柄数は883銘柄、値下がり銘柄数は756銘柄、変わらずは70銘柄だった。

14日のNYダウは前日比76.62ドル安の9310.99ドルで取引を終えた。米政府は金
融機関への公的資金注入や米連邦預金保険公社(FDIC)による新規債務の
保証などを発表した。これを好感して、一時NYダウは406.76ドル高まで上昇し
たが、その後は、利益確定売りと好材料出尽くしの売りを浴び、結局、マイナ
スに沈んだ。シカゴ日経平均先物は9435円大証終値比245円安だった。

前場の東京株式市場では、前日日経平均が戦後最大の上げ幅を記録した反動に
加え、前日のNYダウも反落したことから、売りが先行した。日経平均は一時
前日比プラスに転じる場面もあったが、前引けにかけ売りに押された。

後場に入るとアジア各国・各地域の株式市場が軟調なことや、東京外国為替市
場で1ドル=101円台の円高推移が嫌気され、下げ幅を拡大させる場面があっ
た。しかし、CME Globexで米株価指数先物が堅調に推移していることなどを手
掛かりに、大引けにかけて急速に買い戻された。真偽の程は不明だが、大引け
にかけてのインデックス買いは、信託銀行経由の年金による買いが観測されて
いたという。

東証33業種では、医薬品、食料品、パルプ・紙、空運、小売、電気・ガス、陸
運、サービス、水産・農林、ゴム製品などが値上がりした。一方、海運、鉄鋼、
鉱業、繊維製品、ガラス・土石、輸送用機器、電気機器、卸売、精密機械、そ
の他製品などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップはSFCG(8597)、2位は愛三工業(72
83)、3位はゼクス(8913)。一方、値下がり率トップはシーズクリエイト(
8921)、2位はワコム(6727)、3位は東邦薬品(8129)。

個別銘柄動向は以下の通り

わらべや日洋(2918)、09年2月期連結業績、増収・2桁営業増益と高進捗率を
好感
1282円 200円高のストップ高買い気配
 14日、09年2月期通期連結業績予想を発表した。増収・2桁営業増益が好感
された。売上高は1511億9200万円(前期比6.2%増)、営業利益は49億7400万円(
同24.8%増)、経常利益は48億3300万円(同27.1%増)、当期純利益は25億9300
万円(同52.7%増)の見通し。中間期段階の通期計画に対する進捗率は、売上高
は50.5%、営業利益は63.0%、経常利益は65.9%、当期純利益は63.2%。利益
ベースの高進捗率も好感された。また、同時に、山梨・長野地区の生産拠点集
約による経営効率の改善および山梨地区での惣菜事業等開始にともなう生産能
力拡大を図るため、既存の山梨工場(山梨県韮崎市)および伊那工場(長野県上
伊那郡)を閉鎖し、山梨県南アルプス市に新工場を建設することを決定した、
と発表した。

名糖産業(2207)、自己株式取得を好感
1502円 164円高
 14日、自己株式取得を発表した。これが好感された。取得しうる株式の総数
上限は170万株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合9.3%)、取得価
額の総額上限は28億円、取得期間は08年10月15日〜09年3月25日。

愛三工業(7283)、通期連結業績の下方修正と減配発表で悪材料出尽くし
628円 100円高のストップ高買い気配
 15日11時30分、09年3月期通期連結業績の下方修正と減配を発表した。これ
を受け、悪材料出尽くしの動きとなった。売上高は従来の1870億円を1760億円
へ、営業利益は同90億円を65億円へ、経常利益は同81億円を49億円へ、当期純
利益は同51億円を21億円へ、それぞれ下方修正した。北米、日本を始め世界各
地における主要顧客向けの販売が期初予想を下回る見込みとなったことで、下
方修正した。なお、為替レートは下期1米ドル=100円(通期1米ドル=103)を
想定している。また、09年3月期の配当に関しては、第2四半期末8円、期末
11円、年間19円にする。従来は第2四半期末11円、期末11円、年間22円。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
週刊株式情報レポート「ビジョン」のご案内

若林栄四が入手・分析した情報をベースに独自の指数分析・チャート分析を加
え、株式市場の見通しから個別銘柄まで網羅したレポート

若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
ンド・マネジャーの間でも注目されている。

Visionサンプルご希望の方は、
「お問い合わせ」フォームに「Visionサンプル」とご記入の上
Emailの場合は、氏名、Eメールアドレス、ご連絡先
郵送の場合は、氏名、ご住所、ご連絡先を入力のうえ送信してください。

詳細/サンプル/申込はこちら http://www.wakafxinfo.com/vision.php

週刊株式情報誌「Vision」は、投資顧問契約に基づく会員レポートです。お申
込みに際しては、『契約締結前の書面』のご確認と『投資顧問契約書』の手交
が必要となります。また、このレポートは皆様の投資の一助となることを目的
として作成されておりますが、元本を保証するものではありません。投資の最
終判断はご自身の責任で行うようお願い申し上げます。

(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1698号
社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 今後の相場イメージ(主力株)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
15日の日経平均はほぼ終日前日比マイナスで推移していたが、大引け間際の30
分程度で急速に買い戻され、プラス転換して取引を終えた。買い意欲が非常に
強い様子が窺えた。

テクニカル的には、5日移動平均線(15日現在、9126.45円)を上回っており、
買い方有利の状況が続いている。この状況が続く限り、売り方は苦しい状況で
あり、上振れし易い需給となっているとみておけば良いだろう。

ちなみに明日の対応日は8日の9203.32円だ。明日の終値がこれを上回れば、
5日移動平均線は上向きに転じることになる。そうなるとサポートとしての強
度が高まり、且つ、短期テクニカルは一段と改善する見通しだ。つまり、テク
ニカルリバウンドがさらに発生し易くなると考える。

3連休中の世界各国の協調的な危機対応により、市場の動揺は相当収まった感
が強い。確かに、市場が壊れたのではないかと感じるまでの恐怖と保有するポ
ジションの評価・実現損の膨張を味わい・体験したばかりだけに、多くの投資
家のマインドがすぐに回復するとは思わない。

だが、連休明けの世界の株式市場の急騰をみる限り、パニック的な売りが出難
くなったことも事実だ。徐々に、市場は冷静さを回復してくるとみている。

そうなるとPERやPBR、配当利回りといった通常の株価指標で、いかにも
割安な銘柄を長期スタンスで買おうという動きも徐々に出てくるものと期待で
きる。また、歴史的な低PBRに下落したことをチャンスと捉えた新規の市場
参加者の誕生も見通せるだろう。つまり、長期及び新たな買い手の存在を背景
に、相場は底堅くなっている展開をイメージしている。

一方、ここまでの下落でショートもそれなりに溜まっているとみる。下がらな
い相場つきになれば、売り方が徐々に諦め、カバーを入れてくる公算が大きい
ともみている。そして、その売り方の買い戻しの動きが徐々に加速していき、
リバウンドピッチが加速する展開を想定している。

極度の不安からの相場の揺り戻しは始まったばかりと考える。ベア・ショック
と救済劇実現を起点に始まった今年3月の11691.00円から6月の14601.27円の
日経平均の上昇も、背景は、極度の不安からの揺り戻しだった。

足元では、世界の政策当局がそれぞれのお国事情を横に置いておいて、金融危
機打開で目的を一にして、政策を総動員している。よって、当面は政策に対し
て信頼をおくべき局面とみておきたい。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 相場概況(新興市場)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
15日の新興3市場は全面高。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数、大証
ヘラクレス指数は揃って2日続伸した。

個別では、AS-SZKi(1995)、ライフフーズ(3065)、ニューディール
(4740)、研創(7939)、環境管理センター(4657)、クリエイト・レストラ
ンツ(3387)、アーム電子(6671)、東新住建(1754)、サダマツ(2736)、
テクノアルファ(3089)、オメガプロジェクトHD(6819)、フォーサイド・
ドット・コム(2330)、ぐるなび(2440)、アジアパシフィック総研(4727)、
セレスポ(9625)などの値上がりが目立つ。

一方、カウボーイ(9971)、エルクリエイト(3247)、イチヤ(9968)、プロ
デュース(6263)、ネプロジャパン(9421)、メデカジャパン(9707)、カイ
ノス(4556)、アムスク(7468)、レカムホールディングス(3323)、デジタ
ルアドベンチャー(4772)などの値下がりが目立つ。

個別銘柄動向は以下の通り

鉄人化計画(2404)、09年8月期通期連結業績予想と増配を好感
26160円 3000円高のストップ高買い気配
 15日11時50分、09年8月期通期連結業績予想と増配を発表した。増収・2桁
営業増益と増配が好感された。売上高は74億3000万円(前期比4.4%増)、営業
利益は6億6200万円(同17.4%増)、経常利益は6億2000万円(同17.2%増)、当
期純利益は2億1900万円(同85.0%増)の見通し。カラオケルーム運営事業では、
「カラ鉄NAVI」のバージョンアップとともに、鉄人システムを活用した新
しいタイプの「会員システム」を開始する。これは、客の来店時の利便性を重
視して「カラ鉄NAVI」に「マイ歌本」として200曲、直近の履歴を200曲ま
で登録できる機能のほか、採点による得点と利用時間等を組み合わせたポイン
ト加算機能等、オリジナル性の高いシステム。出店政策としては、引続き、首
都圏を中心に「ミニ鉄人システム」を導入した中小規模の新店を積極的に出店
する。なお、今期においては中間期までに4店舗の出店物件を確保している。
今期の配当に関しては、第2四半期末において1株につき500円、期末におい
て1株につき500円の配当を予定。(前期は年間750円)

ぐるなび(2440)、GSの目標株価29万円への引き上げが買い手掛かり
185000円 30000円高のストップ高買い気配
 ゴールドマン・サックス証券は、同社の投資判断を従来の「中立」から「買
い」へ、今後12 ヵ月の目標株価同220000円を290000円へ、それぞれ引き上げ
たそうだ。直近1 ヵ月で株価は30%下落したが、ファンダメンタルズに大きな
変化はなく、景気抵抗力が高い業態とみられるにも関わらず、売られ過ぎと考
えているという。景況感悪化で飲食店の淘汰・新規参入が進めば、加盟店獲得
を積極的に進める営業戦略により、逆に受注件数の増加につながる可能性が高
まっているそうだ。依然として今09年3月期計画も保守的で、当面の収益拡大
余地は高いとみているもよう。11月7日公表予定の2Q 営業利益は、前年同期比
13%増の8.6億円を予想し、業績上方修正余地が高いとみているという。

アイディーユー(8922)、国際航業ホールディングス出資報道が買い材料
9950円 1000円高のストップ高買い気配
 15日付け日本経済新聞は、「航空測量業2位の国際航業ホールディングス(9
234)は不動産ネットオークション運営のアイディーユー(IDU)に3分の1超
を出資し、筆頭株主となる方針を固めた。IDUが月内にも実施する第三者割
当増資に応じる。国際航業HDは同業3位のアジア航測(9233)に経営統合を提
案しており、同社株式の約13%を実質保有するIDUを傘下におさめ、統合実
現に向けた動きを強める。」と報じた。これが買い材料になった。前場は買い
物殺到で値付かず。なお、会社側は、15日8時51分、「本日、一部の報道機関
において、当社が実施する第三者割当増資に対し国際航業ホールディングス株
式会社が応じる等の報道がなされましたが、当報道は当社として発表したもの
ではございません。なお、この件に関しましては開示すべき事実が決定した場
合、速やかに公表いたします。」とコメントした。また、当該報道を受け東証
は8時20分からIDU株の売買を一時停止し、9時22分に売買を再開した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
15日のIPOレシオは前日の66.07から36.1ポイント上昇して102.17となった。
上場は前日比変わらずを1日挟んで3日連続。IPOレシオ5日移動平均線は
44.47と、4日続伸した。

IPOレシオが5日移動平均線を上回っている上、5日移動平均線が上向いて
いる。直近IPO市場に多少の資金が流入している様子は窺える。しかし、ボ
リュームを伴っていないことから、上昇の持続性には疑問が残る。IPOレシ
オが5日移動平均線を割り込むまでは、反発基調が続くかも知れないが、本格
的な直近IPO銘柄群の急騰相場の到来は期待薄とみている。

一方、3市場売買代金は前日から74億円増加して307億円となった。新興市場
の主要な株価指数は3つとも続伸したが、予想通り、売買代金の増加は伴って
いなかった。中身の乏しい上昇となっている。売り物薄の中を小口の買いで指
数が堅調さを保っているという状況と言えよう。

現在は、中期的な下落局面、若しくは、中期的な底練り相場の中の短期的な反
発局面と認識しておきたい。この低流動性が改善しない限り、新興市場の先高
観が強まることはないだろう。売りたくても売れない市場はもはや健全な市場
とは言えない。もともと機関投資家の関与率は低いが、これでは大口個人の参
加も期待できないだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ IPO情報
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
IPOスケジュールはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.kabutie.co.jp/ipo/ipo.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 編集後記
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
金融危機対策の銀行取引の政府保証、公的資金による銀行への資本注入があ
ちこちで決まったのに、多くの市場関係者や専門家のトーンは上がりません
ね。企業収益の悪化、実体経済悪化が株価のバリュエーションを低下させる
結果、相場の上値は重いというのが、その主たる根拠になっているように感
じます。でも、そうなんですかね。今回の危機回避策の後には、欧米では大
規模な景気刺激策を早晩打つことは暗黙の了解になっていると思いますよ。
国民の雇用と生活を守るために。企業収益悪化と言っても、PBR1倍って
レベルですよ。今の相場水準は・・・。そりゃ、東証一部の上場企業は、今
期減益にはなるでしょうけど、来期も減益になると決まったわけでもないで
しょうし・・・。それにこれから出てくるマクロ指標は過去のデータですし
ね。来年の春・夏にかけて世界景気がどんどん悪化するというのなら、株は
買えませんが。政策当局もそこはきちっと、手立てを講じると思いますがね。
あと、円高の輸出企業の収益へのマイナスインパクトは、原油安、円高によ
る原材料価格低下等で相殺できる部分もありますしね。確かに、楽観は禁物
でしょうが、あまり過度に神経質になる必要はないと感じますがね、3連休
明けからの相場は。

(藤井英敏)

★*********************************★
【等幅フォントで御覧ください】
フォントの設定をWindowsは「MSゴシック」、Macは「Osaka-等幅」等として
いただきますと見やすくご覧いただけます。
<Outlook Express の場合>
メニューから「ツール」−「オプション」−「読み取り」−「フォント」
で「MSゴシック」をお選びください。
★*********************************★
『「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 』は(株)カブ知恵(以下、当社)
が発行するメールマガジンです。本メールマガジンは客観的情報の提供を目的
としており、投資等の勧誘または推奨を目的としたものではありません。各種
情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものでは
ありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一
切責任を負いかねます。また、当社が提供するすべての情報について、当社の
許可なく転用・販売することを禁じます。
★**********************************★

★お問合わせ先はこちらをご参照ください。
 E−MAIL:info@kabutie.co.jp

★発行 株式会社 カブ知恵 < http://www.kabutie.co.jp/ >

★**********************************★
メルマガ相互紹介募集中!
お問い合わせは info@kabutie.co.jp まで!!
★**********************************★

----------------------------------------------------------------------------
↓簡単解除URL↓
http://merumaga.yahoo.co.jp/?action=G_unsubs_chk&code=BfsxPTk0WjWF7G7Y2a3NjSTxphQ51vSNCkRNR_k5ghxKyRTVpDH9SJbMrxbKoJeDOM.C3HqDMs876cBfQVsHwTEH&
※このメルマガの読者登録を解除したい場合は、上のURLをクリックしてください。
----------------------------------------------------------------------------
このメルマガは、Yahoo!メルマガのメール配信システムから配信しています。
Yahoo!メルマガ http://merumaga.yahoo.co.jp

利用規約に違反する内容や行為を発見した場合は、以下のフォームからご連絡ください。
http://merumaga.yahoo.co.jp/?action=Abuse&MMId=147

Tuesday, October 14, 2008

「カブ知恵」発、世界的な政策協調を好感、日経は戦後最大に上昇率�

--メルマガピックアップ------------------------------------------------------

せと川里の楽校メールマガジン
http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/15615/
オフィスレイアウトから改善する 快適パソコン教室
http://merumaga.yahoo.co.jp/Detail/15643/

----------------------------------------------------------------------------

************************************


「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年10月14日発行

http://www.kabutie.co.jp/
************************************
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 相場概況(新興市場)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日経225 9447.57 1171.14 14.15%
TOPIX 956.3 115.44 13.73%
日経JASDAQ 1095.22 64.06 6.21%
J−Stock 905.72 64.49 7.67%
マザーズ 303.45 34.04 12.64%
ヘラクレス 489.17 52.29 11.97%
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 相場概況(主力株)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3連休明け14日の日経平均は前週末比1171.14円高の9447.57円、高値は14時59
分の9455.62円、安値は始値の8407.94円。東証一部の売買代金は1兆9209億円、
値上がり銘柄数は1678銘柄、値下がり銘柄数は25銘柄、変わらずは6銘柄だっ
た。日経平均は14.15%上昇した。上昇率は史上最大。これまでは90年10月2
日に記録した13.24%が最大。

週明け13日のNYダウは、9営業日ぶりに大幅反発し、前週末比936.42ドル高
の9387.61ドルで取引を終えた。上げ幅は過去最大だった。前週末10日にワシ
ントンで開かれたG7では金融機関への公的資金の注入などを柱とする「行動
計画」の実施で合意した。早速、12日にはユーロ圏15カ国が緊急首脳会合を開
き公的資金注入や銀行間取引の政府保証を含む行動計画を採択した。市場では、
銀行間取引の政府保証は米国も追随するとの期待が強まった。

また、FRBなど日米欧の主要中央銀行が、短期金融市場を通じて事実上無制
限にドル資金を供給すると発表したことや、モルガン・スタンレーが三菱UF
Jフィナンシャル・グループからの総額90億ドルの出資が完了したと発表した
ことも買い材料となった。

東証、大証の株価指数先物市場では、シカゴ日経平均先物が9000円大証終値比
1000円高だったことで、寄り付き段階から、これにサヤ寄せするべく、株価指
数先物が急上昇した。これを受け、225先物については、大証は9時10分に「サ
ーキット・ブレーカー」を発動し、東証もTOPIX先物でこれを発動した。

また、東証は9時42分にTOPIXが940.98と前週末の終値の840.86から100
ポイント超上昇したことを受けて、証券会社など取引参加者の自己計算による
裁定取引を制限すると発表した。取引参加者などの自己計算による裁定取引(
TOPIX型・日経225型・日経300型を含むすべての指数裁定取引)にかかわ
る株券の買い付けが制限された。TOPIXが910.86以下になった場合、制限
措置は解除されるが、そこまで下がることはなかった。

前場の東京株式市場は全面高となった。寄り付き前に、米紙ウォールストリー
ト・ジャーナル(オンライン版)が、米政府が新たな包括的信用危機対策の一
環として、上位9つの金融機関の優先株を購入する方針だと報じたと市場に伝
わったことも買い材料となった。先進国の金融危機打開に向けた矢継ぎ早の対
策決定で買戻しが先行した。また、国内では、中川財務・金融担当相が13日出
演のTV番組で銀行保有株の取得の検討と金融危機対策での空売り規制強化、
与党が検討している追加経済対策の財政支出規模が2兆円超となる見通しであ
ることなどに言及したことも、買い材料として意識された。後場に入っても、
買い意欲は衰えず、むしろ大引けにかけ買いの勢いが強まった。

東証33業種では、鉄鋼、空運、不動産、非鉄金属、証券、商品先物、輸送用機
器、機械、海運、卸売、建設、銀行、金属製品、その他金融、ゴム製品、ガラ
ス・土石などの値上がりが目立つ。一方、値下がりはゼロ。

個別では、東証一部の値上がり率トップは世紀東急(1898)、2位は富士機工
(7260)、3位はクラリオン(6796)。一方、値下がり率トップは新井組(18
54)、2位はパシフィックHD(8902)、3位はオンワードホールディングス
(8016)。

個別銘柄動向は以下の通り

三井不動産(8801)、CSの投資評価「OUTPERFORM」への引き上げが買い手掛か

1875円 300円高のストップ高買い気配
 クレディ・スイス証券は、同社の投資評価を従来の「Underperform」から「
OUTPERFORM」 へ引き上げ、目標株価は1900円を継続したそうだ。この投資評
価引き上げが買い手掛かりになったと観測される。グローバルな信用膨張の巻
き返しの真っ只中にあり、さらに、国内においては、オフィス空室率などのフ
ァンダメンタルズの悪化が顕在化、J-REIT破綻も投資家心理をさらに悪化させ
ているが、テクニカルリバウンドを狙える水準まで株価は大きく下落したとC
Sではみているという。カタリストは、 極端な不安心理の沈静化、および、
クレジットスプレッドの安定化だとも。CSでは、短期的なリバウンド後は再
び株価は軟調な展開になると予想しているもよう。

ネットワンシステムズ(7518)、大和のレーティング「3」への引き上げが買い
材料
141100円 14900円高
 大和総研は、11.1万円〜11.9万円(前回投資判断では10.2万円〜10.9万円)を
向こう半年から1年を投資期間とする目標株価と考え、現在株価は成長性に対
して概ねフェアバリューと判断し、レーティングを従来の「4」から「3」へ
引き上げたそうだ。この目標株価とレーティング引き上げが買い材料になった
ようだ。中長期的にみて、NGNの通信特需が一巡した後は業績の牽引役を見
出しにくいこと、インフラ構築ビジネスは通信事業者、サービスプロバイダへ
局所集中する傾向が強まっており、売上高の約4割を占めるエンタープライズ
向けが中長期的には縮小すると考えること、景気悪化を背景にエンタープライ
ズ向けは減速感が出ており、下期以降は更に減速するリスクが有ること、など
から強気のスタンスは取りづらいという。

商船三井(9104)、三菱UFJのレーティング新規「2」が買い手掛かり
673円 96円高のストップ高
 三菱UFJ証券は、同社のレーティングを新規「2」、目標株価900 円でカ
バレッジを開始したそうだ。これが買い手掛かりになったもよう。三菱UFJ
証券では、スローダウンするものの、今後も高水準でドライバルク運賃市況が
推移すると想定しており、商船三井は強みであるドライバルク事業から引き続
き安定的に収益を得られると考えているという。三菱UFJ証券の09年3月期
予想ベース連結PERは3.2倍であり、利益水準、収益モメンタムが上昇した0
4年3月期以降のヒストリカルPER平均9倍より低位にあるという。ドライ
バルク市況に関しては引き続き高水準での推移を想定するものの、供給圧力に
よる需給悪化懸念は拭えないが、このような環境の中においても、中長期の輸
送契約によって裏付けられた変動性の極めて小さい安定利益があることなどか
ら、引き続き安定的な業績推移が予想されるそうだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
週刊株式情報レポート「ビジョン」のご案内

若林栄四が入手・分析した情報をベースに独自の指数分析・チャート分析を加
え、株式市場の見通しから個別銘柄まで網羅したレポート

若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
ンド・マネジャーの間でも注目されている。

Visionサンプルご希望の方は、
「お問い合わせ」フォームに「Visionサンプル」とご記入の上
Emailの場合は、氏名、Eメールアドレス、ご連絡先
郵送の場合は、氏名、ご住所、ご連絡先を入力のうえ送信してください。

詳細/サンプル/申込はこちら http://www.wakafxinfo.com/vision.php

週刊株式情報誌「Vision」は、投資顧問契約に基づく会員レポートです。お申
込みに際しては、『契約締結前の書面』のご確認と『投資顧問契約書』の手交
が必要となります。また、このレポートは皆様の投資の一助となることを目的
として作成されておりますが、元本を保証するものではありません。投資の最
終判断はご自身の責任で行うようお願い申し上げます。

(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1698号
社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 今後の相場イメージ(主力株)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3連休中の欧米を中心にした政策協調と枠組み発表等が奏功し、世界の株式市
場は大幅に反発した。日経平均に関しては、本日戦後最大の上昇率を実現した
ことで、明日はヤレヤレ売りと出遅れた投資家や売り方の買戻しが激しくぶつ
かる可能性がある。その結果、指数はザラ場中、乱高下する可能性が高い。た
だし、相場観としては、10日に当面の大底を付けたとみており、トレンドは転
換、上方向を目指すとみている。

なお、上げ基調を加速させるのは裁定買いと考えている。本日、東証は9時42
分にTOPIXが940.98と前週末の終値の840.86から100ポイント超上昇した
ことを受けて、証券会社など取引参加者の自己計算による裁定取引を制限する
と発表した。取引参加者などの自己計算による裁定取引(TOPIX型・日経
225型・日経300型を含むすべての指数裁定取引)にかかわる株券の買い付けが
制限された。だが、明日以降は今日のような状況は想定しにくく、通常通り、
裁定取引が行われるだろう。

裁定買いに関しては、世界的な信用収縮を受けて、裁定業者が裁定ポジション
を積極的に積み上げられない状況だったと推察される。しかし、世界的な政策
協調により信用収縮緊張に変化が生じ、裁定業者は徐々に裁定買い残を積み上
げる可能性が高いと考える。相場に先高観とは言わないまでも、底打ち感が広
がれば、ヘッジで先物を売っていた機関投資家はショート・カバーを入れるだ
ろう。このような買いは現物株には無いため、先物市場独自の好需給要因だ。
この結果、先物が割高になり易く、裁定買い(先物売り+現物買い)が入り易
い状況となる展開を想定する。

ちなみに、3日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は
2週連続で増加し、前週比258億円増加して2兆3507億円だった。9月12日の
2兆4486億円以来の水準に増えた。しかし、10日時点では、この週の相場が暴
落したこともあり、解消は相当進んだとみている。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 相場概況(新興市場)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
14日の新興3市場は全面高。日経ジャスダック平均は前週末比64円6銭高と、
上げ幅は「ライブドア・ショック」直後の06年1月19日の102円2銭高以来の
高水準となった。東証マザーズ指数は12.64%上昇、大証ヘラクレス指数も11.
97%上昇した。

個別では、Human21(8937)、ヤマノホールディングス(7571)、MAGねっと
(8073)、研創(7939)、アムスク(7468)、アドバックス(4749)、ニチリ
ョク(7578)、山崎建設(1902)、santec(6777)などの値上がりが目立つ。

一方、エルクリエイト(3247)、プロデュース(6263)、トミタ(8147)、シ
ード(7743)、総和地所(3239)、市進(4645)、アルク(2496)、アルゼ(
6425)、モック(2363)、システムソフト(7527)などの値下がりが目立つ。

個別銘柄動向は以下の通り

アドバンスト・メディア(3773)、第2四半期、上方修正、赤字幅縮小を好感
25050円 3000円高のストップ高買い気配
 10日、09年3月期第2四半期連結累計期間連結業績の上方修正を発表した。
これが好感された。売上高は従来の6億1000万円を4億9700万円に下方修正し
たが、営業損失は同3億6800万円を3億6300万円へ、経常損失は同3億7000万
円を3億5300万円へ、当期純損失は同3億7300万円を3億1300万円へ、それぞ
れ上方修正した。サブプライムローン問題に端を発する信用収縮、景気低迷感
の影響により、同社ソリューションビジネスのコアドメインのひとつの金融機
関向けコールセンタ関連分野の受注が遅延し、第2四半期中に売上確定が行え
なかった。また、医療部門も、医事法改正、オンライン請求義務化による手控
えの影響もあり、売上が伸び悩んだ。さらに、リスクの高い不採算案件の受注
獲得には、慎重な対応を行った。以上の結果、09年3月期中間期の売上を前回
発表予想に対して下方修正した。利益面は、前期に実施した「経営改善計画」
による、ソフトウェア資産の減価償却費用、販売管理費などの固定費削減の効
果に加え、今期より実施している受注プロジェクトの峻別、プロジェクト工数
管理の徹底など、原価低減施策による原価率の改善によって、当初営業損益計
画を達成する見込み。また、通期予想は、修正していない。第2四半期からず
れ込んだ案件の売上計上が見込まれるとともに、有望な販売パートナーの開拓
や海外子会社の売上寄与もあり、売上・利益ともに当初の計画達成を見込んで
いる。

デュオシステム(3742)、知識再利用システムに関する特許取得が買い材料
3750円 500円高のストップ高買い気配
 10日、知識再利用システムに関する特許を取得したと発表した。これが買い
材料視されたようだ。本件特許は、既存のソフトウェア資産の再利用を促進し、
情報システムの運用コストの節約を可能にするものだという。なお、本件特許
取得による同社業績への影響は軽微。

トオカツフーズ(2909)、TOB価格730円にサヤ寄せ
535円 80円高のストップ高買い気配
 MBOを実施する。10日、トオカツ・ホールディングス株式会社による同社
株券に対する公開買付け(TOB)に関する賛同意見を表明した。TOB価格は
1株当たり730円。本日はこれにサヤ寄せするべく、買い物が殺到。公開買付
者は、本公開買付けにおいて買付け等を行う株券等の数に上限を設定していな
いため、本公開買付けの結果、ジャスダック証券取引所の株券上場廃止基準に
該当した場合、同社の株券は所定の手続きを経て上場廃止となる可能性がある。
公開買付者は、かなえキャピタルの運営するみよしファンドが100%出資する
株式会社。なお、ジャスダックは同社株を監理ポストに割り当てた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
IPOレシオは先週末の23.68から42.39ポイント上昇して66.07となった。前
日比変わらずを挟んで2日続伸した。IPOレシオ5日移動平均線は27.17と、
こちらは2日連続で上昇した。

日経平均の記録的な上昇が刺激となって、ここ最近人気が無かった直近IPO
市場にも短期資金の一角が流入したようだ。だが、売り物薄の中を小口の買い
で値段だけ飛んだ可能性は決して低くないとみておく必要がある。

一方、3市場売買代金は前週末から75億円減少して233億円となった。これは
多くの銘柄がストップ高に張り付いたことで、売買代金が増加しなかったとみ
ている。

確かに、新興3市場の主要な株式は急騰した。だが、東証一部の主力株に底打
ち感が出たため、多くの個人投資家の関心は新興市場に向かわないとみている。
今日の買い気配銘柄が全株一致した段階で、戻り一服となる可能性が高いと考
える。

多くの投資家は、今日大幅高としたと言え、リスクに対して敏感、神経質にな
っている。よって、業績リスク、流動性リスクが東証一部の大型株に比して非
常に高い新興市場が人気化する展開を想定し難い。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ IPO情報
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
IPOスケジュールはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.kabutie.co.jp/ipo/ipo.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 編集後記
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日は派手に上げましたね。日経平均は戦後最大の上昇率を記録しました。ボ
ラが高く、本当に、最近は記録ラッシュですね。ここ最近の世界の株式市場は
・・・。でも、先週までの記録は下落絡みのものばかりでした。これからは、
上昇率や上昇幅での記録を期待したいものです。それと、市場関係者にしても、
投資家にしても、相場上昇に対して懐疑的な意見が非常に多いように感じます。
まさに、「上昇相場は懐疑の中で育つ」という状況になりそうです。少なくと
も、世界政府が断固たる措置でこれ以上下げないと決意したのが日経平均なら
8000円です。と言うことは、世界政府のやっていることが失敗しない限り、相
場は8000円以下にはならないという単純な思考でいいと思いますね。そう考え
るなら、底はみえており、安心して買えるということになります。下がらない
なら上がる。疑うより、信じたほうが報われる相場だと思いますけどね。

(藤井英敏)

★*********************************★
【等幅フォントで御覧ください】
フォントの設定をWindowsは「MSゴシック」、Macは「Osaka-等幅」等として
いただきますと見やすくご覧いただけます。
<Outlook Express の場合>
メニューから「ツール」−「オプション」−「読み取り」−「フォント」
で「MSゴシック」をお選びください。
★*********************************★
『「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 』は(株)カブ知恵(以下、当社)
が発行するメールマガジンです。本メールマガジンは客観的情報の提供を目的
としており、投資等の勧誘または推奨を目的としたものではありません。各種
情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものでは
ありません。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社は一
切責任を負いかねます。また、当社が提供するすべての情報について、当社の
許可なく転用・販売することを禁じます。
★**********************************★

★お問合わせ先はこちらをご参照ください。
 E−MAIL:info@kabutie.co.jp

★発行 株式会社 カブ知恵 < http://www.kabutie.co.jp/ >

★**********************************★
メルマガ相互紹介募集中!
お問い合わせは info@kabutie.co.jp まで!!
★**********************************★

----------------------------------------------------------------------------
↓簡単解除URL↓
http://merumaga.yahoo.co.jp/?action=G_unsubs_chk&code=BfsxPTk0WjWF7G7Y2a3NjSTxphQ51vSNCkRNR_k5ghxKyRTVpDH9SJbMrxbKoJeDOM.C3HqDMs876cBfQVsHwTEH&
※このメルマガの読者登録を解除したい場合は、上のURLをクリックしてください。
----------------------------------------------------------------------------
このメルマガは、Yahoo!メルマガのメール配信システムから配信しています。
Yahoo!メルマガ http://merumaga.yahoo.co.jp

利用規約に違反する内容や行為を発見した場合は、以下のフォームからご連絡ください。
http://merumaga.yahoo.co.jp/?action=Abuse&MMId=147