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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 相場概況（新興市場）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記
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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 12212.23 -345.43 -2.75％
ＴＯＰＩＸ 1170.84 -30.81 -2.56％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1333.81 -15.12 -1.12％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 1215.7 -14.79 -1.2％
マザーズ 424.5 -5.76 -1.34％
ヘラクレス 685.55 -13.21 -1.89％
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★ 相場概況（主力株）
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５日の日経平均は前日比345.43円安の12212.23円、高値は始値の12385.65円、
安値は９時59分の12163.33円。東証一部の売買代金は２兆3294億円、値上がり
銘柄数は227銘柄、値下がり銘柄数は1445銘柄、変わらずは43銘柄だった。日
経平均は大幅に２日続落した。米雇用統計発表を控えた週末ということで、買
い手控え気分が強い中、終日売り物に押された。
４日のＮＹダウは前日比344.65ドル安の11188.23ドルと急反落して取引を終え
た。ＡＤＰが発表した８月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数は前
月比3万3000人減と市場予想以上に減ったことに加え、週間の新規失業保険申
請件数は市場予想を上回った。雇用悪化を背景とした、先行き消費不安と景気
減速懸念が強まり、米国株は売られた。
ＮＹ市場の流れを引き継ぎ、東京外国為替市場でも、円相場は１ドル＝106円
台の円高水準で推移した。この円高は、円を借りて株や高金利通貨などリスク
資産へ投資していたポジションクローズの動きの影響とみられている。
東京株式市場では、米国株の大幅下落、円高を嫌気した売りが出た。なお、財
務省が寄り付き前８時50分に発表した４-６月期の法人企業統計では、全産業
の設備投資額は前年同期比6.5％減と、５四半期連続で減少した。市場の事前
予測は前年比2.5％増加だったが、発表数字は市場予測を下回った。これも株
式市場の嫌気材料となった。ただし、これは債券にはポジティブ材料となり、
債券先物は138.68円前日比1.18円高と大幅反発して取引を終えている。
東証33業種では、鉱業、パルプ・紙の２業種が値上がりした。一方、銀行、不
動産、金属製品、保険、鉄鋼、精密機械、その他製品、証券、商品先物、電気
機器、情報・通信、その他金融、食料品、建設、機械、水産・農林、化学、繊
維製品、医薬品などが値下がりした。
個別では、東証一部の値上がり率トップはナイガイ（8013）、２位はアイフル
（8515）、３位はジョイント・コーポレーション（8874）。一方、値下がり率
トップはアーバンコーポレイション（8868）、２位は創建ホームズ（8911）、
３位は奥村組（1833）。
個別銘柄動向は以下の通り
アイフル(8515)、ＪＰの投資判断「Ｎｅｕｔｒａｌ」への引き上げが買い手掛
かり
755円 98円高
ＪＰモルガン証券は、同社の投資判断を従来の「Ｕｎｄｅｒｗｅｉｇｈｔ」か
ら「Ｎｅｕｔｒａｌ」に引き上げ、達成予想期間09年３月までの目標株価は、
同1300円から1100円に引き下げたそうだ。この投資判断の引き上げが買い手掛
かりになったと観測される。ＪＰモルガンでは、アイフルが08年度に利息返還
引当金を積み増す可能性は高いが、それは、資本を大きくは毀損しないと考え
ているという。同社の資本は十分な水準であり、現在のＰＢＲが示唆するほど
資本が毀損するとは考えていないそうだ。ただし、利益水準が減少過程にある
現時点で、現状通り追加貸出を続けた場合に、銀行が満期となる借入の継続を
どの程度受け入れるかは、今後も注目点となると考えているもよう。
ナイガイ(8013)、09年１月期中間期連結業績の上方修正を好感
49円 10円高
５日13時、09年１月期中間期連結業績の上方修正を発表した。営業損益段階か
らの黒字転換が好感された。売上高は従来の170億円を163億円へ引き下げたが、
営業損益は同１億円の赤字を２億円の黒字へ、経常損益は同１億円の赤字を２
億8000万円の黒字へ、当期純損益は同１億円の赤字を４億8000万円の黒字へ、
それぞれ上方修正した。新規業態事業の売上高は好調に推移したものの、レデ
ィースウェア等の既存事業は苦戦を強いられ、売上高は予想を下回る結果とな
った。一方、営業利益、経常利益は、販売費及び一般管理費の削減並びに為替
差益等の影響もあり、予想を上回る見通し。また、当期利益も、減損損失約２
億円を計上したが土地建物の売却益約４億円等により、予想を上回る見通し。
なお、通期業績予想(連結・単体)は、現在精査中であり、確定中間決算発表時
に公表する予定。
ゲオ(2681)、今年度初めて総売上で前年超えを好感
102400円 10000円高のストップ高買い気配
５日13時、８月の月次売上高を発表した。ゲオショップ直営店８月度売上高(
速報ベース)は、対前年比101.7％、既存店平均97.9％となり、今年度初めて総
売上で前年を上回る実績となった。これが好感された。各部門の既存店平均は、
レンタル100.9％、リサイクル98.1％、新品販売95.6％となり、特にリサイク
ル売上高が第1 四半期実績(80.7％)と比較しても好調だった。レンタルDVD(既
存店104.6％)は、北京オリンピック開催の大きな影響もなく、前年を上回り堅
調だった。前月に引き続き「プリズンブレイクシーズン３」、当月新作「ジャ
ンパー」等が人気、また新作ゲームソフトは、「ファンタシースターポータブ
ル」(PSP)、「リズム天国ゴールド」(DS)等が好調な売上となった。当月の新
規出店は１店で、全国合計805店(前年同期比44店純増)。
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若林栄四のプロフィール
1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行（現、三菱東京UFJ銀行）入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券（アメリカ）執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
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社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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来週の東京株式市場は引き続き調整をイメージしている。日経平均の想定レン
ジは11500円〜12500円程度。商品市況の下落で痛手を被ったファンドの解約売
りが続く見通しで、これが強烈な売り圧力して作用しよう。
株式等のリスクアセットを換金する動きは世界的な規模で継続する公算が大き
い。最もその影響を受けるのがアジアを中心とした新興国とみている。日本以
外のアジア各国の通貨及び株式は、このファンドの換金売りが一巡するまでは
強い売り圧力に晒されると考える。
また、日米欧共に景気減速感が非常に強い。このためマクロ環境からも株式は
買い難い。為替相場では、低金利の円を借りて株や高金利通貨などリスク資産
へ投資するという円キャリートレード・ポジションのアンワインドの動きが加
速している結果、円高になっていると観測される。
主要輸出先の欧米、中国の景気悪化に加え、円高により、わが国輸出関連企業
の業績悪化懸念が強まる見通しだ。一方、所得減、物価高を背景に個人消費が
低迷し、世界的な景気悪化から、企業の設備投資も減速する公算。
この結果、内需低迷も長期化する可能性が高い。政局の混乱で先日打ち出され
た経済対策も予算が付くかどうかが流動的になったことも嫌気材料だ。
このような状況下、相場が反転するには、（1）ファンドの換金売りが一巡す
ること、（2）政策的な対応が、日本以外でも欧米、中国等で打ち出されるこ
と、などが必要だ。
（1）については、ファンドの解約売りは始まったばかりと観測され、換金売
りがしばらく続く可能性が高いとみている。また、（2）については、日米は
選挙モードであり、すぐに政策対応が打ち出される可能性は低い。よって、中
国で大規模な経済対策打ち出されるようなら、相場反転のきっかけとなり得よ
う。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ 相場概況（新興市場）
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５日の新興３市場は全面安。日経ジャスダック平均は５日続落し、連日で年初
来安値を更新した。東証マザーズ指数は４日続落し、連日で算出来安値を更新
した。そして、大証ヘラクレス指数は５日続落し、連日で算出来安値を更新し
た。なお、本日、ヘラクレス上場のサニーサイドアップ（2180）は公募価格28
00円を40円下回る2760円で初値を付けた後、3160円初値比400円高のストップ
高買い気配で取引を終えた。
個別では、アジア・メディア・カンパニ（2149）、ディックスクロキ（8884）、
オメガプロジェクトＨＤ（6819）、ルーデン・ホールディングス（1400）、サ
ムシングホールディングス（1408）、日本ジャンボー（9677）、ソリトンシス
テムズ（3040）、モック（2363）、アルデプロ（8925）、アセット・マネジャ
ーズＨＤ（2337）、エリアリンク（8914）、アルファクス・フード・システム
（3814）、オックスホールディングス（2350）、サハダイヤモンド（9898）、
ムラキ（7477）、システム・ロケーション（2480）、アールテック・ウエノ（
4573）などの値上がりが目立つ。
一方、プラコー（6347）、イチヤ（9968）、ＡＳ−ＳＺＫｉ（1995）、ビービ
ーネット（2318）、エレコム（6750）、トーヨーコーケン（6352）、デジタル
スケープ（2430）、コネクトテクノロジーズ（3736）、グリーンフーズ（3367
）、イデアインターナショナル（3140）、クロニクル（9822）、デザインエク
スチェンジ（4794）、ホロン（7748）などの値下がりが目立つ。
個別銘柄動向は以下の通り
ソリトン(3040)、自己株式取得を好感
840円 100円高のストップ高買い気配
４日、自己株式を取得すると発表した。これが好感された。取得する株式の総
数は40万株(上限)(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合6.82％)で、
株式の取得価額の総額６億円(上限)。自己株式取得の日程は、08年９月８日か
ら08年12月19日まで。
フリービット(3843)、09年４月期中間期連結業績の上方修正を好感
522000円 39000円高
４日、09年４月期中間期連結業績予想を上方修正した。これが好感された。中
間期連結業績予想を、売上高51億円(前回予想比2.0％増)、営業利益６億5000
万円(同30.0％増)、経常利益６億円(同30.4％増)、中間純利益６億円(同30.4
％増)に、それぞれ上方修正した。当第１四半期において、前事業年度に買収
したＩＳＰ事業や通信事業者向けテレコミュニケーション事業が順調に推移し
たことが寄与する。また、グループ間での業務合理化が進み販売管理費が想定
より減少したことも奏効する。
プレシジョン・システム(7707)、国立がんセンターと共同研究実施が買い材料
32300円 1600円高
４日、国立がんセンターとの間で、新規のプロテオーム解析技術の開発と、が
んのバイオマーカーとして有用なタンパク質の同定を行うことを目的とする共
同研究の実施で合意したと発表した。同社では、日本の先端的ながん研究所で
ある国立がんセンターとの今回の共同研究により、同社のタンパク質自動精製
装置、多項目同時解析装置等の性能と信頼性が確認され、研究開発及び臨床応
用での可能性が一層広がること、を期待しているという。これが買い材料にな
った。
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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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５日のＩＰＯレシオは前日の84.31から26.25ポイント低下して58.06となった。
低下は３日連続。この３日間でＩＰＯレシオは80.4ポイント急低下し、調整ピ
ッチが加速した。
ＩＰＯレシオ5日移動平均線は101.31と、こちらは４日連続の低下。ＩＰＯレシ
オが５日移動平均線を下回り、且つ、５日移動平均線自体が下向きのため、直
近ＩＰＯ市場は依然として調整局面とみている。
今後、ＩＰＯレシオは20〜30程度まで低下しよう。８月27日の196.77は超過熱
状態であり、その反動は大きいと考える。
一方、３市場売買代金は前日から38億円減少して352億円となった。日経ジャ
スダック平均が年初来安値を連日で更新し、東証マザーズ指数も大証ヘラクレ
ス指数も連日で算出来る安値を更新している。
しかしながら、この水準を割安、仕込み場と考える投資家は皆無のため、指数
は底値模索を継続している。この傾向は当分続く見通しだ。新興市場上場銘柄
の業績が悪い上、今後は下方修正リスクが高いと観測されることが最大の理由
だ。
また、これまでの業績開示姿勢、突然死、コンプライアンス上の問題発生など
で、個人投資家の新興市場銘柄への不信感はメチャクチャ強まっている。この
ため、個人投資家の資金が新興市場に入ってくるには、余程のポジティブサプ
ライズを伴うイベントの発生が必要だ。
だが、そのようなイベントの発生の兆しは現状確認できない。よって、新興市
場の流動性枯渇、物色圏外放置、底値模索は当分続くとみておく必要があるだ
ろう。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ ＩＰＯ情報
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ＩＰＯスケジュールはこちら
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★ 編集後記
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報道によれば、自民党の後継総裁選挙では候補者が乱立の様相を呈していま
す。麻生幹事長、小池元防衛相、与謝野経済財政担当相、石原元政調会長に
加え、棚橋元科学技術相、山本外務副大臣、石破茂前防衛相などが立候補に
向けて動いているそうです。ぶっちゃけ、総裁選を盛り上げてメディアに取
り上げさせ、自民党の支持率を上げるというのが目的の茶番なのに、これで
は幼稚園のお遊戯会で、子供達が「僕が主役やる！」、「私よ！」と、もめて
いるようにしかみえませんねぇ。まあ、皆が20人の推薦人を集められるかが
目先のポイントでしょうが。優勝者が決まっているオーディションでも、参
加しておけば自分のメディアでの露出度が上がり、総選挙が有利になるとの
魂胆もあるのでしょうね。それにしても、いいかげんに、誰それのお子さん
（２世）だからとか、この人テレビで観たことあるからという基準だけでは
なく、国民も選挙に参加しないと、この国、マジで大変なことになっちゃう
でしょうね。
（藤井英敏）
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