Friday, August 8, 2008

「カブ知恵」発、今日のところはオプションSQ値上回り需給改善、日経は小反発�

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年8月8日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 相場概況(新興市場)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経225 13168.41 43.42 0.33%
TOPIX 1259.93 1.12 0.09%
日経JASDAQ 1414.37 -5.21 -0.37%
J−Stock 1197.83 -10.45 -0.86%
マザーズ 471.76 -3.38 -0.71%
ヘラクレス 744.37 -6.9 -0.92%
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★ 相場概況(主力株)
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8日の日経平均は前日比43.42円高の13168.41円、高値は14時13分の13259.73
円、安値は9時21分の12962.82円。東証一部の売買代金は2兆5745億円、値上
がり銘柄数は763銘柄、値下がり銘柄数は834銘柄、変わらずは112銘柄だった。
日経平均は2日ぶりに反発した。

7日のNYダウは、3日ぶりに大幅反落し、前日比224.64ドル安の11431.43ド
ルで取引を終えた。AIGの急落が嫌気された。また、シティグループが、A
RS(金利入札証券)を虚偽の説明をして販売したとして、ARS70億ドル超
を顧客から買い戻すことで同意したと発表したため、他の金融機関も捜査対象
となる可能性も高いとの観測が出たことも嫌気材料視された。そして、7月の
既存店売上高は、前年同月比2.1%増と市場予想の2.3%増を下回ったことも嫌
気された。

前場の東京株式市場では、米国株の下落を嫌気した売りが先行した。特に、大
手銀行株が売られたことが、市場センチメントを冷やした。一方、第1四半期
が39%営業減益となったトヨタ(7203)が、自社株買いを発表したこともあり、
堅調だったことが相場をサポートした。なお、日経平均オプション8月物のS
Q値(当社推計)は、13032.60円。SQ値算出後は方向感乏しい弱含みもみあ
いとなった。

後場に入ると、日経平均がSQ値を上回って推移していることが好感されて、
買戻しが断続的に入って、上げ幅を拡大させた。だが、米国株式市場が不安定
なこともあり、積極的に上値を追う動きも限られた。また、週末でもあり、大
引けにかけ手仕舞い売りが出て、やや上げ幅を縮小させて取引を終了した。

東証33業種では、建設、輸送用機器、精密機械、食料品、卸売、陸運、非鉄金
属、機械、小売、情報・通信、ガラス・土石などが値上がりした。一方、海運、
保険、銀行、倉庫・運輸、その他金融、空運、不動産、化学、その他製品、電
気・ガス、石油・石炭製品などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは大平洋金属(5541)、2位は中山製
鋼所(5408)、3位は山水電気(6793)。一方、値下がり率トップは岩崎電気
(6924)、2位はゼファー(8882)、3位は近鉄エクスプレス(9375)。

個別銘柄動向は以下の通り

太平洋金属(5541)、通期連結業績の下方修正と減配で悪材料出尽くし
672円 86円高
7日、09年3月期通期連結業績の下方修正と減配を発表した。これで悪材料出
尽くしとなった。売上高は従来の1055億4500万円を960億2400万円へ、営業利
益は同375億7700万円を292億1600万円へ、経常利益は同396億6900万円を316億
5200万円へ、当期純利益は同243億2300万円を194億7500万円へ、それぞれ下方
修正した。同時に、09年3月期の減配を発表した。1株当たり配当金は、従来
予想の年間37円(第2四半期末18円、期末19円)を年間30円(第2四半期15円、
期末15円)とする。主力製品であるフェロニッケル販売価格の指標となるLM
Eニッケル価格が第2四半期以降下げ傾向に推移していることにより、販売価
格の下降が見込まれることから、業績予想の修正を踏まえ、配当予想の修正を
行う。

中山製鋼所(5408)、09年3月期通期連結業績の上方修正を好感
322円 41円高
7日、09年3月期通期連結業績の上方修正を発表した。これが好感された。売
上高は従来の2850億円を2970億円へ、営業利益は同75億円を100億円へ、経常
利益は同50億円を75億円へ、当期純利益は同24億円を42億円へ、それぞれ上方
修正した。スクラップ・石炭など原材料価格の高騰はあったが、鋼材の先高観
に起因する仮需の発生及びコークス市況の好転並びに原燃料価格上昇による在
庫影響などがあり、業績予想を上方修正した。

日本合成化学(4201)、09年3月期第1四半期連結業績、増収・営業増益を好感
497円 56円高
7日、09年3月期第1四半期連結業績を発表した。増収・営業増益が好感され
た。売上高は前年同期に比べ6億600万円増加し、261億6500万円(前年同期比2
.4%増)、営業利益は前年同期に比べ4700万円増加し、17億8600万円(同2.7%
増)、経常利益はユーロ高による為替差益の計上もあり、前年同期に比べ5億
4700万円増加し、22億1900万円(同32.8%増)となり、四半期純利益は12億3500
万円(同68.5%増)。期初の予想をはるかに超える原燃料価格高騰の影響などに
より、収益面で厳しい状況が続く中、一層の「スペシャリティ化」推進による
製品構成の改善、原燃料価格の上昇に対応した製品価格への転嫁、コスト削減
の推進等による収益力の確保に努めた。

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若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
ンド・マネジャーの間でも注目されている。

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として作成されておりますが、元本を保証するものではありません。投資の最
終判断はご自身の責任で行うようお願い申し上げます。

(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1698号
社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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来週の日本はお盆休みのため、市場参加者は減少する見通し。よって、薄商
いの中、日経平均は13000円を中心とした方向感乏しいもみあいを想定して
いる。

だが、12日は、米SECの金融株19銘柄を対象とした緊急空売り規制実施最
終日であり、解除後の反動が警戒される上、市場では、「45日ルール」にも
引き続き警戒を解いていない。

「45日ルール」とは、投資家がファンドを解約するには45日前までに申し
出るルールのこと。仮に、投資家がファンドを9月末までに解約しようとす
るなら、8月15日前後がその申し込み期限となる。

ちなみに、昨年8月の17日に日経平均は874.81円安となった。この17日を
含む8月13日から17 日までの週は、日経平均は1週間で1490.41円の急落
を演じた。今年も同様のことが発生しないとは言い切れず、需給的な緊張状
態は継続する見通しだ。

状況次第では、参加者が少なく、商いも薄い中、指数が乱高下する可能性も
低くはない。

ところで、内閣府が8日発表した7月の景気ウオッチャー調査では、街角の
景況感を示す現状判断指数は29.3と前月比0.2ポイント低下した。4カ月連
続で前月を下回った。現行サンプル数になった01年8月以降では過去3番目
の低水準だった。

先行き判断指数も1.3ポイント低下の30.8にまで低下した。これを受け、内
閣府は景気の基調判断を「現状は厳しい」に下方修正した。景気はメチャク
チャ冷え込んでいるし、これからの先行きも厳しそうだ。

そんな中、13日には内閣府が4−6月期の国内総生産(GDP)を発表する。
民間調査機関28社予測値は、全社が4・四半期ぶりのマイナス成長になると
予測し、予測平均値は物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%減、年率換
算で2.4%減。名目GDPは予測平均値が前期比0.7%減だった。

また、民間調査機関は景気の先行きを厳しくみており、7−9月期は回復し
てもゼロ成長から小幅な伸びにとどまるとの見方が大勢だ。確かに、株式市
場は景気に先行すると言われるが、現状のように景気の「谷」がどこだかわ
からないうちは、上値を積極的に追うことはできないだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 相場概況(新興市場)
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8日の新興3市場は全面安。日経ジャスダック平均は2日続落し、一時1411.2
6円まで下落し、年初来安値を更新した。東証マザーズ指数も2日続落し、一
時463.13ポイントまで下落し算出来安値を更新した。そして、大証へラクレス
指数も2日続落し、一時733.49ポイントまで下落し、算出来安値を更新した。

個別では、オックスホールディングス(2350)、エルクリエイト(3247)、ジ
ー・モード(2333)、イーター電機工業(6891)、アクモス(6888)、アジア
・メディア・カンパニ(2149)、桂川電機(6416)、ACCESS(4813)、
旭ホームズ(1913)、セレブリックスHLDGS(2444)、ガーラ(4777)、
メイコー(6787)、アドウェイズ(2489)などの値上がりが目立つ。

一方、三平建設(1908)、Human21(8937)、ビービーネット(2318)、YOZ
AN(6830)、ニューディール(4740)、日本マニュファクチャリング(2162)、
VTホールディングス(7593)、キューエイ産業(1744)、アーティストハウス
HLDGS(3716)、クオンツ(6811)、セイクレスト(8900)、シコー(6667)
などの値下がりが目立つ。

個別銘柄動向は以下の通り

エルクリエイト(3247)、増資による財務基盤拡充を好感
24500円 3000円高のストップ高買い気配
7日、第三者割当による新株式の発行及び新株予約権の発行を発表した。財務
基盤拡充が好感された。発行新株式数は普通株式 25000株、発行価額は1株に
つき 20000円、発行価額の総額は5億円。割当先及び割当株式数は、株式会社
コア 10000株、大鳳株式会社 7500株、株式会社シーエフインターナショナル7
500株。エルクリエイト第4回新株予約権の新株予約権の総数23810個、新株予
約権の発行価格は新株予約権1個当たり420円、払込期日は08年8月25日、割
当日は08年8月25日。募集の方法及び割当先は、第三者割当の方法により、80
00個を株式会社コア、7905個を大鳳株式会社、7905個を株式会社シーエフイン
ターナショナルに割り当てる。新株予約権の行使により普通株式を発行する場
合における株式1株当たりの払込金額は21000円。同社は、08年6月期の当期
純損失が19億4400万円となる見込であることから08年6月期末の純資産は債務
超過となる見込み。そのため、今回の第三者割当増資により、有利子負債の圧
縮及び資本の増強を図ることで、金融機関からの信用余力の低下による融資の
返済期限が到来する前での返済を回避し、安定的な財務基盤を確保する。今回
の第三者割当による新株式及び新株予約権がすべて行使された場合に発行され
る株式数は48810株であり、現在の同社の発行済株式数の409.2%となり、大規
模な株式の希薄化が生じる見込み。

ACCESS(4813)、野村、ドコモ向けプロジェクトの具現性は更に高まった
178000円 15700円高
野村證券は、同社のレーティング「2」を継続したそうだ。7日に、NEC(6
701)と松下電器産業(6752)は、携帯電話向けソフト開発の合弁企業エスティー
モの清算を発表した。エスティーモは主に、同社のNTTドコモ(9437)向け端末
のLinuxプラットホーム「MOAP-L」の開発とバージョンアッブを担当して
いたという。NTTドコモの09年春夏モデル向けのソフト開発がほぼ終了したと
思われ、この時期の同社清算は、同モデルを最後に現行MOAP-Lの利用が
終了する事を示唆している可能性があるそうだ。ACCESSは09年秋冬以降
のNTTドコモLinux端末での搭載を目指し、NTTドコモ向けALP及びオペレークー
パックの開発作業を進めており、エスティーモの清算発表で、ACCESSの
NTTドコモ向けプロジェクトの具現性は更に高まったと考えているもよう。

ベルパーク(9441)、自己株式取得を好感
72800円 5000円高のストップ高買い気配
7日、自己株式取得を発表した。これが好感された。取得する株式の総数上限
は4000株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合6.2%)、取得価額の
総額上限は3億円、自己株式取得の日程は08年8月8日から08年12月31日まで。
取得の方法は、ジャスダック証券取引所における市場買付(信託方式)。同時に
発表した、09年3月期中間期連結業績は、売上高169億4100万円(前年同期比12
.6%増)、営業利益4億7400万円(同62.4%減)、経常利益4億8100万円(同61.8
%減)、中間純利益3億7200万円(同39.6%減)だった。当中間期は、販売網の
拡大に取り組むとともに、効果的な販売促進活動を展開し、その結果、新規販
売台数は9万1069台(前年同期比11.7%増)、機種変更台数は7万4239台(同10.
2%減)となった。通期連結業績予想は、売上高358億円(前期比13.8%増)、営
業利益9億8000万円(同41.8%減)、経常利益9億9000万円(同41.3%減)、当期
純利益6億円(同28.6%減)の見通し。

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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IPOレシオは前日の47.69から13.33ポイント上昇して61.02となった。上
昇は3日連続。IPOレシオ5日移動平均線は45.18と、こちらは8日ぶりに
上昇に転じた。

IPOレシオが5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線が上向きに転
じたため、直近IPO市場は反発局面と認識している。

だが、直近上場5社(イナリサーチ(2176)、イデアインター(3140)、アス
コット(3264)、ベンチャーリパブリック(2177)、トライステージ(2178))
全てが公募価格も初値も割り込んでいる。実感の乏しい反発局面だ。

直近IPO市場への資金流入も極端に細っていると観測される。このような買
い手不在の状況では、直近IPO市場の上昇余地も限定的とみておく必要があ
るだろう。

一方、3市場売買代金は前日から19億円増加して269億円となった。日経ジ
ャスダック平均が年初来安値を更新、東証マザーズ、大証へラクレス指数が
算出来安値を更新した。

ここまで相場水準が下がっても一向に資金が流入してこない。それでも、こ
こ最近まで、そこそこ人気の高かったIPO銘柄にも資金が全く入ってなくな
ったことを考えれば、もともと不人気で、賞味期限の切れたセカンダリー銘
柄群に個人投資家が見向きもしないのは当然と言えば当然なのだが。

余程大きなイベントが発生し、個人が新興市場を見直すきっかけが発生しな
い限り、この旱魃のような状況は継続しよう。

なお、足元では、イベント発生の兆候は残念ながら確認できない。新興銘柄
を持ってしまったリスクをヒシヒシと感じている投資家が大量に存在する市
場、それが今の新興市場だ。

よって、潜在的な売り圧力は非常に強く、需給もまた非常に悪く、そしてそ
れは当分続くとみておく必要があるだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ IPO情報
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★ 編集後記
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今日は日経ジャスダック平均が年初来安値を更新し、マザーズ指数、ヘラク
レス指数は共に算出来安値を更新しました。だめですね。この「沈降市場」
は。ジャスダック証券取引所が今日発表したジャスダック上場銘柄の7月第
5週(7月28日〜8月1日)の投資部門別売買状況表では、個人が2週連続
で売り越しました。売越額は14億2300万円で、前週の33億5600万円から
は減少しましたが、引き続き、売り姿勢を崩していません。戻れば売りたい
個人はゴマンといると予想されます。需給は非常に悪いと覚悟しておいたほ
うが良さそうです。って言うか、もはや、殆どの個人は新興市場なんてもの
をウオッチしていないか、市場の存在自体も忘れてしまったのかも知れませ
んね。

(藤井英敏)

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Thursday, August 7, 2008

「カブ知恵」発、SQ控え模様眺め気分強まる中、景気後退を嫌気し反落�

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★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 相場概況(新興市場)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経225 13124.99 -129.9 -0.98%
TOPIX 1258.81 -18.46 -1.45%
日経JASDAQ 1419.58 -3.72 -0.26%
J−Stock 1208.28 -3.49 -0.29%
マザーズ 475.14 -7.11 -1.47%
ヘラクレス 751.27 -17.37 -2.26%
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★ 相場概況(主力株)
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7日の日経平均は前日比129.90円安の13124.99円、高値は始値の13257.99円、
安値は12時49分の13034.15円。東証一部の売買代金は2兆2123億円、値上がり
銘柄数は289銘柄、値下がり銘柄数は1356銘柄、変わらずは69銘柄だった。日
経平均は反落した。

6日のNYダウは前日比40.30ドル高の11656.07ドルで取引を終えた。原油安
やシスコシステムズの好決算が好感された。一方、フレディマックが発表した
決算が大幅赤字になったうえ、減配を発表したことが相場の足を引っ張った。
また、NY円相場は大幅に3日続落した。前日比1円45銭円安・ドル高の1ドル
=109円75-85銭で取引を終えた。日本の景気後退局面入りなどが意識され、円
売り・ドル買いの動きが加速した。

なお、前場寄り付き前に、内閣府が発表した6月の機械受注統計では、民間設
備投資の先行指標である「船舶、電力を除く民需」の受注額は前月比2.6%減
となり、3カ月ぶりに減少した。7-9月期は前期比3.0%減の見込み。また、
財務省が発表した対外及び対内証券売買契約等の状況では、7月27日-8月2
日の対内株式は、海外からの取得5兆638億円に対し処分が5兆4464億円で、
差し引き3827億円の資本流出超と、6週連続の売り越しとなった。

米国株高と円安を好感した買いが寄り付き直後は先行した。しかし、機械受注
の3ヶ月ぶり減少を受け、先行き設備投資の減速懸念が強まった上、対外及び
対内証券売買契約等の状況で外国人投資家の日本株売りが継続していることが
嫌気され、次第に大手銀行株中心に内需系銘柄への売りが優勢となった。

後場に入っても、フレディマックやAIGの赤字決算を嫌気した銀行株売りが
継続し、相場の地合いは冷え込んだままだった。明日の8月限オプションSQ
算出を控え、模様眺め気分も強まった。なお、日経平均は、テクニカル的に、
昨日上抜いた25日移動平均線(7日現在、13131.54円)を僅かながら再び割り
込んで取引を終えた。

東証33業種では、鉱業、精密機械、石油・石炭製品、医薬品の4業種が値上が
りした。一方、銀行、倉庫・運輸、保険、水産・農林、パルプ・紙、繊維製品、
情報・通信、陸運、小売、海運、建設、空運、証券、商品先物、サービス、そ
の他金融などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは田崎真珠(7968)、2位はアゼル(
1872)、3位は日本光電工業(6849)。一方、値下がり率トップはスミダコー
ポレーション(6817)、2位はサンシティ(8910)、3位はゼファー(8882)。

個別銘柄動向は以下の通り

日本光電工業(6849)、09年3月期連結業績の上方修正を好感
2170円 302円高のストップ高買い気配
6日、09年3月期の第2四半期連結累計期間業績予想および連結通期業績予想
について、第1四半期の実績および今後の見通しを踏まえ、5月12日に公表し
た予想数値を上方修正した。これが好感された。第2四半期連結累計期間の売
上高は525億円(前年同期比3.5%増)、営業利益は32億円(同34.2%減)、経常利
益は32億円(同34.9%減)、四半期純利益は19億円(同35.3%減)を見込んでいる。
また、通期の売上高は1095億円(前期比4.5%増)、営業利益は87億円(同11.4%
減)、経常利益は87億円(同8.9%減)、当期純利益は53億円(同5.9%減)を見込
んでいる。なお、為替の前提は、105円/米ドル、150円/ユーロだが、同社は
おおむね輸出と輸入のバランスがとれているため、営業利益に与える為替の影
響は大きくないものと考えている。

クボタ(6326)、日興シティ、UBSのポジティブ評価が買い手掛かり
759円 100円高のストップ高買い気配
日興シティグループ証券は、最も厳しい四半期を無事乗り切ったとし、同社の
レーティング「1H(買い/高リスク)」、ターゲットプライス1000円を継続し
たそうだ。1Q営業利益346億円の上期営業利益会社予想600億円に対する達成
率は58%に達し、北米小売販売台数がプラスとなったことで、これまで出荷を
押さえていた北米卸販売台数もプラスに転じており、上期業績は会社予想を上
回る可能性が高いとみているそうだ。また、UBS証券は、同社の投資判断
「Buy」、目標株価1100円を継続したそうだ。1Qは会社計画(中間期の営
業利益600億円)を上回る出足であったが、2Qの方がプラス要素は多いという。
同社は通期の業績予想を据え置いたが、中間期の進捗が好調なことなどから上
方修正の確度は高まっているという。なお、UBSは今期の営業利益を既に12
00億円(会社計画1100億円)に引き上げているが、これ以上の上乗せになる可能
性も出ているとも。これら同社に対するポジティブ評価が買い手掛かりになっ
たと観測される。

エンシュウ(6218)、09年3月期通期連結経常利益の上方修正を好感
150円 16円高
6日、09年3月期通期連結業績の修正を発表した。経常利益の上方修正が好感
された。営業利益8億5000万円、当期純利益2億5000万円の従来予想を据え置
き、売上高は同484億円を475億円に下方修正した。一方、経常利益は同3億50
00万円を5億7000万円に上方修正した。第2四半期累計期間の業績については、
工作機械関連事業部門の売上高が前回発表値を上回る見込みとなり、また利益
についても売上増加及び為替の影響により前回発表値を上回る見込みとなった。
通期の業績予想は、下期における工作機械関連事業部門のシステム機の売上減
少及び輸送機器他関連事業部門の二輪車・バギー車用エンジン部品等の生産減
少により、売上高は前回発表値を下回る見込みとなったが、経常利益は為替の
影響等により前回発表値を上回る見込みとなった。

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若林栄四が入手・分析した情報をベースに独自の指数分析・チャート分析を加
え、株式市場の見通しから個別銘柄まで網羅したレポート

若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
ンド・マネジャーの間でも注目されている。

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週刊株式情報誌「Vision」は、投資顧問契約に基づく会員レポートです。お申
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として作成されておりますが、元本を保証するものではありません。投資の最
終判断はご自身の責任で行うようお願い申し上げます。

(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1698号
社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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8月の月例経済報告では、足元の生産活動の落ち込みを勘案し、景気の基調判
断は「このところ弱含んでいる」へ下方修正した。

先月まであった「回復」の表現を削除し、景気が02年2月から始まった戦後最
長の拡大局面を終えて後退期に入った可能性を示した上で、先行きについても
従来の輸出主導型の回復シナリオを修正し、「当面、弱い動きが続くとみられ
る」と分析している。

なお、「弱含み」との基調判断は01年4月以来、7年4カ月ぶりのことだ。景
気後退については、これまでの相場の軟調でそれなりに織り込まれているはず
だが、為替市場中心に改めて、日本の景気後退が意識されつつある。このため、
バリュエーション的に日本株の上値は限定的とみておく必要がある。

一方、外国人投資家による日本株売りは継続している。財務省が7日朝発表し
た、対外及び対内証券売買契約等の状況(週間、指定報告機関ベース)では、
7月27日〜8月2日の対内株式は、海外からの取得5兆638億円に対し処分が
5兆4464億円で、差し引き3827億円の資本流出超と、6週連続の売り越しとな
っている。この外国人投資家の売り越し姿勢に変化が出ない限り、日本株の上
昇は期待薄だろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 相場概況(新興市場)
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7日の新興3市場は全面安。日経ジャスダック平均は一時1419.44円まで下落
して年初来安値を更新した。東証マザーズ指数、大証へラクレス指数共に反落
した。

本日、大証へラクレス市場上場のベンチャーリパブリック(2177)の初値は公
募価格3000円を200円下回る2800円だった。その後、10時30分に3030円まで上
昇し、公募価格を一時上回ったが買いは続かず。結局、初値比40円安の2760円
で取引を終えた。

同じく、本日、東証マザーズ上場のトライステージ(2178)は、売り物殺到で
売り気配が終日続き、結局、3000円の売り気配、値付かずで取引を終えた。同
社の公募価格は4000円。

個別では、イチヤ(9968)、ディー・ディー・エス(3782)、クオンツ(6811
)、オックスホールディングス(2350)、ヤマックス(5285)、MCJ(6670
)、三光ソフランHD(1729)、インテリジェントウェイブ(4847)、アイ・
ピー・エス(4335)、メディシノバ・インク(4875)、SEED(1739)、エ
ルクリイト(3247)などの値上がりが目立つ。

一方、トランスデジタル(9712)、アジア・メディア・カンパニ(2149)、Y
OZAN(6830)、ゲームオン(3812)、セイクレスト(8900)、イデアイン
ターナショナル(3140)、クロニクル(9822)、カルナバイオサイエンス(45
72)、フジプレアム(4237)、イー・キャッシュ(3840)、アルデプロ(8925
)、ゼンテック・テクノロジー(4296)、ダヴィンチHD(4314)、コネクト
テクノロジーズ(3736)などの値下がりが目立つ。

個別銘柄動向は以下の通り

インテリジェントウェイブ(4847)、08年6月期通期連結業績の上方修正を好感
20200円 2000円高のストップ高買い気配
6日、08年6月期通期連結業績予想を上方修正した。これが好感され、買い物
が殺到で前場は値付かず。通期連結業績予想を、売上高66億9500万円(前回予
想比8.1%増)、営業利益4億1700万円(前回予想は5100万円の赤字)、経常利益
4億300万円(同4100万円の赤字)、最終損益700万円の赤字(同2億6400万円の
赤字)に、それぞれ上方修正した。「カードビジネスのフロント業務」におい
て売上高が計画を4億5200万円上回ったことが寄与した。また、ソフトウェア
開発業務における下期の利益予想を保守的に見積もっていたが、開発案件の作
業が堅調に推移したことが奏効した。

シナジーマーケティング(3859)、テクマトリックスと業務提携を好感
122400円 7400円高
6日、テクマトリックスと、SI事業において業務提携することに関し、基本合
意書を締結したと発表した。今後は、同社が創業来培ってきたCRM支援に関す
るノウハウとテクマトリックスのシステム開発に関するノウハウを融合し、大
規模のシステム開発に関するビジネスチャンスのさらなる拡大を図っていくと
いう。これが好感されたようだ。

カルナバイオ(4572)、08年12月期通期個別業績の下方修正を嫌気
66500円 10000円安のストップ安売り気配
6日、08年12月期通期個別業績予想を下方修正した。これが嫌気された。通期
個別業績予想を、売上高6億7400万円(前回予想比5.3%減)、営業損益2億520
0万円の赤字(前回予想は8600万円の赤字)、経常損益3億100万円の赤字(同1
億3400万円の赤字)、最終損益5億6000万円の赤字(同1億3800万円の赤字)に、
それぞれ下方修正した。研究開発費(研究開発拠点・本社機能の移転に併せて
実施する創薬研究の加速を目的とした優秀な人材の獲得、化学合成に係る外注
費および設備投資の前倒しによる減価償却費等)の増加(9000万円)や販管費(米
国子会社の営業力強化および人材強化等に関するもの)の増加(7500万円)等に
より、営業損益および経常損益の赤字幅は拡大する見通し。また、本社および
研究開発拠点の移転・集約費用6300万円、固定資産減損損失および固定資産除
却損1億9400万円を特別損失に計上することも赤字幅を拡大させる。

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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IPOレシオは前日の45.45から2.24ポイント上昇して47.69となった。上昇は
3日連続。IPO5日移動平均線は43.48と、こちらは7日連続で低下している。
IPOレシオが5日移動平均線を上回っているため、直近IPO市場の反発局
面継続期待は残している。

だが、小幅とは言え、5日移動平均線が下降中であり、依然として下振れリス
クは小さくない点には注意が必要だ。

なお、本日、大証へラクレス市場上場のベンチャーリパブリック(2177)の初
値は公募価格3000円を200円下回る2800円だった。終値は、初値比40円安の276
0円で取引を終えた。

同じく、本日、東証マザーズ上場のトライステージ(2178)は、売り物殺到で
売り気配が終日続き、結局、3000円の売り気配、値付かずで、取引を終えた。
同社の公募価格は4000円だ。上場初日売り気配で値が付かなかったのは昨年11
月上場の桧家住宅(1413)以来のこと。

IPO市場への資金流入も枯渇している。直近IPO市場も、非常に深刻な不
人気状態に陥ったとみておく必要がある。ハイリスク・ノーリターンという印
象が個人中心に広がっているため、資金流入が止まった可能性が高い。

一方、3市場売買代金は前日から37億円減少して250億円となった。資金が一
向に新興に回ってこない。国内景気の後退懸念の強まりで、内需系銘柄の多い
新興市場は当分、物色圏外に置かれる公算が大きい。流動性リスクが高まって
いるため、許容PERも低下していく可能性も高いとみておく必要があろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ IPO情報
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IPOスケジュールはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.kabutie.co.jp/ipo/ipo.html
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★ 編集後記
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市場では、「45日ルール」が引き続き警戒されています。投資家がファンド
を解約するには45日前までに申し出るルールのことです。9月末解約を前提
にすると8月15日前後が期限となるためです。ちなみに、昨年8月の17日
に874.81円安となったことは記憶に新しいですよね。この8月13日から17
日週、日経平均は1週間で1490.41円の急落を演じました。だからこそ、多
くの関係者が警戒しているのでしょう。

(藤井英敏)

ご意見・ご要望がございましたら、下記メールアドレスにご連絡下さい。
           ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
            henko@kabutie.co.jp
                           
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【等幅フォントで御覧ください】
フォントの設定をWindowsは「MSゴシック」、Macは「Osaka-等幅」等として
いただきますと見やすくご覧いただけます。
<Outlook Express の場合>
メニューから「ツール」−「オプション」−「読み取り」−「フォント」
で「MSゴシック」をお選びください。
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切責任を負いかねます。また、当社が提供するすべての情報について、当社の
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★発行 株式会社 カブ知恵 < http://www.kabutie.co.jp/ >

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Wednesday, August 6, 2008

「カブ知恵」発、外部環境の好転を素直に評価、日経は4日ぶりに大幅反発�

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年8月6日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 相場概況(新興市場)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経225 13254.89 340.23 2.63%
TOPIX 1277.27 29.56 2.37%
日経JASDAQ 1423.3 1.7 0.12%
J−Stock 1211.77 17.6 1.47%
マザーズ 482.25 9.73 2.06%
ヘラクレス 768.64 16.99 2.26%
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★ 相場概況(主力株)
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6日の日経平均は前日比340.23円高の13254.89円、高値は13時28分の13295.51
円、安値は9時4分の13048.97円。東証一部の売買代金は2兆4478億円、値上
がり銘柄数は1472銘柄、値下がり銘柄数は201銘柄、変わらずは44銘柄。日経
平均は4日ぶりに大幅反発し、25日移動平均線(6日現在、13138.00円)を上
回った。

5日のNYダウは前日比331.62ドル高の11615.77ドルで取引を終えた。FRB
がFOMCで政策金利の据え置きを決定し、FOMC後の声明や表決で懸念し
たほどFRBがインフレ警戒姿勢を示さなかったことが好感された。また、7
月のISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことや、原油価格が大幅
続落したことも買い材料になった。WTI期近の9月物は前日比2.24ドル安の
1バレル119.17ドルで終えた。早朝の時間外取引で一時118ドルちょうどまで下
落し、5月5日以来3カ月ぶりの安値を付けた。

米国株高、原油安と、外部環境が大幅に改善したことで、朝方から買いが先行
した。輸出関連株中心に幅広い銘柄が買い戻された。後場に入ると、上げ幅が
やや拡大した。日経平均は前引け13201.90円だったが、後場の高値は13時28分
の13295.51円となった。東京外国為替市場で、円相場が1ドル=108円台前半
の円安水準で推移していることや、アジア各国・各地域の株式市場が全面高で
推移していることなどが好感された。

東証33業種では、ゴム製品、ガラス・土石、証券、商品先物、建設、機械、鉄
鋼、電気機器、金属製品、その他金融、輸送用機器、鉱業、不動産、化学、水
産・農林、繊維製品、精密機械、海運などが値上がりした。一方、電気・ガス、
陸運、医薬品の3業種が値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは日本電波工業(6779)、2位はトク
ヤマ(4043)、3位は日本写真印刷(7915)。一方、値下がり率トップはゼフ
ァー(8882)、2位はサンシティ(8910)、3位はシーズクリエイト(8921)。

個別銘柄動向は以下の通り

日本電波工業(6779)、09年3月期第1四半期連結業績発表で悪材料出尽くし
2425円 400円高のストップ高買い気配
5日、09年3月期第1四半期連結業績を発表した。この発表で悪材料出尽くし
の動きとなった。連結売上高は176億2100万円(前年同期比8.1%減)、営業利益
は7億7600万円(同72.3%減)、経常利益は6億9300万円(同74.9%減)、四半期
純利益は3億7800万円(同78.8%減)。水晶デバイス市場は、主な用途である携
帯電話やデジタル家電などの生産は比較的高水準で推移したが、競争激化によ
る製品価格の低下に加えて原材料等の価格高騰、税制改正に伴う耐用年数の見
直しによる償却負担増もあり厳しい収益環境となった。この業績発表を受け、
UBS証券は、同社のレーティングを従来の「Neutral」から「Buy
」へアップグレードし、アキュムレートのスタンスにしたそうだ。一方、目標
株価は、市場環境を考慮し同3100円から2600円に引き下げたという。市場セン
チメントは低下しているが、循環回復や構造的需要増加への期待などから、今
後、再評価の可能性があると判断しているもよう。

日本写真印刷(7915)、09年3月期第1四半期連結業績、大幅増収・営業増益を
好感
5840円 820円高
5日、09年3月期第1四半期連結業績を発表した。大幅増収・営業増益が好感
された。売上高は316億4400万円(前年同期比39.7%増)、営業利益は55億7500万
円(同68.0%増)、経常利益は63億4100万円(同62.0%増)、第1四半期純利益は36
億8800万円(同50.9%増)。電子部門では、携帯電話やゲーム機、電子辞書など
に採用されるタッチパネルが主要製品となっている。当第1四半期は、携帯電
話へ搭載する高品位のタッチパネルが市場トレンドとしてますます顕著となり、
同社の主力製品であるタッチウインドウ(抵抗膜方式)への需要がグローバル規
模で拡大し、同時に昨年度市場投入したキャパシティブセンサー(静電容量方
式)も順調な伸びを示した。その結果、電子部門の当第1四半期の連結売上高
は70億8400万円となり、前年同期比で161.0%の増加と大幅に伸びた。なお、08
年5月13日に発表した第2四半期連結累計期間及び通期の業績予想の見直しは
行っていない。業績発表を受け、三菱UFJ証券は、同社のレーティング「1
」を継続し、目標株価を従来の5400円から6200円に引き上げたそうだ。第2四
半期はIMD、タッチパネルとも第1四半期並み以上で推移すると思われ、上
期会社計画は上振れする可能性が高いが、下期は景況感の悪化などをリスクと
して認識する必要があると三菱UFJ証券ではみているという。

タムロン(7740)、自己株式取得を好感、通期連結業績見通しの据え置きも買い
材料
1786円 245円高
5日、自己株式取得を発表した。これが好感された。取得する株式の総数上限
は80万株(発行済株式総数に対する割合 2.8%)、取得価額の総額上限は15億円、
取得方法は市場買付、取得する期間は08年8月6日〜08年9月30日。同時に、
08年12月期通期連結業績見通しを発表した。売上高は695億円(前期比1.9%増)、
営業利益は92億円(同4.7%増)、経常利益は85億円(同10.2%増)、当期純利益
は61億円(同27.8%増)の見通し。当中間連結会計期間の業績が概ね予定通りに
推移したこと、および第3四半期以降に予定されているデジタル一眼レフカメ
ラ用交換レンズの新製品投入効果等により、ほぼ予定通りに推移するものと予
想されることから、08年2月6日発表の通期業績予想を据え置いている。この
据え置きも買い材料となったとみられる。

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1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
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を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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6日の日経平均は急反発した。昨日までの日経平均は3日続落して3日間で462
.15円下落したが、本日の上昇で73%取り戻した。だが、米国株式市場次第と
いう主体性を喪失した動きが継続しており、日経平均がここからどんどん上値
を追っていけるかというとやや疑問だ。やはり、明日以降も米国株次第という
状況が継続しよう。

本来、米国株の下落の背景は、3月のベア・ショック以降は、原油高を背景に
したスタグフレーション懸念の強まりだった。しかし、足元では、原油価格は
調整色を強めている。それならば、米国株式市場は気分良く上昇しても良いは
ずだが、そうはなっていない。

これは、相次ぐ地銀の破綻や大手金融機関の追加の資本増強懸念、下げ止まら
ない住宅価格など、再び、米金融システムへの不安が高まっているため、原油
価格の低下だけでは、米株は上昇できずにいると推察する。

一方、日本も、ここまでの主力企業の業績悪化の元凶が原油高であったことを
考えれば、上昇しても良いはず。しかし、国内景気の減速懸念がここにきて一
段と強まり、企業収益の下期回復期待が急速に萎んでいる。

なお、福田改造内閣はようやく景気対策の具体化に向けて動き出している。こ
れはこれでポジティブだが、思い切った対策が出てくる公算は小さく、相場・
景気への影響は限定的とみておく必要がある。このため、国内要因で日本株が
上がるとは考え難い。

よって、当面の日本株は米国株の動き次第で上下する展開を覚悟したい。なお、
トレンドは、日米共に、上でもなく、下でもなく、「横」とみている。つまり、
狭いレンジのもみあい相場がダラダラと続くと考える。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 相場概況(新興市場)
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6日の新興3市場は全面高。日経ジャスダック平均は5日ぶりに反発した。東
証マザーズ指数、大証へラクレス指数は7日ぶりに反発した。5日の米国株の
上昇を好感し、東証一部の主力株が買われたことで、連れ高した。

個別では、トランスデジタル(9712)、ジーエヌアイ(2160)、クロニクル(
9822)、新華ファイナンスリミテッド(9399)、オックスホールディングス(
2350)、ACKグループ(2498)、ディー・ディー・エス(3782)、アーティ
ストハウスHLDGS(3716)、ワールド・ロジ(9378)、トラベラー(9838
)、インテリジェントウェイブ(4847)などの値上がりが目立つ。

一方、イチヤ(9968)、シコー(6667)、ディースリー(4311)、エス・イー
・エス(6290)、アジア・メディア・カンパニ(2149)、YOZAN(6830)、
デュオシステムズ(3742)、三平建設(1809)、船井財産コンサルタンツ(89
29)、インフォテリア(3853)、大日光エンジニアリング(6635)、ウィル(
3241)、ラ・アトレ(8885)などの値下がりが目立つ。

個別銘柄動向は以下の通り

ディー・ディー・エス(3782)、08年12月中間期連結、営業黒字転換を好感
163000円 20000円高のストップ高買い気配
5日に発表した、08年12月中間期連結業績は、売上高13億4500万円(前年同期
比41.0%増)、営業利益4000万円(前年同期は2億7200万円の赤字)、経常利益
2600万円(同2億7900万円の赤字)、中間純利益1400万円(同2億6700万円の赤
字)だった。この営業損益段階からの黒字転換が好感された。海外事業が順調
に推移したことやポータブル用防水ワンセグメント放送TV製品やエコテクノロ
ジー関連でのLED照明関連機器の販売が伸長したこともあって、連結売上高は
前年同期比41.0%増となった。また、大規模指紋認証基盤「EVEシリーズ」の
販売強化が利益を押し上げた。なお、通期連結業績予想の変更はしなかった。

アプリックス(3727)、Nokia Corporation とのライセンス契約更新を好感
127400円 8400円高
5日、同社の組み込み用ソフトウェア製品を、ノキアが製造する製品に組み込
んで販売する権利を許諾することを目的とする契約について、1年間の更新を
行うと発表した。なお、本件が当期業績に与える影響は軽微であり、08年2月
15日に発表した業績見通しの修正はない。

ミクシィ(2121)、09年3月期中間期単独業績の上方修正を好感
689000円 23000円高
5日、09年3月期中間期単独業績予想を上方修正した。中間期単独業績予想の
売上高は前回予想の56億円に据え置いたが、営業利益17億円(前回予想比21.4
%増)、経常利益17億円(同21.4%増)、中間純利益9億円(同20.0%増)に、そ
れぞれ上方修正した。第1四半期において、データセンターに関する費用の削
減を行ったことにより、利益額が当初計画を上回った。また、引き続きデータ
センターに関する費用の削減効果が続くこと及び新サービスにかかる費用の見
直しに伴い、利益額が当初計画を上回る見込み。

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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IPOレシオは前日の43.94から1.51ポイント上昇して45.45となった。上昇は
2日連続。IPOレシオ5日移動平均線は45.37と、6日連続で低下した。I
POレシオが5日移動平均線を僅かながら上抜いた。

直近IPO市場が反発局面入りした可能性は高まっている。しかし、5日移動
平均線が下向きのため、明日以降の動き次第では、反発も束の間で終了という
ことになりかねないと危惧している。正直、直近IPO銘柄を盛んに売り買い
したアクティブ個人は人数的に相当減ったとみており、直近IPO市場が賑わ
う状況がイメージ困難な状況とみている。

一方、3市場売買代金は前日から8億円増加して287億円となった。増加した
うちには入らないぐらいの微量の増加だ。外部環境の好転を背景に、日経平均
が340円高と大幅反発したが、外需系企業の少ない新興市場はそのメリットが
小さいと評価されてのことだろう。

また、内閣府が6日午後発表した6月の景気動向指数(速報)では、一致指数
は前月比1.6ポイント低下した。「基調」を判断する3カ月移動平均は4カ月
連続で低下し、内閣府は基調判断を「悪化を示している」に変更した。株式市
場では既に国内景気の後退を織り込んでいたが、少なくとも、国内景気の「谷
」がどこかが分かるまでは、内需系企業の多い新興市場の底打ちも期待できな
いだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ IPO情報
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IPOスケジュールはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.kabutie.co.jp/ipo/ipo.html
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★ 編集後記
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東証が6日発表した1日時点の裁定買い残(期近・期先合計)は3週連続で
増加しました。前週比2275億円増加して2兆7009億円となりました。しか
し、この週の日経平均は240.17円下落しています。普通なら、裁定買いで指
数が押し上げられるものですが、反対に下落しています。実需の売りが相当
出たようです。仮需要だけでは簡単に上がらない最大の理由は、米国景気の
みならず、国内景気も急ピッチで後退しているためでしょう。また、市場で
は、主力の3月企業の下期回復シナリオが音を立てて崩れつつあります。下
は下でバリュエーション的に堅いでしょうが、上値も相当重いのでしょうね。
上がりもしない、さりとて、下がりもしない。非常にボアな相場が続きそう
です。

(藤井英敏)

ご意見・ご要望がございましたら、下記メールアドレスにご連絡下さい。
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いただきますと見やすくご覧いただけます。
<Outlook Express の場合>
メニューから「ツール」−「オプション」−「読み取り」−「フォント」
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Monday, August 4, 2008

「カブ知恵」発、買い手不在、日経は2日続落で130000円割り込む�

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年8月4日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 相場概況(新興市場)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経225 12933.18 -161.41 -1.23%
TOPIX 1248.25 -24.68 -1.94%
日経JASDAQ 1429.27 -13.96 -0.97%
J−Stock 1205.63 -26.39 -2.14%
マザーズ 476.47 -19.85 -4%
ヘラクレス 753.83 -28.62 -3.66%

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★ 相場概況(主力株)
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4日の日経平均は前週末比161.41円安の12933.18円、高値は9時16分の13113.
94円、安値は10時38分の12910.17円。東証一部の売買代金は2兆3109億円、値
上がり銘柄数は284銘柄、値下がり銘柄数は1385銘柄、変わらずは50銘柄。東
証一部の値下がり銘柄数は80.5%と全面安商状で、日経平均は2日続落した。
終値ベースでの13000円大台割れは7月18日以来。

週末1日のNYダウは前日比51.70ドル安の11326.32ドルで取引を終えた。7月
の雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比5万1000人減と、7カ月連続のマ
イナスとなり、失業率は5.7%と、4年4カ月ぶりの水準に悪化したことが嫌
気された。一方、7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感
指数は50.0と前月からほぼ横ばいで、市場予想の49前後を上回ったことが相場
を支えた。

米国株式市場が不安定な上、失業率悪化が示すように米先行き景気減速懸念が
強まったことで、4日前場の東京株式市場では売りの勢いが強かった。週末8
日に8月限オプションSQを控えていることもあり、需給面での不透明感も強く、
買い意欲が乏しいとの印象が強かった。

後場に入っても悪地合いは継続した。アジア各国・各地域の株式市場が軟調な
ことも、市場心理を冷やした。だが、12時38分の日経速報ニュースで、「福田
首相が、物価上昇と景気減速に対応するため政策手段を総動員し、今月前半に
も経済対策の骨格を取りまとめるよう指示した」、との報道が市場に伝わり、
下げ幅を縮小させる場面も、あるにはあったが、買い戻しは続かず、大引けに
かけて売り直された。

東証33業種では、電気・ガス、医薬品、情報・通信、小売、倉庫・運輸、陸運、
空運の7業種が値上がりした。一方、鉄鋼、海運、卸売、非鉄金属、パルプ・
紙、輸送用機器、金属製品、銀行、その他金融、石油・石炭製品、機械、ゴム
製品、ガラス・土石などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは山水電気(6793)、2位はセガサミ
ーホールディングス(6460)、3位は愛知機械(7263)。一方、値下がり率ト
ップは真柄建設(1839)、2位は佐田建設(1826)、3位は阪和興業(8078)。

個別銘柄動向は以下の通り

愛知機械(7263)、09年3月期第1四半期連結業績、増収・大幅営業増益を好感
328円 37円高
1日、09年3月期第1四半期連結業績を発表した。増収・大幅営業増益が好感
された。売上高は、前年同期比23.6%増の293億9900万円、損益面では、売上
高の増加やコスト低減などの効率化・合理化により、営業利益は17億6800万円
(前年同期比138.0%増)、経常利益は17億9000万円(同133.1%増)。また、四半
期純利益は、営業利益、経常利益の増加に加え、前期にあった製品補償損失に
よる特別損失がなくなったことなどにより、10億1600万円(同645.0%増)。連
結売上高を製品別にみると、エンジンについては、日産自動車(7201)の国内向
け「ノート」、「ティーダ」、「マーチ」搭載分及び欧州、ロシア向け「ティ
ーダ」搭載分が増加したことなどにより、131億6300万円(同25.2%増)。マニ
ュアルトランスミッションについては、「NISSAN GT−R」向けの新
型トランスミッション「GR6」や、韓国ルノー三星自動車株式会社向け及び
マレーシア・プロトン社向けのトランスミッションが増加したことなどにより、
80億6200万円(同74.9%増)。

大塚商会(4768)、中間連結純利益、過去最高を好感、みずほは格上げ
7570円 770円高
1日、08年12月期中間連結業績を発表した。売上高は2530億6400万円(前年同
期比2.7%増)、営業利益187億5100万円(同2.3%増)、経常利益は190億5300万
円(同2.5%増)、中間純利益は106億5100万円(同5.8%増)。純利益は中間期と
しては過去最高で、これが好感された。今後は、サービス&サポート事業では、
オフィスサプライ通信販売事業「たのめ−る」において、新商材の投入、プラ
イベートブランド商品「TANOSEE」の強化、他社とのアライアンス等を
進め、サポート事業「たよれ−る」においては、サービスメニューの充実とと
もにさらに分かり易いメニュー体系化を進める。なお、08年2月5日に発表し
た通期業績予想に変更はない。また、みずほ証券は、同社の08年12月期中間決
算は、同社の経営基盤の強さを改めて認識させられる内容とし、投資判断を従
来の「2」から「1」へ引き上げ、8400円を目標株価に設定したそうだ。

日本金銭機械(6418)、09年3月期通期連結業績の上方修正を好感
935円 97円高
1日、09年3月期通期連結業績の上方修正を発表した。売上高は従来の268億円
を270億円へ、営業利益は同20億5000万円を26億円へ、経常利益は同21億5000万
円を30億円へ、当期純利益は同10億円を19億円へ、それぞれ上方修正した。第
2四半期累計期間の利益は、第1四半期に続き、欧州での増収要因やユーロ高
による増益効果に加え、海外子会社における販売増による在庫の減少が進むこ
とから未実現利益の実現益の増加が見込まれ、営業利益、経常利益、当期純利
益は、前回予想値を大幅に上回る見通し。しかしながら、下半期には、欧州向
けは堅調に推移するものの、その伸張は鈍化することや北米の受注状況はやや
低水準で推移する見通し。一方、国内の遊技場市場では、洞爺湖サミット終了
後にホールの設備投資意欲が一部回復することも予想されるが、市場規模の縮
小など、なお予断を許さないものと見込まれる。また、利益面では、海外向け
の販売が上半期に比べて低調に推移することなどから、利益計上額は大幅に減
少する見通し。

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若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
ンド・マネジャーの間でも注目されている。

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が必要となります。また、このレポートは皆様の投資の一助となることを目的
として作成されておりますが、元本を保証するものではありません。投資の最
終判断はご自身の責任で行うようお願い申し上げます。

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社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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「福田康夫首相は午前、首相官邸に与謝野馨経済財政担当相を呼び、原油価格
や食料価格高騰による物価上昇と景気減速に対応するため政策手段を総動員し、
今月前半にも経済対策の骨格を取りまとめるよう指示した。新旧閣僚の事務の
引き継ぎも相次いで行われた。改造内閣がめざしている生活不安解消への取り
組みが加速する。」と、本日12時38分に、日経速報ニュースが市場に流れた。

これを受け、日経平均先物は買い戻され、13時26分には13060円まで上昇した
が、結局買いは続かず、12950円前週末比80円安で本日の取引を終えている。

だが、発足したばかりの「安心実現内閣」は、2011年度にプライマリーバラン
ス(財政の基礎的収支)を黒字化する路線を大きく逸脱することはやるべきで
はないとのスタンスの閣僚達によって構成されている。よって、政策期待で、
市場が上昇することはないだろう。基本的に、衆参のネジレで国会がほぼ空転
していることは織り込み済み。市場は、いずれ行われる選挙の結果をみてから、
政治に対する期待や失望を示すとみている。現状の期待値はほゼロだ。

なお、今回の福田改造内閣のイメージは、大きな政府を維持した上で、増税を
実施する公算が大きいとみいている。また、郵政解散の際、造反した議員が閣
僚に任命されるなど、構造改革の後退色が強い。

つまり、旧き良き自民党政権であり、つかの間の王政復古という感じが非常に
強い、とみている。ただし、株式市場への影響としては、先述のように期待値
がほぼゼロにため「中立」とみてはいるが、下手をすると外国人投資家の失望
売りを浴びるリスクは低くはないともみている。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 相場概況(新興市場)
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4日の新興3市場は全面安。日経ジャスダック平均は3日続落した。東証マザ
ーズ指数は5日続落し、7月22日の477.63ポイントを割り込み、一時475.88ポ
イントまで下落し、算出来安値を更新した。大証へラクレス指数も5日続落し、
連日で算出来安値を更新した。

個別では、アーティストハウスHLDGS(3716)、ブロッコリー(2706)、ネク
ストジャパンHLDGS(2409)、アイ・ピー・エス(4335)、フリード(9423)、
ジャパンデジタルコン信(4815)、ミネルヴァHD(3090)、バーテックスリン
ク(9816)、PLANT(7646)、SEホール&インキュベ(9478)、ウェッジホー
ルディングス(2388)、KVK(6484)などの値上がりが目立つ。

一方、YOZAN(6830)、トランスデジタル(9712)、シコー(6667)、ACKグル
ープ(2498)、新日本建物(8893)、船井財産コンサルタンツ(8929)、エヌ
・ピー・シー(6255)、イデアインターナショナル(3140)、クオンツ(6811
)、MAGねっと(8073)、イナリサーチ(2176)、そーせいグループ(4565)、
バリューコマース(2491)、アセット・マネジャーズHD(2337)、GDH(3755
)、アイディーユー(8922)などの値下がりが目立つ。

個別銘柄動向は以下の通り

日本精密(7771)、09年3月期第1四半期、経常損益段階からの黒字転換を好感
97円 27円高
31日、09年3月期第1四半期連結業績を発表した。経常損益段階からの黒字転
換が好感された。売上高は12億6800万円(前期比91.3%増)、営業損失は700万
円(前年同期は4700万円の赤字)、経常利益は100万円(同、3700万円の赤字)、
四半期純利益は1300万円(同、1億3800万円の赤字)。このうち昨年10月より子
会社とした株式会社村井の業績は、売上高は2億8800万円、売上総利益は1億
1000万円、営業損失は2100万円、経常損失は1400万円、当期純損失は273万円。
時計バンド事業の売上高は、3億2876万円の増加。そのうち、海外高級時計メ
ーカーからは引き続き受注が好調で前年同期比1億8708万円の増加。また、国
内大手メーカーからは香港支店でのG-Shock、Baby-Gモデル等の金属バンド及
び金属樹脂コンポバンドの受注の増加と、ベトナム子会社での時計部品及びIP
加工用金属バンドの受注増加があり、前年同期比1億4168万円の増加。メガネ
フレーム事業は、前年同期比2億7071万円の増加。うち子会社村井による増加
は2億8891万円。応用品事業は、静電気除去器等の受注増加があり、前年同期
比599万円の増加。

アプリックス(3727)、中間業績予想、営業利益・当期純利益の通期計画超過を
好感
129200円 13100円高
31日、08年2月15日の決算発表時に開示を見送っていた、08年12月期中間期の
連結および単体の業績予想を発表した。営業利益・当期純利益の通期計画超過
が好感された。中間期の決算発表は、8月14日を予定。また、08年12月期通期
の業績予想は、現時点において予想通りの進捗状況であり、2月15日発表の数
値から修正はない。中間連結売上高は26億9000万円、営業利益は1億9200万円、
経常利益は1億3600万円、当期純利益は1億2100万円。通期計画に対する進捗
率は、売上高は48.9%、営業利益は192.0%、経常利益は41.2%、当期純利益
は112.0%。

澤田HD(8699)、09年3月期第1四半期連結、営業黒字転換を好感
661円 81円高
31日に発表した、09年3月期第1四半期連結業績は、営業収益46億7700万円(
前年同期は39億8100万円)、営業利益6億6400万円(同4億2400万円の赤字)、
経常利益16億1900万円(同4億9800万円)、四半期純利益11億4900万円(同1億
6600万円)だった。証券業において外国債券の販売に注力した結果トレーデイ
ング益が前年同期比3億8400万円増加したことや、銀行業において、貸出金利
息が前年同期比7億1700万円増加したことが寄与した。また、株式会社外為ど
っとコム等が着実に利益を伸ばした結果、持分法投資利益は6億5900万円とな
ったことが利益を押し上げた。なお、同社は業績予想を開示していない。

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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IPOレシオは前週末の52.54から24.76ポイント低下して27.78となった。低下は
4日連続。IPOレシオ5日移動平均は64.97と、こちらも4日連続の低下。IPOレシ
オが5日移動平均線を下回り、且つ、5日移動平均線が下向きのため、直近IPO
市場は依然として調整局面と認識している。

IPOレシオの水準は短期的に超売られ過ぎだが、反発は期待薄とみている。な
ぜなら、アクティブ個人の直近IPO銘柄離れがドンドン深刻化していると考え
るからだ。彼らが直近IPO銘柄を弄らない限り、反発は期待できないだろう。

一方、3市場売買代金は先週末から10億円減少して282億円となった。東証マ
ザーズ指数、大証へラクレス指数が算出来安値となっているにも拘わらず、売
買代金は超低水準にとどまり、閑散商状だ。完全に無視された状態と言えよう。

株価は下がるばかりで、一向に押し目買いが入ってこず、流動性が枯渇してい
る。まるで、旱魃が続き、干上がる川のような状態だ。なお、この旱魃は当分
続く公算が大きい。大口個人はもちろん、小口の個人も、当分、新興に近づく
ことはないだろう。余程のポジティブ・サプライズを伴うイベント、10年に一
度級のイベントが発生しない限り、新興市場とは、流動性の枯渇した「沈降市
場」と揶揄され続けることになりそうだ。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 編集後記
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あっさりと日経平均は13000円大台を割れてしまいましたね。まあ、米株が
不安定で、国内景気も後退気味ですし、発表された主力企業の4−6月期決
算も冴えません。これでは、株を買おうという気にもなりません。そして、
発足した福田改造内閣の顔ぶれです。大きな政府を維持して増税をどこでや
ってやろうかというオーラをビンビン感じます。また、構造改革の象徴的な
イベントである郵政民営化に造反した議員も閣僚になっていますね。こりゃ
あ、目先の改革後退は覚悟しないといけないのかも、ですね。

(藤井英敏)

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