「カブ知恵」発、「カブ知恵通信」今週の注目株、○○関連です。

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年10月24日発行

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　２．森を見て（来週の相場はどうなるかを予想）
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　３．木をみる（注目される材料等から最もパファーマンスでそうな銘柄を抽出）

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★ 「カブ知恵通信　Weekly　Report」の目次
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★ 週末の海外市場動向
★ 今週の相場見通し
★ 日経225　 テクニカルコメント
★ ＮＹダウ　テクニカルコメント
★ 先週の注目アナリストレポート　
★ 今週の注目銘柄（２銘柄）　
★ 今週の主な予定
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昨年発生した「100年に一度」とされる未曾有の金融危機を経て、足元の株式
市場は、過度の悲観からの揺り戻しで、やや冷静さを取り戻しています。

この戻り相場に上手く乗れた方もいらっしゃるでしょうが、そうでもない個人
投資家の方が非常に多いということをよく耳にします。

そうではない個人投資家の多くは、サラリーマンや自営業などの本業を抱え、
投資情報の収集に十分な時間をかけられない方が大部分を占めると推察されま
す。

また、投資のプロである機関投資家や証券会社の自己売買部門に比べて、圧倒
的に情報量が不足していることも、パフォーマンスが向上しない一因と推察し
ます。ですが、市場には有益な情報も、無駄な情報も、混在し、且つ、無数存
在しています。その中から、本当に投資家にとって重要な情報を効率的に抽出
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株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏

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「カブ知恵」発、ＪＡＬの減資観測報道を受け、後場急速に伸び悩み

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年10月23日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 10282.99 15.82 0.15％
ＴＯＰＩＸ 902.03 -6.57 -0.72％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1225.87 2.14 0.17％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 995.66 -10.88 -1.08％
マザーズ 448.62 4.94 1.11％
ヘラクレス 592.51 5.86 1％
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★ 相場概況（主力株）
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23日の日経平均は前日比15.82円高の10282.99円、高値は12時41分の10364.17
円、安値は14時40分の10271.71円。東証一部の売買代金は１兆4063億円、値上
がり銘柄数は566銘柄、値下がり銘柄数は957銘柄、変わらずは163銘柄。日経
平均は３日ぶりに小幅反発。

22日のＮＹダウは前日比131.95ドル高の10081.31ドルで取引を終えた。７−９
月期決算で純利益が前年同期の４倍超となったトラベラーズや、通期見通しを
４−６月期に続いて引き上げたスリーエムなどの好決算が好感された。

ＮＹ円相場は３日続落した。前日比35銭円安・ドル高の１ドル＝91円25〜35銭
で取引を終えた。円は対ユーロで10日続落。前日比55銭円安・ユーロ高の１ユ
ーロ＝137円15〜25銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は反落。ＷＴＩ期近の12月物は前日比0.18ドル安の１バレル
81.19ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は５日ぶりに反落。12月物は前日
比5.9ドル安の１トロイオンス1058.6ドルちょうどで取引を終えた。

米国株高を好感し、前場の日経平均は３日ぶりに反発した。だが、膠着感が強
く、値幅は29.97円にとどまった。主力の３月決算企業の４−９月期決算を見
極めたいというムードに加え、週末要因も重なり、積極的な売買が手控えられ
た。

後場に入り、上海、香港などアジア各国・各地域の株式市場が全面高になった
ことを好感する買いが入った。しかし、追随する動きはなく、まもなく失速し
た。そして、14時、日経速報ニュースが、「日本航空の経営再建を巡り、銀行
団の一部が普通株式の減資を実施すべきだとの認識を政府に伝えていたことが
23日、明らかになった。」と報じたことで、ＪＡＬ（9205）だけでなく、銀行
株も売られれると、地合いが急速に悪化し、日経平均は急速に伸び悩んだ。

東証33業種では、食料品、その他金融、建設、機械、水産・農林、不動産、海
運の７業種が値上がりした。一方、空運、保険、銀行、電気・ガス、証券、商
品先物、ゴム製品、鉄鋼、卸売、情報・通信、陸運、石油・石炭製品などが値
下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは間組（1719）、２位はワコム（6727
）、３位は日本ペイント（4612）。一方、値下がり率トップはサイボウズ（47
76）、２位はテンプホールディングス（2181）、３位はフタバ産業（7241）。

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◎本日の新着個別銘柄動向

更新時間：2009/10/23 9:34:54

ワコム(6727)、10年３月期第２四半期連結業績の上方修正を好感
219700円　25600円高
22日、10年３月期第２四半期連結累計期間業績予想の上方修正を発表した。こ
れが好感された。第２四半期連結累計期間業績予想の売上高は前回予想の148
億円から144億円に下方修正したが、営業利益11億円(前回予想比83.3％増)、
経常利益12億円(同100.0％増)、四半期純利益８億円(同122.2％増)に、それぞ
れ上方修正した。なお、通期連結業績予想については、依然として不透明な経
営環境が続くことが見込まれていることから、当初予想を据え置くこととした。
なお、大和証券ＳＭＢＣは、同社のレーティングを従来の「３/Neutral」から
「２/Outperform」に引き上げ、今後１年程度の目標株価を、284000円とした
そうだ。上場来の平均ＰＥＲが約30倍であること、過去最高益となった08年３
月期中平均ＰＥＲが約35倍であったこと、12年３月期以降もノートＰＣ用タッ
チパネルで高い業績の伸びが期待できること、を考慮したという。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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23日の日経平均は、後場にＪＡＬ（9205）の99％減資観測報道を受け、急速に
伸び悩みました。その結果、日経平均の終値は10282.99円と、僅かですが、５
日移動平均線（23日現在、10291.38円）を割り込んでいます。また、13週移動
平均線（同、10284.25円）も割り込んだままです。売り方と買い方の勢力がこ
のレベルで拮抗しています。

13週移動平均線付近では、高値で掴んだ投資家のヤレヤレ売りと、安値で仕込
んだ投資家の利益確定売りが出ていると観測されます。一方、好業績期待から
の買いも入るため、日経平均自体は膠着しているのでしょう。

来週以降、主力企業の４−９月期決算が本格化します。足元では、第２四半期
業績を中心にした業績上方修正が相次いでいます。しかし、市場の反応はいま
ひとつです。この動きをみる限り、４−９月期の好業績は織り込み済みといっ
た感じです。市場の関心は、下期以降の業績に関心が移っている感があります。

ただし、足元業績の好調が来週以降、企業側から正式にアナウンスされれば、
買い安心感が強まる公算が大きいとみています。よって、好決算・好材料出尽
くしとなるパターンも多々あるかもしれませんが、好業績銘柄については、す
かさず買いが入る展開を想定します。結果、相場全体は底堅い状態が継続する
でしょう。

なお、国内では、民主党政権への政策に対する不透明感が強いため、業績以外
の国内要因で相場を押し上げる材料は出てこないとみています。民主党政権の
現在の政策は、借り手、労働者、中小・零細企業を保護する色彩が強く、大企
業や銀行には優しくありません。このため、大企業が上場している東京株式市
場には、民主党の政策は、ネガティブに作用し続ける公算が大きいでしょう。

逆に、米国株式市場、円相場、原油・金等の商品市況などの外部要因からの影
響を大きく受け続ける見通しです。このため、外部環境の変化で、日々の寄り
付き価格は大きく動くでしょうが、ザラ場中の値動きは乏しい相場が続くとみ
ています。

以上のことから、来週の日経平均は下値を好調な企業業績が支えるものの、上
値を追うには、一段の米株高、円安等の追い風が必要だと思います。この追い
風が吹かないようだと、来週の日経平均は25日移動平均線（23日現在、10126.
84円）と13週移動平均線とに挟まれたゾーンでもみあうと考えます。追い風が
吹くようだと、８月31日の10767.00円を目指す可能性も低くはないとみていま
す。逆に、25日移動平均線を割り込むには、米国株が急落することが必要であ
り、そうではない限り、日経平均の下値は25日移動平均線で支持されるでしょ
う。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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23日のＩＰＯレシオは109.30と、前日から17.64ポイント上昇しました。上昇
は２日ぶりです。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は96.12と、こちらは５日ぶりに上昇です。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を上回っています。また、５日移動平均線自体
が上向きに転じました。直近ＩＰＯ市場の調整は一巡したようです。

一方、３市場売買代金は前日から42億円増加して359億円でした。増加したも
のの、低い水準です。東京株式市場を取り巻く環境にやや明るさが出たことで、
資金は、東証一部の主力株に向かっているようです。投資家は新興市場にはほ
とんど見向きもしていません。

なお、主要３指数は全面高でした。

日経ジャスダック平均の終値（確報）は、５日続伸し、前日比２円14銭高の12
25円87銭でした。ジャスダック市場の売買代金は概算で164億円と、前日の150
億円から、やや増加しました。

東証マザーズ指数は反発し、大証ヘラクレス指数は２日続伸しました。

なお、本日、ジャスダックＮＥＯ市場に新規上場したＤＷＴＩ（4576）の初値
は、公募価格の290円を8.6％上回る315円でした。後場に入ってストップ高で
買い気配を続け、結局、395円初値比80円高のストップ高買い気配で取引を終
えました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、23日現在317.
53ポイント、雲上限は464.67ポイントです。再び、雲の中に潜り込んでしまい
ました。今後、雲上限を上抜けない限り、マザーズ市場は調整すると考えてい
ます。

なお、目先については、終値は448.62ポイントと、５日移動平均線（23日現在、
444.19ポイント）を上回っています。また、25日移動平均線（同、444.55ポイ
ント）も上抜きました。

今後、25日移動平均線を割り込むまでは、上値を追うとみています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 編集後記
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ザラ場中動かない相場となっていますが、今日は、後場に市場に流れたＪＡＬ
（9205）の減資観測報道で、手仕舞い売りが加速しました。

しかし、観測記事は99％減資です。100％減資じゃないなら、別に嫌気する必
要はないのではないかと思いましたが、市場の反応は違っていました。

まあ、減資後に強烈な増資を行うことが予想され、希薄化を嫌気したのかもで
す。

しかし、現在株価が最悪の事態を織り込んだ株価と考えるなら、減増資実行に
よる存続メリットを好感してもいいんじゃない？と思いますが。

まあ、積極的に弄る株ではないのでしょうが・・・。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、米株下落を嫌気も、円安で、引けにかけ下げ幅縮小

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★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 10267.17 -66.22 -0.64％
ＴＯＰＩＸ 908.6 -5.1 -0.56％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1223.73 0.29 0.02％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 1006.54 1.49 0.15％
マザーズ 443.68 -1.61 -0.36％
ヘラクレス 586.65 0.31 0.05％
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★ 相場概況（主力株）
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22日の日経平均は前日比66.22円安の10267.17円、高値は14時59分の10274.61
円、安値は13時11分の10159.66円。東証一部の売買代金は１兆3680億円、値上
がり銘柄数は527銘柄、値下がり銘柄数は1020銘柄、変わらずは139銘柄。日経
平均は２日続落。

21日のＮＹダウは前日比92.12ドル安の9949.36ドルで取引を終えた。著名アナ
リストのディック・ボーブ氏がウェルズ・ファーゴの投資判断を「中立」から
「売り」に引き下げたことが、相場下落のきっかけとなった。

ＮＹ円相場は小幅に続落。前日比20銭円安・ドル高の１ドル＝90円90銭〜91円
ちょうどで取引を終えた。円は対ユーロで９日続落。前日比１円ちょうど円安
・ユーロ高の１ユーロ＝136円60〜70銭で取引を終えた。一時は136円98銭と、
８月13日以来の安値を付けた。

ＮＹ原油先物相場は上昇した。ＷＴＩ期近の12月物は前日比2.25ドル高の１バ
レル81.37ドルで取引を終えた。一時82.00ドルを付け、期近物として昨年10月
以来の高値を連日で更新した。

米国株下落を受け、前場の東京株式市場は軟調なもみあいとなった。

中国の７−９月期実質ＧＤＰは前年同期比8.9％増と、成長率は４−６月期の7
.9％を上回った。しかし、市場予想の9.1％増は下回った。また、中国の９月
の消費者物価指数（ＣＰＩ）は前年同月比0.8％下落と、下落率は８月の1.2％
下落から縮小し、市場予想の0.9％下落と比べると下落率は小さかった。そし
て、中国の１−９月の都市部の固定資産投資は前年同期比33.3％増と、増加率
は１−８月の33.0％増から拡大し、市場予想の33.1％増を上回った。

後場に入り、中国株の下落を嫌気し、一段と下落する場面があった。しかし、
円相場が１ドル＝91円台前半の円安に振れたことを好感し、大引けにかけて急
速に買い戻され、日経平均は下げ幅を縮小させて取引を終えた。

東証33業種では、ゴム製品、輸送用機器、建設、卸売、金属製品、その他製品、
電気機器の７業種が値上がりした。一方、海運、空運、証券、商品先物、銀行、
鉱業、石油・石炭製品、陸運、情報・通信などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップはフタバ産業（7241）、２位は鈴丹（
8193）、３位はヘリオステクノＨ（6927）。一方、値下がり率トップはシルバ
ー精工（6453）、２位は山水電気（6793）、３位はサイボウズ（4776）。

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◎本日の新着個別銘柄動向

更新時間：2009/10/22 10:36:59

東邦ＨＤ(8129)、10年３月期第２四半期連結業績の上方修正を好感
1401円　87円高
21日、10年３月期第２四半期連結累計期間業績予想の上方修正を発表した。こ
れが好感された。第２四半期連結累計期間業績予想を、売上高4765億円(前回
予想比2.9％増)、営業利益29億円(同61.1％増)、経常利益44億円(同33.3％増)、
四半期純利益21億円(同23.5％増)に、それぞれ上方修正した。売上高について
は、独自の顧客支援システムを柱とする提案型営業への評価による伸長に加え、
新型インフルエンザの流行による関連医薬品の需要増があり、計画を135億円
上回る見込み。利益面では、売上増の影響の他、販管費の伸びを抑制したこと
により、当初予想を上回る見込みとなった。通期業績予想については、４月の
薬価改定前における製薬メーカーの仕切価対応が現時点で不透明であることも
あり、前回発表予想を変更していない。なお、野村證券は、同社のレーティン
グ「１」を継続し、目標株価を従来の1500円を1900円に引き上げたそうだ。11
年３月期以降は顧客支援システムを活用したフィービジネスや製薬メーカー向
け販促サポートが競争優位で収益性向上を見込むそうだ。また、三菱ＵＦＪ証
券（ＭＵＳ）は、同社のレーティング「２」を継続し、目標株価を従来の1450
円を1500円に引き上げたそうだ。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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東証が22日発表した10月第２週（13〜16日）の投資部門別株式売買動向では、
買越額は799億円と、前週の4991億円から大幅に縮小しましたが、外国人が３
週連続で買い越しました。一方、個人は２週連続で売り越しです。売越額は82
1億円と、前週の451億円から拡大しました。順張りの外国人、逆張りの個人と
いう構図になっています。

安値で仕込んだ利益確定売りと、高値で掴んだ玉のヤレヤレ売りが個人から出
ているようです。この売りが一巡するまでは、相場全体の上値は重い状態が続
くのでしょう。

日経平均で考えると13週移動平均線（22日現在、10283.04円）がそのような売
りが出易いレベルとみています。つまり、これを下回っているうちは売りが出
易く、上回ると、売り惜しみの動きが強まり、需給が改善すると考えています。

ところで、足元では、第２四半期業績の上方修正が目立っています。これはあ
る程度予想されていたこととは言え、実際に上方修正が発表されれば、それは
それで投資家心理を安心させる効果は期待できるとみています。このため、業
績不安から、相場が大きく崩れる心配はないでしょう。

引き続き、米国株式市場の動向次第の相場が継続するとみています。なお、本
日は後場から、為替市場での円安に反応した感じがします。このため、明日以
降は、円相場が円安になるようならそれを好感した買いが期待できるでしょう。

ドル建て日経平均の想定レンジは110ドルから115ドルです。円安になればなる
ほど、円ベースの日経平均の下値・上値が切り上がるとみています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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22日のＩＰＯレシオは91.67と、前日から22.29ポイント低下しました。低下は
４日ぶりです。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は90.66と、こちらは４日続落です。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を上回っています。しかし、５日移動平均線自
体は下向きです。これが上向きに転じるまで、直近ＩＰＯ市場は調整が続くと
みています。

一方、３市場売買代金は前日から９億円減少して317億円でした。非常に低い
ボリュームです。東京株式市場を取り巻く環境にやや明るさが出たことで、資
金は、東証一部の主力株に向かっているようです。投資家は新興市場には見向
きもしていません。

なお、主要３指数は高安マチマチでした。

日経ジャスダック平均の終値（確報）は、４日続伸し、前日比29銭高の1223円
73銭でした。ジャスダック市場の売買代金は概算で150億円と、前日の151億円
とほぼ同水準でした。

東証マザーズ指数は反落し、大証ヘラクレス指数は反発しました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、22日現在317.
53ポイント、雲上限は464.67ポイントです。再び、雲の中に潜り込んでしまい
ました。今後、雲上限を上抜けない限り、マザーズ市場は調整すると考えてい
ます。

なお、目先については、終値は443.68ポイントと、５日移動平均線（22日現在、
441.97ポイント）を上回っています。一方、25日移動平均線（同、445.08ポイ
ント）は割り込んでいます。

今後、５日移動平均線を下抜くまでは、25日移動平均線ブレイクを試すことで
しょう。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 編集後記
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今日の日経平均は久しぶりに動きました。昨日の値幅は58.06円、20日は50.00
円でした。それが今日は114.95円に拡大しました。

多くのトレーダーにとって、少なくとも、日経平均が今日程度動いてくれない
と、厳しいでしょうね。

明日がどうなるか分かりませんが、基本的には激しく上下して、相場の躍動感
を感じたいものです。

ベタ凪相場はみていて、眠ってしまうくらい退屈ですから。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、【号外】 金融株下落でも利益は獲れる！欧州ヘッジファンドの動きから狙う銘柄の条件

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■　米国、中国株は騰がるのに、なぜ日本株の戻りは弱いのか　■
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10月初旬の相場環境は、日経平均株価が１万円割れを余儀なくされるなど、
弱気心理が台頭する局面でした。

とくに株価指数を押し下げていたのは金融関連株。

銀行株は９月に入ってから売りが続いていたが、鳩山政権で郵政・金融担当相
に就任した亀井静香氏の発言が一段の売りを誘いました。

この裏側には何があるのでしょうか？
そして「この地合だからこそ」上昇が予想できる銘柄とは何でしょうか？

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■　金融株が欧州機関投資家に売られるワケ　■
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亀井氏は就任後の記者会見で、中小企業や個人に対して「３年ぐらいは借入金
の返済を猶予する措置をとるべきだと考えている」と語りました。中小・零細
企業や個人の住宅ローンなどに関して、３年間返済猶予（モラトリアム）を与
えるというもので、これがいわゆるモラトリアム制度というものです。

しかも、Ｇ２０金融サミットで、銀行の自己資本比率の規制強化を求めること
が不可避になったことを受けて、野村證券<8604>が5400億円規模の超大型公募
増資を発表して大幅下落しました。

また、最近では10月16日に欧州年金筋が大量に銀行株を売り込む動きが見られ
ています。

その裏側では、英国のフィナンシャル・タイムズの報道があります。
フィナンシャル・タイムズが、金融機関の自己資本規制強化規制について言及
し「金融機関はトレーディング損失に備えるための資本を平均で３倍に増強す
ることを迫られる可能性がある」と報じたのです。

この報道で、前回の増資のロックアップ期間を通過した三菱ＵＦＪ<8306>株に
対して増資があるのではないかとの観測が浮上。

増資観測を、ロイターなどが一斉に報じたため、欧州の機関投資家の売りを
誘発して大きく下げてしまいました。

───────────────────────────────────
■　ヘッジファンドの売りは将来の買い戻しの布石？　■
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しかし、これは決して日本株を悲観することにはなりません。

野村證券<8604>に関しても、大和総研では「押し目買い」のスタンスを表明。
ゴールドマン・サックスも「増資目的は防御ではなく攻撃」であると評価する
声も少なくないのです。

海外のヘッジファンドは「金融株売り／ハイテク株買い」のスタンスを取って
います。金融機関の株も今は売れるだけ売って、公募増資価格をできるだけ安
くし、安くなったところの下値を拾おうという思惑が見て取れます。

ヘッジファンドの「金融株売り／ハイテク株買い」は、将来の「金融株買い／
ハイテク株売り」の呼び水であるといえるでしょう。円が90円台を割るなど、
ハイテク株には厳しい地合もあり、ヘッジファンドが一斉に「金融株買い／ハ
イテク株売り」に走る可能性も十分にあります。

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■　「いましかない！」上昇が期待できる銘柄がわかる！
　<8933>ＮＴＴ都市開発は、わずか２営業日で７％上昇！　■
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そんな背景があったからこそ、私たちが着目したポイントがあります。

それは「不動産株」です。

金融機関が自己資本強化を目的とした融資引き締めを行えば、不動産投資に金
融機関からの融資が欠かせない不動産業は苦境に陥ります。

しかし、逆にいえば「融資引き締め」という規制が外れれば、不動産株は自然
に戻るということでもあります。

金融株が出直ってくれば、業績的な裏付けがあるにも関わらず売られすぎてい
た不動産株も自然と株価が戻ることに注目していました。

そして、10月５日、メガバンク、証券株の一角が「売られ過ぎ」を背景に短期
的な反発局面を迎えます。

ここで、すかさず、私たちは<8933>ＮＴＴ都市開発に注目しました。

----------------------------------------------------------------------
<8933>ＮＴＴ都市開発

10月５日（月）終値：77,600円

ＮＴＴ系列の不動産業。業績の安定感が強み。本日は金融関連が戻りを試した
が、連想で売られていた不動産業も値ごろ感があり、先行して売られていた金
融関連からワンテンポ遅れて見直せるタイミング。

テクニカル視点では、ＲＳＩ（９日）が10.42％、ストキャスティクスも売ら
れ過ぎを示唆。ボリンジャーバンド−２σ（79,365円）下抜け、25日移動平均
線（90,464円）との下方乖離率は14％を超え、反転期待が高まるところ。
ただ、下降トレンド途中なのは明らかで、短期勝負で臨みたい。新規買い。

----------------------------------------------------------------------

狙い通り、提供翌日の６日には不動産業が復調に向かい、業種別指数騰落の上
位にランクイン。翌７日には戻り高値を付ける不動産銘柄が多くみられました。

結果、わずか２営業日で【７％の上昇率】を記録。

10月６日　始値：78,700円　→　10月７日　高値：84,400円

同社株は１株単位ですが、６日の寄り付きに100株を購入して売り抜けば……。

短期間で570,000円の利益を手にすることができたことになります。

十分な利益でしょう。

また、推奨理由には「下落トレンドは明らかで、短期勝負で臨みたい」とも
付け加えるなど、実践的な投資ヒントを提供させていただいています。

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「カブ知恵」発、手掛り材料不足、東京市場は膠着感強まる

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年10月21日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 10333.39 -3.45 -0.03％
ＴＯＰＩＸ 913.7 0.25 0.03％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1223.44 0.01 0％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 1005.05 10.75 1.08％
マザーズ 445.29 4.38 0.99％
ヘラクレス 586.34 -2.01 -0.34％
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 相場概況（主力株）
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21日の日経平均は前日比3.45円安の10333.39円、高値は13時49分の10350.45円、
安値は始値の10292.39円。東証一部の売買代金は１兆2380億円、値上がり銘柄
数は755銘柄、値下がり銘柄数は769銘柄、変わらずは165銘柄。日経平均は小
幅反落。

20日のＮＹダウは前日比50.71ドル安の10041.48ドルで取引を終えた。９月の
米住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で59万戸と、前月の改定値に比べ
て0.5％増加した。２カ月ぶりに前月比プラスだが、市場予測の平均の61万件
を下回った。また、住宅着工に約半年先行するとされる着工許可件数は57万30
00戸で、前月の改定値に比べて1.2％減。これが嫌気された。

一方、アップル、テキサス・インスツルメンツ、キャタピラーなど好決算を発
表した銘柄は買われ、相場をサポートした。

ＮＹ円相場は反落。前日比20銭円安・ドル高の１ドル＝90円70〜80銭で取引を
終えた。カナダ中央銀行が、政策金利を据え置き、声明でカナダドル高への懸
念を示し、景気見通しを下方修正した。これで、カナダドル売り・米ドル買い
が優勢になり、円に対してもドルが買われた。円は対ユーロで８日続落した。
前日比10銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝135円60〜70銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は９日ぶりに反落。ＷＴＩ期近の11月物は前日比0.52ドル安
の１バレル79.09ドルで終えた。時間外取引で一時80.05ドルと、昨年10月以来
１年ぶりの高値を付けたが、利益確定売りが優勢となった。ＮＹ金先物相場は
３日続伸した。12月物は前日比0.5ドル高の１トロイオンス1058.6ドルで取引
を終えた。

国際半導体製造装置材料協会（ＳＥＭＩ）が米東部時間20日夕に発表した９月
の北米地域の半導体製造装置のＢＢレシオは1.17倍と、８月の1.06倍（速報値
の1.03倍から上方修正）から上昇した。

米株軟調、原油反落を受け、前場の東京株式市場は膠着感の強い相場になった。
手掛かり材料が乏しかったため、日経平均の前場の値幅は45.46円にとどまっ
た。なお、市場の一部では、真偽の程は不明だが、アジア系ヘッジファンドに
よる、「海運・空運株ロング・銀行株ショート」が観測されていたもようだ。

後場の日経平均も膠着した。後場の値幅は45.86円。手がかり材料難の状況で、
様子見気分が非常に強まった。

東証33業種では、空運、海運、卸売、証券、商品先物、倉庫・運輸、鉄鋼、陸
運、ガラス・土石などが値上がりした。一方、不動産、パルプ・紙、非鉄金属、
金属製品、サービス、小売、鉱業、医薬品、繊維製品、建設、水産・農林など
が値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップはシルバー精工（6453）、２位はテイ
クアンドギヴニーズ（4331）、３位はタカラレーベン（8897）。一方、値下が
り率トップは旭テック（5606）、２位はヘリオステクノＨ（6927）、３位は三
和ホールディングス（5929）。

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更新時間：2009/10/21 10:16:15

ふくおか（8354）、ＣＳの投資評価・目標株価引き上げが買い手掛り
358円　16円高
クレディ・スイス証券は、同社の目標株価を従来の432円から527円に引き上げ、
投資評価も「Neutral」から「OUTPERFORM」に引き上げたそうだ。これが買い
手掛りになったようだ。今期に計上されている一時的な利益の剥落により来期
の最終利益の減益が見込まれることや、低水準の自己資本比率から増資が懸念
されることが同社の株価低迷の理由になっていると思われるという。ただし、
ＣＳでは、当該ネガティブ材料は既に株価に織り込まれており、それらを考慮
しても現在の株価は相当に割安な水準にあると考えるそうだ。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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上値も重いけど、下値も堅いという膠着相場が続いています。上がるにしても、
下がるにしても決め手となる材料が見当たりません。このため当面は、米株、
原油、円相場などの動向を受けて、前場の寄り付き段階でそれを織り込んだ後
は、ザラ場中は方向感なく、もみあいとなる公算が大きそうです。国内に相場
を動かす材料が見当たらないため、外部要因だけが、相場の変動要因になる見
通しです。

なお、日経平均は５日移動平均線（21日現在、10280.59円）、25日移動平均線
（同、10130.69円）、13週移動平均線（同、10288.13円）を全て上回っていま
す。短期的にも、中期的にも、テクニカルは良好と言えるでしょう。このため、
材料難とは言え、下がり難く、上がり易い状況とみています。そうは言っても、
上がるためには、一段の米株高や円安などの追い風（好材料）は必要です。

ところで、東証が21日発表した、16日時点の裁定買い残は３週間ぶりに増加し
ました。前週比2305億円増の１兆4125億円でした。この裁定買いが日経平均を
押し上げたのでしょう。今後も、順調に買い残が積み上がるようなら、日経平
均は堅調、且つ、上昇する可能性が高まります。

一方、16日時点の信用評価損益率は、２週ぶりに悪化しました。評価損益率は
マイナス15.48％と、前週のマイナス14.74％からマイナス幅が0.74ポイント拡
大しました。ちなみに、信用の買い残は１兆6294億円と、前週末時点に比べて
110億円増加しました。ＪＡＬ（9205）やみずほＦＧ（8411）を逆張り的に信
用で買い向かったことが、評価損益率悪化につながったとみられます。そうこ
う考えると、特に、銀行株の信用需給は相当悪化してしまったとみておく必要
がありますね。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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21日のＩＰＯレシオは113.95と、前日から30.28ポイント上昇しました。上昇
は２日連続です。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は96.13と、こちらは３日続落です。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を上回りました。しかし、５日移動平均線自体
は下向きです。これが上向きに転じるまで、直近ＩＰＯ市場は調整が続くとみ
ています。

一方、３市場売買代金は前日から39億円増加して326億円でした。増加したと
は言え、非常に低いボリュームです。東京株式市場を取り巻く環境にやや明る
さが出たことで、資金は、東証一部の主力株に向かっているようです。投資家
は新興市場には見向きもしていません。ただし、多少でも増加してきている点
はポジティブです。

なお、主要３指数は高安マチマチでした。

日経ジャスダック平均の終値（確報）は、４日続伸し、前日比１銭高の1223円
44銭でした。ジャスダック市場の売買代金は概算で151億円と前日の161億円か
ら減少しました。

東証マザーズ指数は反発し、大証ヘラクレス指数は３日ぶりに反落しました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、21日現在317.
53ポイント、雲上限は464.67ポイントです。再び、雲の中に潜り込んでしまい
ました。今後、雲上限を上抜けない限り、マザーズ市場は調整すると考えてい
ます。

なお、目先については、終値は445.29ポイントと、５日移動平均線（21日現在、
441.73ポイント）を上回っています。一方、25日移動平均線（同、445.86ポイ
ント）は割り込んでいます。

今後、５日移動平均線を下抜くまでは、25日移動平均線ブレイクを試すことで
しょう。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 編集後記
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本当に日経平均は動きません。売買代金も一向に盛り上がる気配もありません。

大多数の投資家は様子見を決め込んでいるようです。

でも、別に売買代金が増加してこなくても、薄商いの中、裁定買いが入れば、
指数はスルスルと上がることになると思います。

まあ、少なくとも、日経平均が25日移動平均線を上回っている間は、買い方有
利の相場が継続するのでしょう。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、【号外】MONEY JAPAN が、『戸松信博の中国株リポート』を緊急発売！！

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【号外】「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報

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いつもご愛読ありがとうございます。

本日は、老舗マネー情報誌『MONEY JAPAN』が緊急発売した
Special Report「戸松信博の中国株リポート」（定価2625円）をご案内します。

『MONEY JAPAN』では、平日毎朝、
無料メールマガジン『Daily MONEY JAPAN』を配信しています。
http://archive.mag2.com/0000291231/index.html

今回は、その無料メールマガジンでもたびたび登場されている
中国株研究の第一人者・戸松信博氏のスペシャルリポートです。

1995年から中国株に注目し、いち早く個人投資家向けに中国株の情報を
インターネットで発信されてきた戸松氏。
高度経済成長期にある現在の中国は、1970年代の日本にダブるものがある──
このところ調整局面が続いた中国株ですが、中国株研究の"エキスパート"は、
「今こそ注目すべきだ」と語ります。
今後、中国経済はどうなっていくのか？　そして中国株式市場の動向は…？　
米国経済との関連性も分析しながら、
気になる中国株のこれからをズバリ予想する緊急リポートです。

●今後5〜10年で最後にして最大のバブルを迎える中国経済
中国の労働人口のピークを迎えるといわれているのが、2015~2020年。
日本の1989年頃のバブルがそうであったように、
株価の上昇のピークは労働人口のピークとだいたい一致しています。
つまり、今後5〜10年が、個人投資家が中国株で資産を築ける最後のチャンスなので
す。

●現地に何度も足を運んで得た最新情報に基づく分析
戸松氏ご自身が年に何度も中国に足を運び、分析を行なっていらっしゃいます。
実際に目で見て耳で聞いて集めた最新情報に基づくリポートは、
中国株の「初心者」はもちろん、「経験者」にもためになる内容となっています。

●実際に銘柄を選ぶ際のヒント集
戸松氏の分析から浮上した今注目の業種と銘柄もまとめました。
中国株投資の基礎知識も掲載していますので、
初心者の方もぜひご覧になってください。

リポートでは、
オールカラーPDF形式の文書（A4大・14枚）に加え、
特別付録として、動画による戸松氏のネットセミナー（トータル約60分）もついてい
ます。
PDF形式のレポート内容を、戸松氏の音声を聞きながら
臨場感溢れる形で実感することもできます。

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「カブ知恵」発、米株上昇、原油高、アップル等の好決算を好感

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年10月20日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 10336.84 100.33 0.98％
ＴＯＰＩＸ 913.45 7.65 0.84％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1223.43 1.59 0.13％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 994.3 0.47 0.05％
マザーズ 440.91 -1.55 -0.35％
ヘラクレス 588.35 2.05 0.35％
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★ 相場概況（主力株）
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20日の日経平均は前日比100.33円高の10336.84円、高値は９時59分の10357.59
円、安値は12時46分の10307.59円。東証一部の売買代金は１兆2983億円、値上
がり銘柄数は1078銘柄、値下がり銘柄数は474銘柄、変わらずは137銘柄。日経
平均は２日ぶりに反発。

19日のＮＹダウは前週末比96.28ドル高の10092.19ドルだった。ＮＹ円相場は
３日ぶりに反発した。前週末比35銭円高・ドル安の１ドル＝90円50〜60銭で取
引を終えた。ニューヨーク連銀が、リバースレポについて、金融引き締めの時
期を憶測すべきではないとの声明を発表したことで、米国の低金利が続くこと
が意識され、ドル売り材料になった。円は対ユーロで７日続落した。前週末比
10銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝135円50〜60銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は８日続伸。ＷＴＩ期近の11月物は前週末比1.08ドル高の１
バレル79.61ドルで取引を終えた。一時79.69ドルまで上昇し、昨年10月14日以
来、約１年ぶりの高値を付けた。ＮＹ金先物相場は続伸した。12月物は前週末
比6.6ドル高の１トロイオンス1058.1ドルで取引を終えた。

通常取引終了後の時間外取引では、７−９月期決算が市場予想を上回ったこと
で、アップルの株価が200ドル超に上昇し、過去最高値を付けた。また、テキ
サス・インスツルメンツも10−12月期の売上高、１株利益が、ともに市場予想
を上回ったことで、株価は時間外取引で上昇した。

19日の米国株高、原油高に加え、時間外でのアップル、テキサス・インスツル
メンツの上昇が好感され、前場の東京株式市場は買いが先行した。ハイテク・
半導体関連に加え、原油高で資源関連が物色の中心だったが、結局、ほぼ全面
高になった。地合い好転を背景に、ＪＡＬ（9205）、銀行株なども買い戻され
た。

後場寄り直後は利益確定売りが優勢になり、伸び悩む場面があったが、買いが
徐々に優勢になった。しかし、日経平均の上値は重く、後場の高値は10338.83
円と、前場の高値10357.59円に届かなかった。アジア各国・各地域の株式市場
が全面高で推移したことや、CME Globexでは、米株価指数先物が大幅高で推移
したことは、相場のサポート要因として機能していた。

東証33業種では、証券、商品先物、鉱業、その他金融、不動産、保険、金属製
品、建設、銀行、陸運、卸売、空運、情報・通信、海運などが値上がりした。
一方、鉄鋼、輸送用機器、水産・農林、パルプ・紙の４業種が値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは太平工業（1819）、２位はユナイテ
ッドアローズ（7606）、３位は日本駐車場開発（2353）。一方、値下り率トッ
プはＮＥＸＴＦブラジル（1325）、２位は前澤工業（6489）、３位は白洋舎（
9731）。

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◎本日の新着個別銘柄動向

更新時間：2009/10/20 10:20:24

Ｕアローズ(7606)、ＪＰの新規「Overweight」が買い手掛かり
883円　100円高のストップ高買い気配
ＪＰモルガン証券は、中期的な収益性の改善、ネット通販の価値が評価される
ことを期待し、「Overweight」、10年10月までの目標株価は、1080 円でカバー
を開始したそうだ。これが買い手掛かりになったと観測される。推奨理由は、
（１）トップ直轄の大幅な業務改革により、07年３月期以降の急拡大がもたら
した高コスト体質からの脱却やＭＤ(マーチャンダイジング)改革による粗利益
率改善が期待され、収益性が中期的に改善する可能性が高いと考えること、（
２）インターネット通販の好調とその価値がバリュエーションに反映されてい
ないこと、（３）ファッショントレンドに変化が見られることに加え、リーマ
ンショック一巡後、消費者が平常心を取り戻し、「買い控え疲れ」が出始める
可能性も考えられる。その際、同社のようなファッション感度の高い顧客層を
ターゲットとしたアパレル企業が先に恩恵を受けることが期待されること、だ
そうだ。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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20日の日経平均の日中値幅が50.00円と、05年９月14日の40.66円以来、約４年
ぶりの小ささを記録しました。それだけ、売り方と買い方の力が均衡していた
のでしょう。ヤレヤレ売りと安値で仕込んだ買い方の利益確定売りと、売り方
の買戻しがぶつかったとみています。

米国市場が堅調で、原油も高く、グローベックスで米株価指数先物が堅調で、
さらに、アジア各国・各地域の株式市場が全面高で推移したのですが、日経平
均の上値は重かったですね。まあ、下値も堅かったですが。

基本的に、東京株式市場は内部要因に好材料は見当たりません。このため、上
がるのも、下がるのも、外部環境次第という自律性の乏しい相場が続く見通し
です。よって、終値自体は今後も上下するにしても、ザラ場は動かない状況に
陥る公算が大きいとみています。

このため、デイトレはやり難いでしょう。前日に、買い持ちか売り持ちにする
しかないかもしれませんねぇ。でも、それはリスクが大き過ぎるので、短期筋
にとってはストレスの溜まる状況が継続することになりそうです。

なお、足元では、円高になりつつあります。10月初旬に円高が進行した際に、
日経平均は驚くべき円高抵抗力を発揮しましたので、円高を理由に相場が崩れ
るとはみていません。しかし、円高自体は日経平均の上値抑制要因にはなり得
るとみています。

ドル建ての日経平均は概ね110ドル〜115ドル程度を想定しています。仮に、１
ドル＝90円ちょうどなら、円ベースの日経平均は10350円（＝115ドル×90円）
です。つまり、ここから一段の円安にならない限り、日経平均の上値余地は限
定的とみておく必要があるでしょう。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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20日のＩＰＯレシオは83.67と、前日から1.67ポイント上昇しました。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は100.01と、こちらは２日続落です。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を下回っています。５日移動平均線自体も下向
きです。直近ＩＰＯ市場は調整色が強まるとみています。

一方、３市場売買代金は前日から33億円増加して287億円でした。非常に低い
ボリュームです。東京株式市場を取り巻く環境にやや明るさが出たことで、資
金は、東証一部の主力株に向かっているようです。投資家は新興市場には見向
きもしていません。

なお、主要３指数は高安マチマチでした。

日経ジャスダック平均の終値（確報）は、３日続伸し、前日比１円59銭高の12
23円43銭でした。ジャスダック市場の売買代金は概算で161億円と、前日の144
億円と、前週末の116億円から増加傾向を示しています。

東証マザーズ指数は３日ぶりに反落しましたが、大証ヘラクレス指数は３日続
伸しました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、20日現在317.
53ポイント、雲上限は464.67ポイントです。再び、雲の中に潜り込んでしまい
ました。今後、雲上限を上抜けない限り、マザーズ市場は調整すると考えてい
ます。

なお、目先については、終値は440.91ポイントと、５日移動平均線（20日現在、
440.88ポイント）を上回っています。一方、25日移動平均線（同、446.44ポイ
ント）は割り込んでいます。

今後、５日移動平均線を下抜くまでは、25日移動平均線ブレイクを試すことで
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★ 編集後記
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アップルの好決算と時間外での堅調さや、グロベのナス100の動きをみて、今
日は売り方の悲鳴が聞こえるような急騰劇になるのかなと、寄り付き前はイメ
ージしていました。

しかし、全くそんなことはなく、非常に上値の重い展開になりました。

どうやら、このレベルでは、相当な売り圧力が存在しているようです。

このゾーンを突破するためには、米株の一段高や、急激な円安などの追い風が
必要なのでしょう。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、米株軟調を嫌気、日経は３日ぶり小幅反落

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年10月19日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 10236.51 -21.05 -0.21％
ＴＯＰＩＸ 905.8 4.85 0.54％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1221.84 5.36 0.44％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 993.83 1.63 0.16％
マザーズ 442.46 4.91 1.12％
ヘラクレス 586.3 1.58 0.27％
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★ 相場概況（主力株）
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19日の日経平均は前週末比21.05円安の10236.51円、高値は14時41分の10264.4
4円、安値は10時27分の10125.33円。東証一部の売買代金は１兆2267億円、値
上がり銘柄数1015銘柄、値下がり銘柄数537銘柄、変わらず136銘柄。日経平均
は３日ぶりに小幅に反落した。

16日のＮＹダウは３日ぶりに反落した。前日比67.03ドル安の9995.91ドルで取
引を終えた。バンカメが発表した四半期決算は個人向け融資の焦げ付き増加な
どが響き、３四半期ぶりに赤字に転落した。ＧＥは、売上高が市場予想を下回
った。15日夕に半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイスが12四半期連続
の最終赤字を発表した。そして、10月の米消費者態度指数（速報値、ミシガン
大学調べ）は前月から低下し、市場予想を下回った。これらが嫌気された。

ＮＹ円相場は続落した。前日比35銭円安・ドル高の１ドル＝90円85銭〜95銭で
取引を終えた。一時は91円33銭と９月25日以来、３週間ぶりの安値を付けた。
円は対ユーロでは小幅に６日続落した。前日比10銭円安・ユーロ高の１ユーロ
＝135円40銭〜50銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は７日続伸した。ＷＴＩ期近の11月物は前日比0.95ドル高の
１バレル78.53ドルで取引を終えた。一時78.75ドルまで上昇し、昨年10月15日
以来約１年ぶりの高値を連日で付けた。金先物相場は反発した。12月物は前日
比0.9ドル高の１トロイオンス5051.5ドルで取引を終えた。

週末16日の米株下落を受け、前場の東京株式市場は売りが先行した。しかし、
売り一巡後は、押し目買いが入り、やや下げ渋った。ただし、積極的に戻りを
試すような買いは入らず、指数は軟調推移が続いた。

後場に入り、銀行株の堅調推移、上海、香港などのアジア株の堅調などが好感
され、売り方の買戻しと押し目買いが優勢になり、日経平均は前引けから下げ
幅を縮小させた。一時、小幅プラスに転じる場面もあった。米国時間19日に７
−９月期決算を発表する米アップルに対する期待感が盛り上がったことも、プ
ラスに寄与した。しかし、日経平均への寄与度の大きいファーストリテイリン
グ（9983）が3.72％安となったことなどが響き、結局、日経平均は３日ぶりに
小幅反落となった。

東証33業種では、空運、不動産、証券、商品先物、その他金融、保険、銀行、
サービス、鉄鋼、紙・パルプなどが値上がりした。一方、海運、ゴム製品、水
産・農林、金属製品、医薬品、ガラス・土石、卸売、小売、電気・ガス、機械
の11業種が値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップはフージャースコーポレーション（89
07）、２位はフィデアホール（8713）、３位は山水電気（6793）。一方、値下
り率トップは東和銀行（8558）、２位はカシオ（6952）、３位は丸紅建材リー
ス（9763）。

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◎本日の新着個別銘柄動向

更新時間：2009/10/19 12:49:34

メガチップス(6875)、みずほ証券の「アンダーパフォーム」への格下げが売り
手掛かり
1541円　121円安
みずほ証券は、同社の投資判断を従来の「アウトパフォーム」から「アンダー
パフォーム」に引き下げ、目標株価を同2600円から1500円に引き下げたそうだ。
この投資判断引き下げが売り手掛かりになったと観測される。みずほ証券では
10/3期は増益を継続できると考えていたが、システム事業が急速に悪化してお
り一転して減益になるとの見方に変更したという。携帯型ゲームのソフト用LS
I(ASIC)の販売が期初想定に比べて弱くなっており、その他の分野も、先行き
不透明感が増しているそうだ。特に、システム事業は建設不況の長期化や消費
者金融業界の不振に伴う設備投資抑制の影響から下期は一段と厳しさを増して
いると考えられるという。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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週末16日の米国株が軟調だったため、週明け19日の日経平均は３日ぶりに小幅
に反落しました。結論から言って、当面の日経平均に関しては、悪くて「横
這い」、うまくいけば「急騰」、下値不安が高まる確率は低いとみています。

より具体的に言えば、当面の日経平均が26週移動平均線（19日現在、9926.27
円）と13週移動平均線（同、10280.68円）とで挟まれたゾーンで推移する確率
が30％、13週移動平均線を上抜けて８月31日の10767.00円を目指す確率が50％、
26週移動平均線を割り込んでいく確率が20％程度とみています。

その理由ですが、豪が金融危機後に早くも利上げを決断するくらい、資源国・
新興国の経済の回復が強いことが第一の理由です。また、他の先進国の政策当
局が出口戦略の実行に対して慎重であり、景気・経済に対して十分な配慮を行
っているため、先進国景気の政策ミスによる腰折れリスクが低いことが、第二
の理由です。そして、これらの状況を反映して、為替市場で資源国・高金利通
貨が買われ、円高が一服したことが第三の理由です。

また、需給的には、９日段階の信用評価損益率はマイナス14.74％と、２日段
階のマイナス19.51％から大幅に改善しました。このため、今後、日経平均が
再び26週移動平均線を割り込まない限り、信用買い方の追証回避若しくは発生
に伴う投げ売り圧力は弱まる公算が大きいとみているからです。

そして、テクニカル的には、東証一部の騰落レシオ（25日移動平均）は16日現
在、82.92％と前週の70.35％から上昇しました。２週連続の上昇で、底入れ感
が出ています。今後は、騰落レシオの継続的な120％程度までの上昇を予想し
ているからです。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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19日のＩＰＯレシオは82.00と、前週末と横這いでした。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は119.64と、こちらは７日ぶりに反落です。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を下回っています。５日移動平均線自体も下向
きにでしました。直近ＩＰＯ市場は調整色が強まるとみています。

一方、３市場売買代金は前週末から10億円増加して254億円でした。非常に低
いボリュームです。東京株式市場を取り巻く環境にやや明るさが出たことで、
資金は、東証一部の主力株に向かっているようです。投資家は新興市場には見
向きもしていません。

なお、主要３指数は全面高でした。

日経ジャスダック平均の終値（確報）は、２日続伸し、前週末比５円36銭高の
1221円84銭でした。ジャスダック市場の売買代金は概算で144億円と、前週末
の116億円からはやや増加しました。

東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数共に２日続伸しました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、19日現在317.
53ポイント、雲上限は464.67ポイントです。再び、雲の中に潜り込んでしまい
ました。今後、雲上限を上抜けない限り、マザーズ市場は調整すると考えてい
ます。

なお、目先については、終値は442.46ポイントと、５日移動平均線（19日現在、
441.41ポイント）を上回ってきました。一方、25日移動平均線（同、446.71ポ
イント）は割り込んでいます。

今後、５日移動平均線を下抜くまでは、25日移動平均線ブレイクを試すことで
しょう。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ ＩＰＯ情報
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★ 編集後記
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18日３時５分、朝日新聞（ネット版）は、「生命保険最大手の日本生命保険は、
資産運用目的で保有する国内企業の株式のうち、10〜20％程度を今後５年かけ
て減らす検討に入った。」、「日生は44兆円（09年３月現在）の金融資産を運
用する日本最大級の民間の機関投資家。国内株式は約12％の５兆５千億円（同
）で、このうち１兆円分（同）程度の削減を検討している。」と報じました。

本日は、寄り付き前から、これが需給悪化要因として、市場関係者の間で嫌気
されていました。

しかし、５年かけての売却ですからねぇ。まあ、日生が売るなら、他の生保も
同様な行動を取るのでしょうが・・・。

短期的には、あまり、神経質になる必要はないと思います。

（藤井英敏）

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