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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年11月7日発行

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★ 「カブ知恵通信　Weekly　Report」の目次
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★ 週末の海外市場動向
★ 今週の相場見通し
★ 日経225　 テクニカルコメント
★ ＮＹダウ　テクニカルコメント
★ 先週の注目アナリストレポート　
★ 今週の注目銘柄（１銘柄）　
★ 今週の主な予定
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昨年発生した「100年に一度」とされる未曾有の金融危機を経て、足元の株式
市場は、過度の悲観からの揺り戻しで、やや冷静さを取り戻しています。

この戻り相場に上手く乗れた方もいらっしゃるでしょうが、そうでもない個人
投資家の方が非常に多いということをよく耳にします。

そうではない個人投資家の多くは、サラリーマンや自営業などの本業を抱え、
投資情報の収集に十分な時間をかけられない方が大部分を占めると推察されま
す。

また、投資のプロである機関投資家や証券会社の自己売買部門に比べて、圧倒
的に情報量が不足していることも、パフォーマンスが向上しない一因と推察し
ます。ですが、市場には有益な情報も、無駄な情報も、混在し、且つ、無数存
在しています。その中から、本当に投資家にとって重要な情報を効率的に抽出
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株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏

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「カブ知恵」発、米株上昇を好感も、雇用統計控え、上値は重い

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年11月6日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 9789.35 71.91 0.74％
ＴＯＰＩＸ 874.01 -0.95 -0.11％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1200.14 -2.71 -0.23％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 970.36 -1.15 -0.12％
マザーズ 423.46 -6.72 -1.56％
ヘラクレス 571.38 1.3 0.23％
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★ 相場概況（主力株）
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６日の日経平均は前日比71.91円高の9789.35円、高値は10時20分の9849.72円、
安値は13時54分の9767.00円。東証一部の売買代金は１兆2632億円、値上がり
銘柄数は453銘柄、値下がり銘柄数は1115銘柄、変わらずは118銘柄。日経平均
は２日ぶりに反発。

５日のＮＹダウは大幅続伸し、前日比203.82ドル高の10005.96ドルで取引を終
えた。米主要小売大手30社が発表した10月の既存店売上高は前年同月比1.8％
増と、市場予想の2.0％増には届かなかったが、前年同月比で２カ月連続の増
加となり、08年６月以降、最も高い伸びとなった。09年７−９月期の非農業部
門の労働生産性は前期比年率で9.5％上昇と、市場予測平均6.5％を大きく上回
り、03年７−９月期の9.7％上昇以来、最大の上昇率となった。また、10月31
日終了週の新規失業保険週間申請件数は市場予想の52万3000件を下回り、51万
2000件と、前週から２万件減少し、１月上旬以来の低水準となった。これらの
指標が買い材料視された。

そして、前日夕にシスコシステムズが予想を上回る四半期決算と売上高見通し
を示したことが、ハイテク株への好材料になった。

ＮＹ円相場は横ばい。前日終値と同じ１ドル＝90円65〜75銭で取引を終えた。
円は対ユーロで小幅に続落。前日比５銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝134円85
〜95銭で取引を終えた。ＮＹ原油先物相場は４日ぶりに反落。ＷＴＩ期近の12
月物は前日比0.78ドル安の１バレル79.62ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相
場は４日続伸。12月物は前日比２ドル高の１トロイオンス1089.3ドルで取引を
終えた。

米国株高を好感して、前場の東京株式市場は買いが先行した。しかし、米雇用
統計を控えた週末でもあり、積極的な上値追いは手控えられた。

週末でもあり手仕舞い売りに押される展開が、後場中ごろまで続いた。しかし、
その売りが一巡すると、日経平均は底堅く推移した。アジア各国・各地域の株
式市場が全面高で推移したことは相場の下支え要因となったようだ。

東証33業種では、ガラス・土石、精密機械、電気機器、その他製品、鉄鋼、化
学、非鉄金属、食料品、機械、サービス、医薬品の11業種が値上がりした。一
方、ゴム製品、不動産、保険、陸運、空運、石油・石炭製品、電気・ガス、そ
の他金融、海運などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは世紀東急（1898）、２位は日本電気
（6701）、３位はチャイナボーチー（1412）。一方、値下がり率トップは山水
電気（6793）、２位は日本橋梁（5912）、３位はファルコバイオシステムズ（
4671）。

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◎本日の新着個別銘柄動向

更新時間：2009/11/06 14:53:45

パイオニア（6773）、ＵＢＳの投資評価・目標株価引き上げが買い手掛り
246円　20円高
ＵＢＳ証券は、同社の投資判断を従来の「Sell」を「Neutral」へ、目標株価
は200円を240円へ、それぞれ引き上げたそうだ。これが買い手掛りになったと
観測される。ＰＣドライブの構造改革費用減(160億円)、運転資金圧縮、販売
増により、必要資金調達額は400億円から200億円まで減少したという。株価は
増資に伴う希薄化を反映した水準(現状株価で200億円増資後のＢＰＳ230円)だ
そうだ。また、本社売却(簿価167/売却金額250 億円程度か)等で更に調達額引
下げを狙う方針で、株価のダウンサイドは限定的と判断したもよう。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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日本時間今晩発表の10月の米雇用統計の内容次第では、米国株は大きく上下し、
トレンドが発生する可能性が高いとみています。なお、ＮＹダウは５日の大幅
高で、５日移動平均線（５日現在、9816.43ドル）及び25日移動平均線（同、9
868.86ドル）を上抜きました。短期チャートは改善しています。このため、今
後、25日移動平均線を上回っている限り、戻り相場に入る可能性が出てきたと
みています。

ただし、10月29日、30日、そして11月５日と、１日の値動きで、５日移動平均
線・25日移動平均線を一発で上抜けたり、下抜けたりしています。このため、
両線に関しては、支持線としても、抵抗線としても、現在はそれほど信頼でき
る状況ではない点には注意が必要でしょう。そうは言っても、25日移動平均線
の上なら「強気」、下なら「弱気」という基本線は崩すべきではないと考えて
います。

日本株については、引き続き、内部要因で相場を上昇させる材料は乏しいため、
外部要因によって上下する主体性を喪失した相場が継続するとみています。米
国株が大崩れしないようなら、日経平均も底堅く推移できると考えます。想定
レンジは9600円〜10000円程度です。テクニカル的に、25日移動平均線（６日
現在、10021.80円）が強力な抵抗として意識されるとみています。同線を上抜
けるには、米株が相当力強い上昇を演じたり、円安が強烈に進むことが必要で
す。そうでなければ、同線を上抜けることはできないと考えます。

なお、個人投資家の物色意欲回復には、（１）ここまで逆張り的に信用で買い
向かったメガバンクの株が上昇傾向を鮮明にする、（２）個人投資家好みの環
境関連の材料株が人気化する、の２点が必要です。これらが満たされないうち
は、信用個人の手の内は悪化したままの状況が続き、同時に、売買代金の低迷
も継続する見通しです。

メガバンクに関しては、増資への警戒感が非常に強いことは事実です。しかし
なから、この点については、９月以降の株価下落で相当分織り込まれたと考え
ています。よって、早晩、メガバンクは売り方の買戻しをきっかけに自律反発
色を鮮明にしてくるとみています。ただし、それが来週実現するかどうかは不
透明です。反発のきっかけは、メガバンクのどこかが、正式に増資を発表する
タイミングと予想します。それをもって、アク抜けする展開を想定しています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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６日のＩＰＯレシオは62.71と、前日から2.71ポイント上昇しました。上昇は
２日ぶりです。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は67.52と、こちらは７日連続の低下です。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を下回っています。そして、５日移動平均線自
体は下向きです。直近ＩＰＯ市場は調整継続とみています。

一方、３市場売買代金は前日比30億円増加して304億円でした。２日間で合計6
0億円増加しましたが、依然低水準が続いています。個人投資家は新興市場に
は全く見向きもしていません。

なお、主要３指数は高安マチマチでした。

日経ジャスダック平均の終値（確報）は、前日比２円71銭安の1200円14銭でし
た。ジャスダック市場の売買代金は概算で151億円と前日の129億円や、前々日
の118億円からやや増加しました。投売りが出たようです。

東証マザーズ指数は４日続落、大証ヘラクレス指数は４日ぶりに反発しました。

東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、６日現在319.82ポイ
ント、雲上限は464.67ポイントです。再び、雲の中に潜り込んでしまいました。
今後、雲上限を上抜けない限り、マザーズ市場は調整すると考えています。

なお、目先については、終値は423.46ポイントと、５日移動平均線（６日現在、
432.18ポイント）、25日移動平均線（同、436.96ポイント）共に、下抜けてい
ます。

今後、５日移動平均線を上抜けるまで、下値を模索する可能性が高いとみてい
ます。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 編集後記
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５日のＶＩＸ指数（恐怖指数）は25.43前日比2.29（8.26％）安でした。ＶＩ
Ｘは２日に31.84と、ここ最近の高値を付けて、その後は低下傾向を辿ってい
ます。

この傾向が続くようなら、米国株式市場は堅調な展開が期待できるでしょう。

ちなみに、同指数は７月８日に31.82まで上昇し、ピークアウトしました。Ｎ
Ｙダウも７月８日に8087.19ドルの安値を付け、その後、順調に上がり、10月2
1日には10119.47ドルまで上昇しました。

ＶＩＸも10月21日の20.10でボトムアウトしています。

今回も７月と同レベルでＶＩＸがピークアウトしたのなら、これがボトムアウ
トするまで、ＮＹダウは戻り相場を演じることが期待できるとみています。

（藤井英敏）

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［担　　当］株式市場：個別銘柄。

［信　　条］17世紀の英国で株式会社の原型が生まれ、19世紀の米国でマーケ
　　　　　　ットとして大きく発展して以来、株価の変動はつねに景気の動き
　　　　　　とともにありました。人の心や世の中はうつろいやすいものです
　　　　　　が、どんなに時代が変わっても「株価は景気の鏡」であり続ける
　　　　　　のだと思います。
　　　　　　景気の動きに連動しやすいシクリカルセクター（循環株）をあら
　　　　　　ゆる発想の中心に据えて、世界というものをとらえてまいります。

［経　　歴］20代半ばから30代のすべてを証券会社の株式部門で、40代前半は
　　　　　　投資顧問会社で過ごしました。40代後半に突入した2008年よりフ
　　　　　　ィスコへ。
　　　　　　残りの人生で成し遂げたい夢は、自分なりの新しい投資理論、投
　　　　　　資手法を編み出すことですが、果たしてできるのでしょうか？

［著　　書］「有望株の選び方」、「オニールの空売り練習帖」（監修）、
　　　　　　「大化けする成長株を発掘する方法」（監修）、
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　内容
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1）9：30〜10：20 導入、概論
　　　　　　　　　　　『短期か長期か、それとも中期か』
　　2）10：30〜11：20 中期投資I
　　　　　　　　　　　『成長株、バリュー株、循環株』　
　　3）11：30〜12：20 中期投資II
　　　　　　　　　　　『売買の要諦、タイミング、心構え』
　　4）13：30〜14：20 手作業、データ集め
　　　　　　　　　　　『Ｍｙ投資手帳（売買ノート）作り』
　　5）14：30〜15：20 実践I
　　　　　　　　　　　『どこで買うか、時間分散、買い乗せ法』
　　6）15：30〜16：20 実践II
　　　　　　　　　　　『どこで売るか、ロスカット、マネーマネジメント』
　　7）16：30〜 　　　懇親会

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「カブ知恵」発、買い手掛り材料不足、日経反落

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『MONEY JAPAN』Special Report「戸松信博の中国株リポート」
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ある─中国株研究の第一人者・戸松信博さんはそう語ります。

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年11月5日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 9717.44 -126.87 -1.29％
ＴＯＰＩＸ 874.96 -6.31 -0.72％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1202.85 -6.35 -0.53％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 971.51 -9.6 -0.98％
マザーズ 430.18 -3.71 -0.86％
ヘラクレス 570.08 -0.04 -0.01％
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★ 相場概況（主力株）
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５日の日経平均は前日比126.87円安の9717.44円、高値は９時35分の9825.82円、
安値は12時32分の9691.69円。東証一部の売買代金は１兆2230億円、値上がり
銘柄数は437銘柄、値下がり銘柄数は1110銘柄、変わらずは139銘柄。日経平均
は２日ぶりに反落。

４日のＮＹダウは小幅反発で、前日比30.23ドル高の9802.14ドルで取引を終え
た。ＦＯＭＣ後の声明がゼロ金利政策の長期化を維持したことが好感されたが、
６日発表の10月の米雇用統計を控え、積極的な売買は見送られた。

ＮＹ円相場は３日続落した。前日比40銭円安・ドル高の１ドル＝90円65〜75銭
で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に反落した。前日比１円85銭円安・ユー
ロ高の１ユーロ＝134円80〜90銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は３日続伸した。ＷＴＩ期近の12月物は前日比0.80ドル高の
１バレル80.40ドルで終えた。ＮＹ金先物相場は３日続伸した。12月物は前日
比2.4ドル高の１トロイオンス1087.3ドルで終えた。

米株が落ち着いた動きになり、円高も一服したが、積極的な買い手掛り材料が
乏しいため、前場の日経平均は軟調なもみあいとなった。

後場寄り直後は、前場の悪地合いを引き継ぎ、売りが優勢になった。しかし、
一段の下値を売り込む動きは限定的で、その後の日経平均は9700円付近の軟調
なもみあいに終始した。

東証33業種では、鉱業、その他金融、銀行、保険、海運、卸売、その他製品の
７業種が値上がりした。一方、パルプ・紙、医薬品、石油・石炭製品、電気機
器、空運、非鉄金属、電気・ガス、不動産、繊維製品、輸送用機器などが値下
がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは日本橋梁（5912）、２位は山水電気
（6793）、３位は武富士（8564）。一方、値下がり率トップはロプロ（8577）、
２位は三洋電機（6764）、３位は理想科学工業（6413）。

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◎本日の新着個別銘柄動向

更新時間：2009/11/05 9:39:21

プロミス（8574）、シティの投資判断・目標株価引き上げが買い手掛り
786円　100円高のストップ高買い気配
シティグループ証券は、同社の投資判断を従来の「３Ｈ」から「１Ｓ」へ、目
標株価を520円から970円へ、それぞれ引き上げたそうだ。これが買い手掛りに
なったと観測される。亀井金融担当大臣は４日、「法律そのものについて変え
ることはない」と発言したが、「経済状況などが大きく変わった場合は別だ」
と述べ、同法の見直しに含みを残したという。そして「運用面でどのような問
題があるのか検討したい」と述べ、見直し会議開催の意向を明確に述べたとも。
貸金業法が見直されても、最高裁がこれまでと違った判決を下さなければ、利
息返還請求は続く見通しだそうだ。しかし最高裁判決も徐々に変化していると
いう。今回の貸金業法見直しの動きが、最高裁の判決に影響を与える可能性も
あるとも。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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手掛り材料が不足し、５日の日経平均は反落しました。基本的に、現在の市場
ムードは、「やる気ない」という言葉がぴったりです。特に、買い方は意気消
沈しており、全く、買い気が感じられません。このため、今後、彼ら買い方の
買い気が回復するまでは、日経平均の調整は継続することでしょう。

内部要因で動かず、外部要因のみに上昇材料を見出すという自律性を喪失した
東京株式市場の中では、米国株が力強い上昇トレンドを見せ付けない限り、買
い方の買い意欲が強まることはないとみています。逆に、現在のように米国株
が調整色を強めると、それに増幅して下落するという相場が続くと考えます。

わが国経済はデフレ傾向が鮮明です。デフレを株式市場は忌み嫌います。つま
り、放っておけば、株式市場は下へ下へと動くことになります。これを止める
には、一段の政府の無駄使い（財政出動）が最も効果的ですが、この具体化は
来年以降に持ち越される公算が大きいでしょう。

また、輸出の回復も、株式市場の下落に歯止めを掛けますが、足元では、米国
経済の先行きに懸念が強まっています。これでは、アジア向けはともかく、輸
出全体の回復期待が強まることはありません。

結局、日本株に調整一巡感が出るには、米株式市場が自国の先行き景気に自信
を深め、上値を追うこと以外に材料はないと考えます。よって、引き続き、米
国株次第という主体性のない相場が続くことでしょう。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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５日のＩＰＯレシオは60.00と、前日から10.91ポイント低下しました。低下は
２日ぶりです。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は69.31と、こちらは６日連続の低下です。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を下回っています。そして、５日移動平均線自
体は下向きです。直近ＩＰＯ市場は調整継続とみています。

一方、３市場売買代金は前日比30億円増加して274億円でした。低水準が続い
ています。個人投資家は新興市場には全く見向きもしていません。

なお、主要３指数は全面安でした。

日経ジャスダック平均の終値（確報）は、前日比６円35銭安の1202円85銭でし
た。ジャスダック市場の売買代金は概算で129億円と、前日の118億円からやや
増加しました。

東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数共に３日続落しました。

東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、５日現在319.82ポイ
ント、雲上限は464.67ポイントです。再び、雲の中に潜り込んでしまいました。
今後、雲上限を上抜けない限り、マザーズ市場は調整すると考えています。

なお、目先については、終値は430.18ポイントと、５日移動平均線（５日現在、
434.11ポイント）、25日移動平均線（同、438.09ポイント）共に、下抜けてい
ます。

今後、５日移動平均線を上抜けるまで、下値を模索する可能性が高いとみてい
ます。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ ＩＰＯ情報
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★ 編集後記
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10月30日時点の信用評価損益率は、マイナス14.33％と、前週のマイナス14.47
％からマイナス幅が0.14ポイント縮小しました。

改善は２週連続です。信用買い方が押し目買いをして苦しめられていたメガバ
ンクの株価が堅調に推移したことが、評価損益率改善に寄与したようです。

例えば、みずほＦＧ（8411）のチャートは非常に良好な底入れパターンになっ
ているように感じます。

９月28日の170円、10月16日・19日の170円、そして、10月29日の170円とで、
３点底になっています。この戻り高値は10月８日と13日とで付けた190円です。

この190円を上抜けることができれば、綺麗な底入れを実現することでしょう。

少なくとも、25日移動平均線（５日現在、178円）を上回っている限り、みず
ほ株は戻りを試すとみています。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、アジア株高を好感し、後場から日経は小幅反発

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ある─中国株研究の第一人者・戸松信博さんはそう語ります。

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年11月4日発行

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★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日経２２５ 9844.31 41.36 0.42％
ＴＯＰＩＸ 881.27 0.73 0.08％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1209.2 1.53 0.13％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 981.11 -3.92 -0.4％
マザーズ 433.89 -1.45 -0.33％
ヘラクレス 570.12 -0.13 -0.02％

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★ 相場概況（主力株）
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４日の日経平均は２日終値比41.36円高の9844.31円、高値は15時ちょうどの98
45.00円、安値は９時12分の9767.91円。東証一部の売買代金は１兆2243億円、
値上がり銘柄733銘柄、値下がり銘柄数は810銘柄、変わらずは144銘柄。日経
平均は小幅に反発。

３日のＮＹダウは小反落し、前日比17.53ドル安の9771.91ドルで取引を終えた。
モルガン・スタンレーが半導体業界の投資判断を引き下げたことで、半導体関
連が軟調だった。また、ＵＢＳの７−９月期決算が赤字だったことで、金融株
も軟調。しかし、バフェットのバークシャー・ハザウェーが鉄道大手バーリン
トン・ノーザン・サンタフェを買収すると発表したことや、原油や金相場が上
昇したことが相場を支えた。

ＮＹ円相場は小幅に続落。前日比05銭円安・ドル高の１ドル＝90円25〜35銭で
取引を終えた。ＮＹ円は対ユーロで反発した。前日比30銭円高・ユーロ安の１
ユーロ＝132円95銭〜133円05銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は続伸した。ＷＴＩ期近の12月物は前日比1.47ドル高の１バ
レル79.60ドルで取引を終えた。ＮＹ金先物相場は大幅に続伸した。12月物は
前日比30.9ドル高の１トロイオンス1084.9ドルで終えた。ＩＭＦが２日、イン
ド準備銀行に対して金200トンを売却すると発表したことが買い材料になった。

外部環境に大きな変化がなかったため、前場の東京株式市場はもみあいとなっ
た。原油・金価格上昇で、資源関連の一角には物色の矛先が向かった。

後場に入り、アジア各国・各地域の株式市場がほぼ全面高で推移したことを好
感した買いが入り、日経平均は小幅ながらプラス圏に浮上した。だが、ＦＲＢ
が４日まで開くＦＯＭＣの結果公表を控え、積極的に上値を追う動きはなく、
相場自体の上値は重かった。

東証33業種では、非鉄金属、パルプ・紙、石油・石炭製品、医薬品、輸送用機
器、繊維製品、卸売、機械、陸運、保険などが値上がりした。一方、証券、商
品先物、銀行、金属製品、精密機械、食料品、電気機器、化学、ガラス・土石
などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは日本橋梁（5912）、２位はハルテッ
ク（5916）、３位はフージャースコーポレーション（8907）。一方、値下がり
率トップはロプロ（8577）、２位は山水電気（6793）、３位はシルバー精工（
6453）。

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◎本日の新着個別銘柄動向

更新時間：2009/11/04 11:55:57

日製鋼（5631）、野村のレーティング・目標株価引き上げが買い手掛り
1096円　100円高のストップ高買い気配
野村證券は、同社のレーティングを従来の「２」から「１」へ、目標株価を12
50円から1320円へ、それぞれ引き上げたそうだ。これが買い手掛りになったと
観測される。同社は原子力用部材で圧倒的な競争力を誇るが、石油・天然ガス
関連製品の受注伸び悩みがリスクであったという。ただ、原油価格の反転やプ
ラント企業からの受注増で、11年３月期にかけて業績が拡大に転じる確度が高
まってきたそうだ。着実なコスト削減で、短期業績が底堅い点も評価でき、投
資魅力が高まったと考えるとも。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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欧米株式市場が調整色を強めているため、ここ最近の東京株市場も軟調な展開
となっています。米国株が下がっても、全く意に介せず、堅調な上海株式市場
は対照的です。外需依存経済・デフレの日本と、堅調な内需に支えられ、イン
フレが懸念される中国とでは、これほどまでに、米国株式市場動向への抵抗力
が違うのでしょう。

ところで、オーストラリア準備銀行は３日、政策金利を0.25％引き上げ年3.5
％としました。豪準備銀は10月、金融危機後では経済協力開発機構（ＯＥＣＤ
）加盟国で初の利上げを実施しました。今回は２カ月連続の利上げです。また、
世界有数の石油輸出国であるノルウェー中央銀行も、10月28日、政策金利を0.
25％引き上げ、年1.5％とすることを決めています。

金融危機の後遺症に苦しむ欧米と、豊富な資源を持つ国や、金融機関がそれほ
ど痛んでおらず、豊富な人口と若い労働力を抱える新興国とでは、景気のステ
ージが全く異なっています。

市場は、欧米の出口時期がいつになるのかに注目しているようですが、非伝統
的な中央銀行による企業金融への直接関与などは、段階的に止めていくでしょ
うが、通常の政策金利の引き上げなんて、当分先になるでしょうから、あまり
気にしなくてもよいのではないかと考えています。

少なくとも、先進国の場合、銀行の資本に対する懸念が払拭されるまでは、中
央銀行は将来のインフレに対する予防的な利上げはできないとみています。ま
た、資源・新興国に関しても、利上げによる対ドルでの急激な自国通貨高は避
けたいため、利上げは慎重に行われることでしょう。

このため、各国中央銀行による拙速な利上げによる世界景気後退リスクは小さ
いと考えます。なお、欧米及び資源・新興国両方の経済に依存し、且つ、デフ
レに苦しむ日本は、おそらく主要国の中で、最も、利上げ実施が遅れることに
なるのでしょう。

このような状況下、日本株は、自律性のある上海株などと異なり、米株が上が
れば上がり、下がれば下がるという、主体性を喪失した動きを継続するとみて
います。日本株が自律性を回復するには、経済的には難しいですが、政治が強
力なリーダー・シップを発揮すれば、それは実現可能です。しかし、現時点で
は、期待薄ですねぇ。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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４日のＩＰＯレシオは70.91と、２日から0.54ポイント上昇しました。上昇は
２日ぶりです。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は72.61と、こちらは５日連続の低下です。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を下回っています。そして、５日移動平均線自
体は下向きです。直近ＩＰＯ市場は調整継続とみています。

一方、３市場売買代金は２日比10億円減少して242億円でした。低水準が続い
ています。個人投資家は新興市場には全く見向きもしていません。

なお、主要３指数は高安マチマチでした。

日経ジャスダック平均の終値（確報）は、２日比１円53銭高の1209円20銭でし
た。ジャスダック市場の売買代金は概算で118億円と、２日の124億円、前週末
の122億円とほぼ同水準でした。

東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数共に続落しました。

東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、４日現在319.82ポイ
ント、雲上限は464.67ポイントです。再び、雲の中に潜り込んでしまいました。
今後、雲上限を上抜けない限り、マザーズ市場は調整すると考えています。

なお、目先については、終値は433.89ポイントと、５日移動平均線（４日現在、
435.62ポイント）、25日移動平均線（同、438.89ポイント）共に、下抜けてい
ます。

今後、５日移動平均線を上抜けるまで、下値を模索する可能性が高いとみてい
ます。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 編集後記
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日経平均は、５日移動平均線（４日現在、9929.63円）が急降下中で、２日に2
5日移動平均線（同10050.87円）とのデッド・クロスを実現後、１日約100円ピ
ッチで下落しています。

少なくとも、５日移動平均線を上抜かない限り、自律反発機運が強まることは
ないでしょうね。

５日移動平均線の下での推移が続く限り、売り方有利・買い方不利の需給が継
続するとみています。

また、５日移動平均線を上抜く材料は、国内発は想定し難く、やはり、米株上
昇、円安といった外部環境次第という他力本願的な状況も継続するとみていま
す。

（藤井英敏）

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「カブ知恵」発、前週末の米株急落を嫌気、日経は大幅反落

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年11月2日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 9802.95 -231.79 -2.31％
ＴＯＰＩＸ 880.54 -14.13 -1.58％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1207.67 -9.27 -0.76％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 985.03 -2.89 -0.29％
マザーズ 435.34 -2.73 -0.62％
ヘラクレス 570.25 -7.05 -1.22％
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★ 相場概況（主力株）
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２日の日経平均は前週末比231.79円安の9802.95円、高値は９時２分の9904.61
円、安値は９時19分の9736.14円。東証一部の売買代金は１兆2919億円、値上
がり銘柄数は473銘柄、値下がり銘柄数は1087銘柄、変わらずは122銘柄。日経
平均は大幅に反落した。

10月30日のＮＹダウは前日比249.85ドル安の9712.73ドルで取引終した。９月
の個人消費支出（ＰＣＥ）が、数値が市場予想通りだったものの、前月比0.5
％減と、政府の新車購入補助制度が８月に終了した反動が出て５カ月ぶりに減
ったことが嫌気された。

また、シティグループが10−12月期に100億ドルの繰延税金資産の評価減を行
う可能性をカリヨン証券の著名アナリストが指摘したことや、米ノンバンク大
手ＣＩＴグループが早晩、連邦破産法11条の適用を申請するとの報道なども、
投資マインドを冷やした。

ＮＹ円相場は大幅反発。前日比１円30銭円高・ドル安の１ドル＝90円05〜15銭
で取引を終えた。円は対ユーロで急反発。前日比２円90銭円高・ユーロ安の１
ユーロ＝132円60〜70銭で取引を終えた。

ＮＹ原油先物相場は大幅反落。ＷＴＩ期近の12月物は前日比2.87ドル安の１バ
レル77.00ドルで終えた。ＮＹ金先物相場は反落。12月物は前日比6.7ドル安の
１トロイオンス1040.4ドルで終えた。ＶＩＶ指数（恐怖指数）は30.69前日比5
.93（23.95％）高と急騰した。

寄り付き前段階で、米ノンバンク大手ＣＩＴグループは１日、米連邦破産法11
条の適用を申請したと正式に発表したと、各種メディアで報じられた。

前場の東京株式市場は、米株安、円高、商品安を嫌気した売りが先行した。し
かし、売り一巡後は軟調なもみあいに終始した。物色面では、１日付け日本経
済新聞が、「政府は消費者金融など貸金業向けに強化してきた規制を緩和する
方向で検討する。」と報じたことで、消費者金融・ノンバンク株が派手に値を
飛ばした。

前引け終了直後の11時15分、商工ローン大手のロプロ（8577）が、会社更生手
続開始の申立てを行うことを決議し、東京地方裁判所にその申立てを行い、同
申立ては、同日受理されたと発表した。これを受け、東証と大証は、ロプロ株
の売買を午前11時15分から終日停止し、同社株を整理銘柄に指定し、12月３日
に上場廃止とすると、発表した。

後場に入っても、日経平均は軟調に推移した。しかし、上海株の堅調さや、円
高が一服していることなどが好感され、押し目買いが入り、下値は堅かった。

東証33業種では、その他金融、電気・ガス、食料品の３業種が値上がりした。
一方、空運、ゴム製品、石油・石炭製品、不動産、非鉄金属、保険、電気機器、
卸売、証券、商品先物、鉄鋼、輸送用機器、ガラス・土石、機械などの値下が
りが目立つ。

個別では、東証一部の値上がり率トップは武富士（8564）、２位はアイフル（
8515）、３位はプロミス（8574）。一方、値下がり率トップは日本エスリード
（8877）、２位は旭テック（5606）、３位はココカラファインＨＤ（3098）。

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◎本日の新着個別銘柄動向

更新時間：2009/11/02 10:53:53

ジャックス（8584）、政府の規制緩和検討報道が買い材料
248円　31円高
１日付け日本経済新聞は、「政府は消費者金融など貸金業向けに強化してきた
規制を緩和する方向で検討する。金融危機などの影響で個人事業主の資金繰り
が悪化していることを重視。無担保ローンの貸し付けを年収の３分の１以下に
抑える「総量規制」の妥当性や、ルールの変更の影響を小さくする「激変緩和
措置」の導入の是非などを議論する。」と報じた。これが同社を含む消費者金
融・ノンバンクの買い材料になった。

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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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相変わらず、日経平均は米国株の動向に右往左往です。10月30日の米株急落を
受け、週明け２日の日経平均は大幅に反落しました。それにしても、米株は楽
観から悲観へ、悲観から楽観への傾きが急激過ぎてついていけません。値幅も
大きく、まるで、相場が壊れているかのようです。

別に去年のようなリーマン・ショックがあったり、世界の金融機関の資金供給
がストップする可能性が高まったりと、具体的に投資家が恐怖に駆られるよう
な事象が実現したわけではないのに。ちょっと、米株はナーバス過ぎるなぁと
感じます。

しかし、投資家サイドからすれば、米株が落ち着きを取り戻さない限り、安心
して、日本株を買えないという状況が続くでしょう。また、安定的に下がらな
い限り、安心して空売りできない状況も続く見通しです。

よって、リスク管理の観点から、米株に上下どちらかのトレンドが発生しない
限り、ロング・ポジションもショート・ポジションも、オーバー・ナイトし難
い投資環境が継続するとみています。

当然、祝日明け４日の東京株式市場は、２日と３日の米国株式市場の動向を受
けて、スタートすることになるとみます。ここまでナーバスになっている米株
が、この２日間どう動くのか、全く予想がつきません。

結論として、日本株が米株追随の動きをしている限り、米株の振幅が穏当な状
態になり、その方向性がある程度見極められるようになるまでは、予測に基づ
いた投資をするよりも、あえて予測はせず、日計りのデイトレに専念した方が
無難な局面とみています。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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２日のＩＰＯレシオは70.37と、前週末から3.21ポイント低下しました。低下
は２日ぶりです。

ＩＰＯレシオ５日移動平均線は76.76と、こちらは４日連続の低下です。

ＩＰＯレシオが５日移動平均線を下回っています。そして、５日移動平均線自
体は下向きです。直近ＩＰＯ市場は調整継続とみています。

一方、３市場売買代金は前週末比23億円増加して252億円でした。低水準が続
いています。個人投資家は新興市場には全く見向きもしていません。

なお、主要３指数は全面安でした。

日経ジャスダック平均の終値（確報）は、前週末比９円27銭安の1207円67銭で
した。ジャスダック市場の売買代金は概算で124億円と、前週末の122億円とほ
ぼ同水準でした。

東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数共に２日ぶりに反落しました。

東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、２日現在319.82ポイ
ント、雲上限は464.67ポイントです。再び、雲の中に潜り込んでしまいました。
今後、雲上限を上抜けない限り、マザーズ市場は調整すると考えています。

なお、目先については、終値は435.34ポイントと、５日移動平均線（２日現在、
438.25ポイント）、25日移動平均線（同、439.30ポイント）共に、下抜けてい
ます。

今後、５日移動平均線を上抜けるまで、下値を模索する可能性が高いとみてい
ます。

（株式会社カブ知恵　代表取締役　藤井英敏）

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★ 編集後記
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10月30日のＶＩＸ指数（恐怖指数）は30.69前日比5.93高（23.95％高）と、急
騰しました。

投資家は米株の下落に対して相当な警戒感を抱いているようです。

なお、ＶＩＸ指数は７月８日の33.05でピークアウトし、米国株は落ち着きを
取り戻し、底入れを果たしました。

果たして、今回は、ＶＩＸ指数がどこでピークアウトするのでしょうか。この
タイミングの見極めが、非常に重要なポイントになったような気がします。

（藤井英敏）

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★ 「カブ知恵通信　Weekly　Report」の目次
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★ 週末の海外市場動向
★ 今週の相場見通し
★ 日経225　 テクニカルコメント
★ ＮＹダウ　テクニカルコメント
★ 先週の注目アナリストレポート　
★ 今週の注目銘柄（２銘柄）　
★ 今週の主な予定
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昨年発生した「100年に一度」とされる未曾有の金融危機を経て、足元の株式
市場は、過度の悲観からの揺り戻しで、やや冷静さを取り戻しています。

この戻り相場に上手く乗れた方もいらっしゃるでしょうが、そうでもない個人
投資家の方が非常に多いということをよく耳にします。

そうではない個人投資家の多くは、サラリーマンや自営業などの本業を抱え、
投資情報の収集に十分な時間をかけられない方が大部分を占めると推察されま
す。

また、投資のプロである機関投資家や証券会社の自己売買部門に比べて、圧倒
的に情報量が不足していることも、パフォーマンスが向上しない一因と推察し
ます。ですが、市場には有益な情報も、無駄な情報も、混在し、且つ、無数存
在しています。その中から、本当に投資家にとって重要な情報を効率的に抽出
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