Saturday, April 25, 2009

「カブ知恵」発、「豚インフル発生! 関連銘柄で注目する3銘柄」緊急発売!

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 カブ知恵が注目する、豚インフル関連銘柄とは?

☆「豚インフル発生! 関連銘柄で注目する3銘柄」 4/26 緊急発売!

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 米疾病対策センター(CDC)は4月24日、人から人へ感染する新型の豚イ
ンフルエンザウイルスによる症例が米国内で計8件見つかったと明らかにした。
メキシコ保健当局は同日夕、豚インフルエンザの疑いがある患者は1,000人を
超え、死者は68人に達したと公表した。

 世界保健機関(WHO)は25日夕(日本時間同日深夜)、メキシコと米国で
豚インフルエンザの人への感染が多数確認されたのを受け、世界各国の専門家
で構成する緊急委員会を開いた。新型インフルエンザのパンデミック(世界的
大流行)に備えて6段階に設定されている警戒水準(フェーズ)の見直しにつ
いて議論したが、結論は先送りされた。

 豚インフルエンザの流行を期待するわけでは決してないが、株式市場では、
週明け以降、同関連銘柄に物色の矛先が向かう可能性が高いと思われる。そこ
で、今回は、豚インフルエンザ関連で、賑わうであろう3銘柄をピックアップ
した。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)


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Friday, April 24, 2009

「カブ知恵」発、円高を嫌気し、手控え気分が強まり日経は3日ぶりに反落

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年4月24日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経225 8707.99 -139.02 -1.57%
TOPIX 830.05 -9.45 -1.13%
日経JASDAQ 1034.4 4.3 0.42%
J−Stock 850.73 -0.32 -0.04%
マザーズ 342.53 3.73 1.1%
ヘラクレス 498.64 -5.78 -1.15%

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★ 相場概況(主力株)
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24日の日経平均は前日比139.02円安の8707.99円、高値は10時45分の8852.83円、
安値は14時12分の8694.92円。東証一部の売買代金は1兆6131億円、値上がり
銘柄数は426銘柄、値下がり銘柄数は1175銘柄、変わらずは103銘柄。日経平均
は3日ぶりに反落。

23日のNYダウは反発し、前日比70.49ドル高の7957.06ドルで取引を終えた。
前日発表した決算が市場予想を上回ったアップル、ネット競売大手イーベイな
どが上昇した。1-3月期決算が黒字だったスイス金融大手クレディ・スイスも
急伸した。

なお、米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は23日、関係者の話として、米
財務省が米自動車大手クライスラーに連邦破産法11条の適用申請を準備するよ
う指示していると伝えた。申請は早ければ来週にも実施される可能性があると
いう。

NY円相場は小幅続伸した。前日比05銭円高・ドル安の1ドル=97円90銭-98円
ちょうどで取引を終えた。3月の米中古住宅販売件数は前月比3.0%減の457万
戸と市場予想以上に減少したことがドル売り材料になった。円は対ユーロで反
落した。前日比1円30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=128円70-80銭で取引を終え
た。4月のユーロ圏の製造業とサービス業の購買担当者景気指数(PMI)が
ともに市場予想以上に上昇したことが、ユーロ買いの材料になった。

前場の東京株式市場は前日終値付近で、もみあった。週末でもあり、主力企業
の09年3月期決算と10年3月期業績予想の発表が本格化することで業績を見極
めたいとのムードも強く、積極的な売買は手控えられた。

後場の日経平均は下げ幅を拡大させた。東京外国為替市場で、円相場が一時1
ドル=96円台まで円高・ドル安が進んだことが嫌気された。また、週末という
ことで、持ち高調整の売りが出たことが影響した。

東証33業種では、パルプ・紙、銀行、石油・石炭製品、ガラス・土石、保険、
機械の6業種が値上がりした。一方、鉄鋼、輸送用機器、不動産、その他金融、
サービス、情報・通信、小売、繊維製品、金属製品、ゴム製品、医薬品、電気
・ガス、卸売などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは芝浦メカトロニクス(6590)、2位
はアルテック(9972)、3位はフィデック(8423)。一方、値下がり率トップ
はエス・サイエンス(5721)、2位は明和地所(8869)、3位はエルピーダメ
モリ(6665)。

個別銘柄動向は以下の通り

安藤建(1816)、09年3月期通期連結業績の上方修正を好感
142円 19円高 
24日11時、09年3月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。これが好感さ
れた。通期連結業績予想を、売上高2265億円(前回予想比0.8%増)、営業利益
43億円(同16.2%増)、経常利益31億円(同24.0%増)、当期純利益5億5000万円
(同175.0%増)に、それぞれ上方修正した。売上高については前回予想並みと
なるが、利益については工事利益の改善、販売費及び一般管理費の削減により、
前回予想に比べ営業利益、経常利益共に6億円、当期純利益が3億5000万円の
増額となる見通しとなった。

エクセディ(7278)、09年3月期通期連結業績の上方修正を好感
1694円 200円高のストップ高買い気配 
23日、09年3月期通期連結業績の上方修正を発表した。これが好感された。売
上高は従来の1670億円を1667億4900万円に下方修正したが、営業利益は同95億
円を102億1700万円へ、経常利益は同75億円を88億400万円へ、当期純利益は同
37億円を54億4100万円へ、それぞれ上方修正した。09年度税制改正において外
国子会社配当益金不参入制度が導入されることとなった。同社は連結財務諸表
作成において、海外連結子会社の留保利益について外国税額控除を考慮したう
えで、将来の配当時に日本で課税される税金について、繰延税金負債を認識し
ている。上記制度の導入により09年3月期において、過年度に計上した繰延税
金負債を一部取り崩すこととなったため、大幅な差異が生じた。期末配当予想
については、09年1月29日付けで、「未定」と公表していたが、当期の業績を
勘案し、1株あたり10円00銭とする。この結果、1株当りの年間配当は35円(
中間期末25円、期末10円)、前期は50円。

巴川紙(3878)、凸版印刷(7911)との資本・業務提携が買い材料
245円 24円高 
23日、凸版印刷(7911)との資本・業務提携を発表した。これが買い材料にな
った。凸版印刷との間で液晶ディスプレイ向け光学フィルム関連事業等の業務
提携に関する合意書を締結する。資本提携の内容は、09年4月23日、第三者割
当による増資割当予定先であり、第三者割当により発行する株式のうち341万4
000株を割り当てる予定。今回の第三者割当増資による新規発行株式数877万90
00株は、増資前の同社普通株式の発行済株式総数の20.34%に相当し、1株あ
たりの株式価値の希薄化が生じる。発行価額は1株205円。

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若林栄四が入手・分析した情報をベースに独自の指数分析・チャート分析を加
え、株式市場の見通しから個別銘柄まで網羅したレポート

若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
ンド・マネジャーの間でも注目されている。

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が必要となります。また、このレポートは皆様の投資の一助となることを目的
として作成されておりますが、元本を保証するものではありません。投資の最
終判断はご自身の責任で行うようお願い申し上げます。

(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1698号
社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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来週は29日が「昭和の日で」休場で、いよいよ、週末からゴールデン・ウィー
クが始まる。ゴールデン・ウィークは5月2日から6日までの5日間で、この
長期間の休み中の外部環境の変化への警戒があるため、来週は換金売り圧力が
週末にかけて強まる公算が大きい。

ただし、空売りも高水準のため、売り方の買い戻し意欲も強まるため、一方的
な下落は想定していない。日経平均の想定レンジは8200円〜9300円程度。

来週は主力の3月決算企業の09年3月期実績と10年3月期予想の発表が本格化
する。だが、市場では10年3月期業績への期待値は低い。足元の世界的な景気
悪化を背景に、企業経営者が保守的な見通しを出してくることは覚悟している
ためだ。

このため、確かに、現在の市場では今期業績予想を見極めたいとのムードは強
いが、もともとの期待値が低い(2割程度の経常減益)ため、業績悪化予想自
体が市場マインドを大幅に悪化させることはないだろう。

ただし、バリュエーションが悪化しているため、日経平均などの株価指数の上
値余地の乏しさは確認させられる公算が大きい。このため、投資家は「木をみ
て森をみず」、個別株物色を加速させる見通しだ。

物色対象は、政府の経済危機対策や改正産業活力再生法(別名「電機業界救済
法」)でメリットを享受する企業群が中心になるだろう。具体的には、エコカ
ー、エコ家電関連、住宅・不動産関連、財務リスクが高いとみられている従業
員5000人以上の企業などだ。

また、足元で、個人投資家の動きが活発化している感が強い。このため、株価
が低位、若しくは、1株当りの株価が高くとも1株単位で売買が出来る最低売
買代金が小額銘柄の人気が高まる見通しだ。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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24日のIPOレシオは102.33と、前日の109.52から7.20ポイント低下した。低
下は6日ぶり。IPOレシオ5日移動平均線は97.36と、こちらは5日連続の
上昇。

IPOレシオは低下したが、5日移動平均線を上回っている上、5日移動平均
線自体が上向きのため、直近IPO市場は反発が継続しているとみている。当
面のIPOレシオは、5日移動平均線を割り込まない限り、150〜200を目指す
との想定に変更はない。

一方、3市場売買代金は359億円と、前日から23億円減少したとは言え、ここ
最近では、高水準を維持した。

この水準から徐々に増加するようなら、個人マネーの資金流入が期待され、新
興市場のラリー発生期待が高まるだろう。引き続き、ボリューム増加の有無に
注視しておきたい。

ところで、24日付け日本経済新聞は、「東京証券取引所が検討している新興企
業向け市場マザーズの見直し案が23日、明らかになった。成長性が低下し、株
価の低迷が続く企業を対象に新たな上場廃止基準の導入を検討する。上場企業
には年2回以上の会社説明会を義務づける。一方で上場審査を緩め幅広い業種
に上場してもらう措置もとる。市場の新陳代謝を促し、売買を活発にする狙い
だ。」と報じた。このような動きは、新興市場の浄化・活性化の観点からポジ
ティブな動きと言えよう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ IPO情報
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★ 編集後記
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金融庁は「外国為替証拠金取引(FX)」について、「証拠金倍率」を規制す
る方針を固めたそうです。現在、FX市場では100〜600倍前後の高倍率取引
が増えているため、投機的取引を抑制するため、上限を20〜30倍前後とする
方向で調整するということです。この規制が実施されるとなると、為替市場
のボラティリティーが低下することになるでしょうね。また、業界の淘汰・
再編や個人投資家のFX離れが加速するかもしれません。それにしても、こ
れってパチンコの出玉規制みたいなもんで、金融取引も、お上のご意向に沿
わないといけないのかよと、やや違和感がありますね。業者による顧客のカ
ネの持ち逃げは顧客保護の観点から法規制は必要です。しかし、投資家が自
己責任で600倍のレバを効かせたいなら、自由にやらせてあげればいいのに
と思いますが。結果、数分で破産するような打撃を受けたとしても(笑)

(藤井英敏)

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Thursday, April 23, 2009

「カブ知恵」発、日経平均は25日移動平均線が強力に支持、2日続伸

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年4月23日発行

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★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日経225 8847.01 119.71 1.37%
TOPIX 839.5 9.54 1.15%
日経JASDAQ 1030.1 -3.01 -0.29%
J−Stock 851.05 17.13 2.05%
マザーズ 338.8 16.96 5.27%
ヘラクレス 504.42 11.25 2.28%
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★ 相場概況(主力株)
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23日の日経平均は前日比119.71円高の8847.01円、高値は14時40分の8860.55円、
安値は12時38分の8647.80円。東証一部の売買代金は1兆5054億円、値上がり銘
柄数は1075銘柄、値下がり銘柄数は510銘柄、変わらずは116銘柄。日経平均は
2日続伸。

22日のNYダウは反落し、前日比82.99ドル安の7886.57ドルで取引を終えた。
1-3月期決算が赤字となったモルガン・スタンレーが売られたことに加え、24
日から米政府が大手金融機関にストレステストの結果を開示するとウォールス
トリート・ジャーナル紙が伝えたことで警戒感が強まり、金融株が売られた。
一方、前日発表の決算が予想を上回ったサンディスクが上昇した。また、2月
の全米住宅価格指数が2カ月連続で上昇したことは相場のサポート要因となっ
た。

NY円相場は反発した。前日比70銭円高・ドル安の1ドル=97円95銭-98円05銭
で取引を終えた。日本の3月の貿易収支が2カ月連続の黒字となり、大方の市
場予想を上回ったことで、円が買われた。円は対ユーロでも反発した。前日比
35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=127円40-50銭で取引を終えた。

寄り付き前、発表された対外及び対内証券売買契約等の状況(週間、指定報告
機関ベース)では、4月12-18日の対内株式は、海外からの取得3兆74億円に
対し処分が3兆591億円で、差し引き518億円の資本流出超と、3週ぶりに売り
越しに転じた。

NYダウが反落し、円高基調になっているため、前場の東京株式市場は上値の
重い展開となった。また、来週から本格化する主力企業の09年3月期決算発表
を前に、ひとまず利益を確定しておこうという動きも強まった。

昼休み中に、みずほフィナンシャルグループ(8411)の09年3月期連結決算の
純損益が、5000億円超の赤字となる見通しであることが23日、明らかになった
との報道が市場に伝わった。後場に入り、これが嫌気されたが、日経平均は25
日移動平均線(23日現在、8644.37円)を割り込まなかったため、テクニカル
面の底堅さを評価した買いが入った。

東証33業種では、建設、その他金融、情報・通信、輸送用機器、電気・ガス、
電気機器、サービス、その他製品、小売、食料品、証券、商品先物、空運、不
動産、水産・農林などが値上がりした。一方、保険、石油・石炭製品、海運、
鉱業、卸売、鉄鋼、銀行の7業種が値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップはエス・サイエンス(5721)、2位は
クラリオン(6796)、3位はパイオニア(6773)。一方、値下がり率トップは
ランド(8918)、2位はエス・バイ・エル(1919)、3位はエコナック(3521
)。

個別銘柄動向は以下の通り

高砂熱(1969)、09年3月期通期連結業績の上方修正を好感
723円 62円高
 23日13時、09年3月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。これが好感
された。通期連結業績予想の売上高は前回予想の2380億円から2142億円に下方
修正したが、営業利益76億8000万円(前回予想比14.6%増)、経常利益81億7000
万円(同8.9%増)、当期純利益28億1000万円(同22.2%増)に、それぞれ上方修
正した。海外の連結子会社の業績は低調に推移したものの、個別において、売
上高は計画を下回ったが、工事採算の改善により利益が増加する見込みとなっ
たため、連結および個別業績予想を上方修正した。

東急建設(1720)、09年3月期通期連結業績の上方修正を好感
263円 16円高
 23日13時30分、09年3月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。これが
好感された。通期連結業績予想を、売上高2590億円(前回予想比0.4%増)、営
業利益49億円(同44.1%増)、経常利益46億円(同48.4%増)、当期純損益41億円
の赤字(前回予想は56億円の赤字)に、それぞれ上方修正した。売上高はほぼ前
回予想並みとなるものの、工事収支の改善や一般管理費の縮減により営業利益
は14億円、経常利益は15億円の改善となる見通し。また、当期純利益は、特別
損失について、引当済みの債権に一部回収が見込まれること、投資有価証券評
価損が前回予想時点より改善したことから7億円減少したが、繰延税金資産に
ついて、外部環境を踏まえた回収可能性を精査した結果、7億円の追加取崩を
行うことから15億円の改善となる見通しとなった。

プレス工(7246)、CSの「NEUTRAL」への投資判断引き上げが買い手掛かり
171円 25円高
 クレディ・スイス証券は、同社の投資判断を従来の「Underperform」から「
NEUTRAL」に引き上げ、目標株価を同110円から155円に引き上げたそうだ。こ
の投資判断と目標株価の引き上げが買い手掛かりになったと観測される。リス
トラによる労務費の削減を中心に、CS業績予想を上方修正したという。CS
では、ボトムは1−6月で、生産の本格的な改善による黒字化は第4四半期以
降と予想しているようだ。一方、自動車向け事業が主体の米国、タイ、欧州は
人件費削減努力により、赤字額を最小限に留める企業努力の効果は出るものと
予想しているが、軒並み12月決算の子会社が多く、連結決算上では大幅減益を
余儀なくされると考えているもよう。

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え、株式市場の見通しから個別銘柄まで網羅したレポート

若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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日経平均は本日、25日移動平均線(23日現在、8644.37円)をサポートに、5
日移動平均線(同、8823.59円)を上抜いてきた。このため、明日以降、米国
株式市場が急落したり、円相場が急激に円高に進まない限り、上方向に走る可
能性が高まったとみている。

確かに、日経平均の9000円オーバーは非常に重い。しかし、短期のテクニカル
が改善したことで、売り方の買戻しを起爆剤に、踏み上げ的な動きが期待でき
るだろう。

なお、上昇ピッチが加速するかどうかのポイントは4月限オプションSQ値(
9140.27円)を超えられるかどうかだ。超えられるようなら1月7日の9325.35
円が視野に入るとみている。

東証が22日発表した17日時点の裁定取引買い残(期近・期先の合計)は、前週
より376億円増加して7477億円と、8週連続で増加した。この裁定買いが増加
傾向を継続する限り、日経平均は堅調な相場が続くと考えている。

一方、対外及び対内証券売買契約等の状況(週間、指定報告機関ベース)では、
4月12-18日の対内株式は、海外からの取得3兆74億円に対し処分が3兆591億
円で、差し引き518億円の資本流出超と、3週ぶりに売り越しに転じた。外国
人投資家が買い主体にならない限り、継続的且つ急激な相場上昇は期待し難い。

このため、当面の東京株式市場では、主に、信用売り方の買戻しと裁定買いと
いう「仮需」により押し上げられる公算が大きい。

一方、売り方は国内機関投資家の実需売りとみている。物色面では、経済危機
関連のエコカー・エコ家電と住宅・不動産に加え、電機業界救済法関連銘柄群
が賑わう公算が大きい。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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23日のIPOレシオは前日の97.78から11.75ポイント上昇して109.52となった。
上昇は5日連続。IPOレシオ5日移動平均線は91.13と、こちらは4日連続
で上昇。

IPOレシオが5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線自体が上向き
のため、直近IPO市場は反発局面と認識している。当面のIPOレシオは、
5日移動平均線を割り込まない限り、150〜200程度まで上昇する可能性が高い
とみている。

一方、3市場売買代金は前日から144億円増加して382億円となった。絶対水準
は低いとは言え、増加率は大きい。これはポジティブな兆候とみておきたい。

個人投資家の活性度が上がった結果、東証一部に相対的な出遅れ感のある新興
市場に打診買いを入れた結果とみている。この増加傾向が続くようならネット
関連銘柄を中心に、ラリーが発生する可能性がある。

明日以降のボリューム増加の有無に注目しておきたい。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ IPO情報
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★ 編集後記
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東証が23日発表した4月第3週(13-17日)の投資部門別株式売買動向では、
外国人が3週間ぶりに売り越しに転じた。売越額は9億円だった。前週は1076
億円の買い越し。一方、個人は2週間連続で買い越した。買越額は1305億円で
前週の338億円の約4倍になった。個人投資家の動きが活発化しています。こ
うなると、日経平均が大崩れしない限り、相場の体感温度が高まることでしょ
う。最低売買金額の小額の材料株が賑わうことになりそうです。

(藤井英敏)

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Wednesday, April 22, 2009

「カブ知恵」発、方向感乏しい中、日経は小幅に反発

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年4月22日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経225 8727.3 15.97 0.18%
TOPIX 829.96 -0.76 -0.09%
日経JASDAQ 1033.11 -0.99 -0.1%
J−Stock 833.92 10.03 1.22%
マザーズ 321.84 -0.84 -0.26%
ヘラクレス 493.17 -4.54 -0.91%

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★ 相場概況(主力株)
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22日の日経平均は前日比15.97円高の8727.30円、高値は9時7分の8802.90円、
安値は12時53分の8683.27円。東証一部の売買代金は1兆5407億円、値上がり
銘柄数は494銘柄、値下がり銘柄数は1103銘柄、変わらずは105銘柄。日経平均
は小幅ながら反発した。

21日のNYダウは前日比127.83ドル高の7969.56ドルで取引を終えた。ガイトナ
ー長官が議会証言で「大部分の銀行は必要以上の資本を備えている」と述べた
と伝わったことが、買い材料になった。

NY円相場は4日ぶりに反落した。前日比80銭円安・ドル高の1ドル=98円65-
75銭だった。円は対ユーロでも4日ぶりに反落した。前日比1円30銭円安・ユ
ーロ高の1ユーロ=127円75-85銭だった。欧州経済研究センター(ZEW)が
発表した4月の景気予測指数が13.0とプラス転換し、市場予想も大幅に上回っ
たことが、ユーロの買い材料になった。

寄り付き前発表の08年度の貿易統計速報では、貿易収支は7253億円の赤字だっ
た。第2次石油危機の影響を受けた80年度以来、28年ぶりの貿易赤字になった。
原油高で輸入額が膨らむ一方、世界経済の悪化で輸出額が急減したことが響い
た。

米国株反発、円安が好感され、前場の東京株式市場では買戻しが先行した。し
かし、CME Globexで、米株価指数先物が軟調に推移していることが嫌気され、
伸び悩んだ。

後場に入っても、日経平均は前日終値付近で、もみあった。なお、GMとクライ
スラーは破産法を申請する可能性が大きいとの報道があったと、市場に伝わっ
たが、特に反応はなかった。物色面では、パイオニア(6773)、エルピーダ(
6665)、沖電気(6703)、クラリオン(6796)などの公的資金注入期待銘柄が
値を飛ばした。

東証33業種では、証券、商品先物、その他製品、海運、電気機器、パルプ・紙、
繊維製品、石油・石炭製品、輸送用機器、鉱業などが値上がりした。一方、そ
の他金融、倉庫・運輸、建設、情報・通信、卸売、鉄鋼、銀行、不動産、医薬
品、空運などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは沖電気(6703)、2位は若築建設(
1888)、3位はパイオニア(6773)。一方、値下がり率トップはフージャース
コーポレーション(8907)、2位はサクラダ(5917)、3位はゼクス(8913)。

個別銘柄動向は以下の通り

パイオニア(6773)、政府が資本支援を検討との報道が買い材料
322円 47円高
22日付けの日本経済新聞が、「政府は21日、経営不振に陥っているAV(音響
・映像)機器大手パイオニアを資本支援する検討に入った。30日にも創設され
る公的資金を使った一般企業への資本注入制度を活用し、300億円出資する案
が軸。国内だけで1万人規模の雇用を抱える同社が破綻すれば経済に大きな打
撃を与えかねないためだ。」と報じた。これが買い材料になった。会社側は、
22日8時46分、「本日(平成21年4月22日)、当社の資金等に関する一部報道
がありましたが、これは当社が発表したものではありません。今後につきまし
ては、従来公表しておりますとおり、あらゆる選択肢を考慮し、検討してまい
ります。」とコメントした。

ジャックス(8584)、09年3月期通期連結業績の上方修正を好感
206円 10円高
21日、09年3月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。これが好感された。
通期連結業績予想の営業収益は前回予想の1446億円から1420億円に下方修正し
たが、営業利益52億円(前回予想比23.8%増)、経常利益62億円(同14.8%増)、
当期純利益25億円(同4.2%増)に、それぞれ上方修正した。営業収益は、取扱
高が計画を下回ったため、前回予想より約26億円少なくなる見込み。一方、営
業費用については、物件費その他変動費の削減に努め、加えて、未収債権の抑
制による貸倒関連費用圧縮への取り組みなどにより前回予想より減少する見込
みとなった。これらを踏まえて、通期の営業利益、経常利益の業績予想を増額
修正した。

豊田合成(7282)、09年3月期通期連結業績の上方修正を好感
2035円 183円高
21日、09年3月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。これが好感された。
通期連結業績予想を、売上高5400億円(前回予想比1.9%増)、営業利益155億円
(同55.0%増)、経常利益120億円(同50.0%増)、当期純利益40億円(前回予想は
トントン)に、それぞれ上方修正した。投資有価証券等の評価損を計上する必
要が生じたものの、グループを挙げての原価低減および労務費経費などの固定
費削減に取り組んだ結果、前回予想を上回る見通しとなった。

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え、株式市場の見通しから個別銘柄まで網羅したレポート

若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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日米の決算を見極めたいとのムードが強く、日経平均は膠着感が強まっている。
テクニカル的には、25日移動平均線(22日現在、8609.38円)と5日移動平均
線(同、8805.24円)とに挟まれたゾーンで推移する限り、調整が続くだろう。
どちらかに放れた方向に、相場は動くとみている。なお、外部環境が大幅に悪
化しない限り、信用売り方の買戻しや、出遅れた投資家の買いで、上方向に動
くと考えている。

東証が21日に発表した17日申込時点の信用取引の買い残は、3週連続で増加し
た。買い残は前週比649億円増加の1兆186億円。買い残の1兆円を超えは3月
13日の1兆631億円以来、5週間ぶりのこと。一方、信用売り残は2週連続で
減少した。前週比499億円減少の9751億円と、3週ぶりに1兆円を下回った。
信用倍率は1.04倍と前週の0.93倍から上昇し、4週ぶりに1倍を超えた。

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買い残が増加し、売り残が減少し、倍率が1倍を超えてきたことは需給的には
ネガティブだ。しかし、売り残は割れたとは言え、1兆円近く積み上がってお
り、水準的には高水準だ。3月中旬から相場は順調に上昇してきており、売り
方の方が、買い方よりも苦しい状況と推察される。このため、ゴールデン・ウ
ィーク前に、買戻しをしておこうという動きは当面続く見通しだ。

経済危機対策でメリットを享受する銘柄群に加え、改正産業活力再生法で信用
補完される企業群など、物色対象が明確になっている。テーマ株物色による買
い方の回転が効いている状況は、需給的にポジティブと考える。この回転が効
かなくなると、全体相場は調整色を強めるだろう。しかし、回転しているうち
は、物色意欲の強い状態は維持される公算が大きい。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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21日のIPOレシオは前日の95.56から2.22ポイント上昇して97.78となった。
上昇は4日連続。IPOレシオ5日移動平均線は81.22と、こちらは3日連続
の上昇。

IPOレシオは5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線が上昇を継続
している。目先は直近IPO市場の自律的な反発局面とみている。

一方、3市場売買代金は前日の256億円から18億円減少して238億円となった。
相変わらずの低水準だ。アクティブに株式を売買する個人投資家は、東証一部
の値動きの良好な銘柄を積極的に手掛けている感が強く、新興銘柄は物色の対
象外としているようだ。

この結果、流動性が枯渇し、流動性が枯渇しているから、アクティブ資金が流
入しないという悪循環が続いている、とみている。

そして、今後も、余程のポジティブ・材料が飛び出さない限り、この流動性枯
渇が続くことになるだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ IPO情報
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★ 編集後記
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今国会で成立する改正産業活力再生法は、別名「電機業界救済法」とも呼ば
れているそうです。この法律をもとに、公的資金を活用するであろうとみら
れる企業の株価が急騰しています。でも、どうなんでしょうかね。信用創造
を行うことができる銀行は破綻した場合の経済への影響が大きいため、公的
支援は必要でしょうが、一般事業会社は安易に国が助けるべきではないと思
いますよ。ゾンビ企業が延命する結果、産業全体が競争力を失う可能性があ
りますから。基本的には、一般事業会社の場合、軍需転換できる事業だけに
絞って支援するくらいの、運用上の厳格化さが必要な気がしますがねぇ。

(藤井英敏)

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Tuesday, April 21, 2009

「カブ知恵」発、日経は4日ぶり反落も、GSユアサなどは個別物色は活況

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★ 目次
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日経225 8711.33 -213.42 -2.39%
TOPIX 830.72 -17.58 -2.07%
日経JASDAQ 1034.1 -2.3 -0.22%
J−Stock 823.89 -17.87 -2.12%
マザーズ 322.68 -3.97 -1.22%
ヘラクレス 497.71 -4.07 -0.81%

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★ 相場概況(主力株)
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21日の日経平均は前日比213.42円安の8711.33円、高値は始値の8802.09円、安
値は10時39分の8612.76円。東証一部の売買代金は1兆5382億円、値上がり銘
柄数は265銘柄、値下がり銘柄数は1382銘柄、変わらずは55銘柄。日経平均は
4日ぶりに大幅に反落した。

20日のNYダウは前週末比289.60ドル安の7841.73ドルで取引を終えた。バン
カメの1-3月期決算は、メリルリンチの買収に伴う市場取引部門の好調などで
利益が前年同期から2倍以上に増加し、市場予想を上回ったが、信用コストの
増加で貸倒引当金が前年同期から2.2倍に拡大したことが嫌気された。

また、「ターナー・ラジオ・ネットワーク」というブログが、「ストレステス
トを受けた19行中16行が厳密には破たんしている」、「厳密には破たんしてい
る16行のうち、キャッシュフローが途切れたり、不良債権の状況が一段と悪化
したりした場合に持ちこたえることができる銀行は1行もない」と述べたこと
が、市場の一部で観測され、これが市場に流れたことが、金融株全般の売り材
料になったという。

NY円相場は3日続伸した。前週末比1円25銭円高・ドル安の1ドル=97円85-
95銭で取引を終えた。円は対ユーロでも3日続伸した。前週末比2円85銭円高
・ユーロ安の1ユーロ=126円45-55銭で取引を終えた。WTI期近の5月物は
前週末比4.45ドル安の1バレル45.88ドルで取引を終えた。

米株の急落と円高が嫌気され、前場の東京株式市場は売りが先行した。円高が
嫌気され、輸出関連が売られ、原油安が嫌気され、資源関連が売られ、米金融
株下落の連想で、金融関連株が売られた。アジア各国・各地域の株式市場が全
面安となったことも嫌気材料になった。

後場に入ると日経平均は下げ渋った。CME Globexで米株価指数先物が上げ幅を
やや拡大させたことが買い戻しのきっかけとなったようだ。また、東証一部の
売買代金のトップがGSユアサ(6674)で、連日で上場来高値を更新するなど、
個別材料株物色は活発だった。

東証33業種では、小売、情報・通信、陸運の3業種が値上がりした。鉱業、卸
売、その他金融、証券、商品先物、海運、パルプ・紙、保険、非鉄金属、輸送
用機器、鉄鋼、石油・石炭製品、精密機械、化学、繊維製品、電気機器、機械、
ガラス・土石などの値下がりが目立つ。

個別では、東証一部の値上がり率トップはサクラダ(5917)、2位は太平工業
(1819)、3位はロプロ(8577)。一方、値下がり率トップはシティグループ
(8710)、2位はシルバー精工(6453)、3位はフージャースコーポレーショ
ン(8907)。

個別銘柄動向は以下の通り

住友精(6355)、発電効率が世界最高となる業務用の燃料電池開発を好感
402円 38円高 
21日付けの日本経済新聞が、「NTT(9432)と東邦ガス(9533)、住友精密
工業は20日、発電効率が世界最高となる業務用の燃料電池を開発したと発表し
た。都市ガスを燃料に高効率で発電。光熱費を抑えられ、二酸化炭素(CO2
)の排出を抑制できる。コンビニエンスストアやファミリーレストランなどで
の利用を見込む。2、3年後の実用化を目指す。」と報じた。これが買い材料
になった。

三機工(1961)、09年3月期通期連結業績の上方修正を好感
681円 48円高 
20日、09年3月期通期連結業績の上方修正を発表した。これが好感された。売
上高は従来の1950億円を2030億円へ、営業利益は同45億円を70億円へ、経常利
益は同45億円を68億円へ、当期純利益は同21億円を32億円へ、それぞれ上方修
正した。個別業績予想では、特別利益として08年4月1日付で同社全額出資の
連結子会社(東和興産株式会社)を吸収合併したことにより発生した抱合せ株式
消滅差益(80億5300万円)を含めている。なお、連結上は抱合せ株式消滅差益に
ついては消去されるため、損益に影響はない。業績修正の理由は、通期の連結
業績予想および個別業績予想において、売上高は、連結・個別ともに前回予想
と比べて増収となる見込み。利益面については、増収に伴う収益の増加、採算
を重視した受注による収支の改善などが見込まれるため、前回予想の営業利益、
経常利益および当期純利益は連結・個別ともに増益となる見込み。

ニッパツ(5991)、09年3月期通期業績予想の営業・経常利益の上方修正を好感
465円 33円高 
20日、09年3月期通期業績予想の営業利益と経常利益を上方修正した。これが
好感された。通期連結業績予想の売上高は前回予想に据え置き、当期純利益は
前回予想の50億円から46億円に下方修正したが、営業利益は同70億円から95億
円へ、経常利益は同90億円から124億円へ、それぞれ上方修正した。為替が想
定より円安傾向にあり、さらに固定費・経費の削減努力が想定以上の成果をあ
げたことなどから、営業利益、経常利益は前回予想を上回る見込み。一方、当
期純利益については、関係会社の繰延税金資産の取り崩し等により、前回予想
を下回る見通しとなった。また、09年3月期期末配当を前回予想の未定から3
円50銭(前期は7円)に修正した。

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若林栄四が入手・分析した情報をベースに独自の指数分析・チャート分析を加
え、株式市場の見通しから個別銘柄まで網羅したレポート

若林栄四のプロフィール

1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行(現、三菱東京UFJ銀行)入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券(アメリカ)執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
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終判断はご自身の責任で行うようお願い申し上げます。

(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1698号
社団法人日本証券投資顧問業協会 会員番号012-02024
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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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米株急落、円高を嫌気して、21日の日経平均は4日ぶりに反落した。しかし、
個別でみると、GSユアサ(6674)、NECトーキン(6759)、三洋電機(67
64)などの電池関連や、ヤマダ電機(9831)、ケーズホールディングス(8282
)、コジマ(7513)、ビックカメラ(3048)などの家電量販店が値を飛ばした。
これらは、経済危機対策で、メリットを享受するエコカー・エコ家電関連だ。

今後、株式市場では、このような経済危機対策でメリットを受ける企業群に短
期資金の流入が期待できるとみている。今回の対策でメリットを享受するのは、
本日上昇したエコカー・エコ家電関連を中心としたクリーンエネルギー・省エ
ネと、住宅・不動産セクターの2本柱とみている。

日経平均に関しては、25日移動平均線(21日現在、8578.25円)を割り込まな
い限り、堅調な動きが期待できるとみている。売り方の買戻しが相場を支え続
ける公算が大きい。また、現在、個別株物色の色彩が強まり、「経済危機関連」
という物色の柱も育った感が強い。物色の柱が育てば、短期資金は同関連銘柄
に集中し、相場の体感温度は上がってこよう。そうなると、外部環境の影響の
受け難い相場になると考える。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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21日のIPOレシオは前日の81.63から13.92ポイント上昇して95.56となった。
上昇は3日連続。IPOレシオ5日移動平均線は75.51と、こちらは2日連続
の上昇。

IPOレシオは5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線が上昇を継続
している。目先は直近IPO市場の自律的な反発局面とみている。

一方、3市場売買代金は前日の246億円から10億円増加して256億円となった。
増加したとは言え、相変わらずの低水準だ。アクティブに株式を売買する個人
投資家は、東証一部の値動きの良好な銘柄を積極的に手掛けている感が強く、
新興銘柄は物色の対象外としているようだ。

この結果、流動性が枯渇し、流動性が枯渇しているから、アクティブ資金が流
入しないという悪循環が続いている、とみている。

そして、今後も、余程のポジティブ・材料が飛び出さない限り、この流動性枯
渇が続くことになるだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ IPO情報
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★ 編集後記
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連日、GSユアサ(6674)が大商いとなり、且つ、上場来高値を更新し、力
強い動きになっています。エコカー関連のど真ん中の銘柄ですから、当然と
言えば、当然ですが、このような個別銘柄物色のリーディング・ストックが
育ってくると、個人中心に物色意欲が高まるものです。この盛り上がりの背
景は、経済危機対策です。この対策関連の柱は、エコカー・エコ家電と住宅・
不動産の2本とみています。これらの関連銘柄が個人中心に激しく売買され
ることになりそうです。特に、売り残の積み上がった銘柄には、買い方の売
り方イジメが活発化する公算が大きいでしょう。

(藤井英敏)

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Monday, April 20, 2009

「カブ知恵」、買戻し・押し目買い意欲強く、日経は小幅3日続伸

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年4月20日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

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★ 各種株価指数の状況
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日経225 8924.75 17.17 0.19%
TOPIX 848.3 2.73 0.32%
日経JASDAQ 1036.4 3.79 0.37%
J−Stock 841.76 -7.2 -0.85%
マザーズ 326.65 7.02 2.2%
ヘラクレス 501.78 4.51 0.91%

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★ 相場概況(主力株)
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20日の日経平均は前週末比17.17円高の8924.75円、高値は14時40分の8933.80
円、安値は10時39分の8813.72円。東証一部の売買代金は1兆3612億円、値上
がり銘柄数は991銘柄、値下がり銘柄数は588銘柄、変わらずは119銘柄。日経
平均は小幅ながら3日続伸した。

17日のNYダウは前日比5.90ドル高の8131.33ドルで取引を終えた。NYダウ
は07年4-5月に記録して以来、約2年ぶりに6週間連続で上昇した。GEの
1-3月期決算は純利益が前年同期比35%の減益だったものの、一株利益は0.
26ドルと、市場予想の0.21ドルを上回ったことや、シティの1-3月期決算が
6・四半期ぶりに黒字に転じたことが好感された。ただし、これまで、シティ
株は業績改善期待から大きく上昇していたため、利益確定売りを浴び、約9%
安で取引を終えた。

NY円相場は小幅に続伸した。前日比10銭円高・ドル安の1ドル=99円10-20銭
で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に続伸した。前日比1円60銭円高・ユー
ロ安の1ユーロ=129円30-40銭で取引を終えた。来日しているトリシェECB
総裁が、17日、都内での講演で「異例の措置」について5月7日の定例理事会
で決定すると述べたことが、ユーロ売りの材料になった。

前場の東京株式市場は軟調な展開となった。日米で発表が本格化する主要企業
の決算を見極めたいとのムードが強まったことに加え、ここ最近、日経平均は
心理的な節目の9000円近辺で上値の重さが目立っているため、利益確定売りが
優勢だった。また、円相場が対ユーロで上昇基調となっていることや、CME Gl
obexで、米株価指数先物が軟調なことも嫌気された。さらに、アジア各国・各
地域の株式市場が総じて軟調なことも警戒材料になった。

後場に入り、朝方弱かったアジア各国・各地域の株式市場が総じて堅調に推移
になったことや、売り方の買戻しや押し目買い意欲の強さを手掛かりに、前引
け時点では前週末マイナスだった日経平均は小幅ながらプラスに転じた。鉄鋼、
新興不動産の一角、リチウムイオン電池関連などが賑わったことも、市場セン
チメントにポジティブに作用したようだ。

東証33業種では、鉄鋼、非鉄金属、輸送用機器、ガラス・土石、海運、繊維製
品、水産・農林、電気機器、化学、金属製品、機械、石油・石炭製品などが値
上がりした。一方、その他金融、鉱業、その他製品、食料品、倉庫・運輸、情
報・通信、銀行などが値下がりした。

個別では、東証一部の値上がり率トップは愛知機械(7263)、2位は品川白煉
瓦(5351)、3位は山水電気(6793)。一方、値下がり率トップはランド(89
18)、2位はプロミス(8574)、3位はソフトブレーン(4779)。

個別銘柄動向は以下の通り

大阪チタ(5726)、ちばぎんアセットのポジティブレポートが買い材料
3630円 500円高のストップ高買い気配 
ちばぎんアセットマネジメントが、同社に関するポジティブなレポートをリリ
ースしたそうだ。これが買い買い材料になったと観測される。今10年3月期は
上期一杯、前下期の厳しい状況が残りそうだという。しかし、下期は米ボーイ
ング社の次世代旅客機「B-787」の量産化が2年遅れで始まり、チタンの需給
改善も見込まれるそうだ。シリコンも追加経済対策等で太陽光発電向けが夏場
以降本格化し、半導体向けも在庫調整の進展で、緩やかに回復する見通しだと
も。従って、通期業績はさえないものの、上下期別では経常利益が上期の30億
円から下期に70億円とV字型に回復しそうだという。

ガリバー(7599)、10年2月期通期連結業績、大幅営業増益と増配予想を好感
1687円 200円高のストップ高買い気配 
20日12時15分、10年2月期通期連結業績予想と増配予想を発表した。大幅営業
増益と増配予想が好感された。売上高は1540億円(前期比5.9%減)、営業利益
は50億円(同33.0%増)、経常利益は50億円(同99.9%増)、当期純利益は23
億円(前期は28億3600万円の赤字)を見込んでいる。収益の核をなす中古車販
売業においては、引き続き小売を強化していく考え。広告宣伝は、小売を訴求
する内容を増やしつつ、引き続き効率的な投下を行っていく。店舗展開は、効
率性を重視し、当面は直営店の新規出店は抑制し、1店舗あたりの生産性を高
めることを重視していく。今期の1株当たり配当金は、年間76円(第2四半期
末38円、期末38円)とする計画。前期は第2四半期末41円、期末無配、年間41
円。

ぐるなび(2440)、日興シティの投資評価「1S」への引き上げが買い手掛かり
225000円 23800円高 
日興シティグループ証券は、同社の業績予想ならびにターゲットプライスは修
正していないが、投資評価は従来の「中立/スペキュラティブ(2S)」を「
買い/スペキュラティブ(1S)」に引き上げたそうだ。これが買い手掛かり
になったと観測される。10年3月期ガイダンスに関しては、足元のトレンドを
そのまま反映する方針が想定され、四半期で10-12 億円程度の営業利益を前提
とし、42-45億円程度の営業利益ガイダンスが想定されるという。日興シティ
は新規事業等の貢献もある程度見込み、営業利益で49.7 億円の予想を継続し
ているそうだ。

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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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当面の東京株式市場では下値は売り方の買戻しが入り易く、上値は国内機関投
資家の売りが出易いため、膠着感が強まる見通し。

このため、物色傾向としては、信用売り残が積み上がり信用需給妙味のある銘
柄や、株価が低位の銘柄やテーマ材料性のある個人投資家好みの銘柄群に物色
の矛先が向かう公算が大きい。逆に、取り組み妙味が乏しく、値嵩株やホット
な材料に乏しい主力株への売り圧力は強まると考える。

20日現在、東証一部の騰落レシオ25日移動平均は前週末から3.10ポイント低下
して131.65%となった。低下したとはいえ高水準、過熱状態だ。この過熱は、
1〜2ヶ月スパンでみれば、過熱を冷ますことになるだろう。

だが、米株が急落するとか、円相場がメチャクチャ急騰するとか、外部要因が
大幅な悪化がない限り、少なくとも、ゴールデン・ウィーク前までは堅調な相
場が継続し、過熱状態が継続するとみている。

毎週毎週評価損が増えている信用売り方は、長期休暇前にポジションを手仕舞
いたいという欲求が強まるとみているからだ。そのような買戻しが入る限り、
下がり難く、上がり易い相場が継続しよう。

なお、足元の株式市場に関しては、新規資金がガンガン流入している感じはし
ない。値動きの良いものを買うために、値動きの悪い銘柄を売るというリバラ
ンスが中心とみている。

このため、買い方にしても、ゴールデン・ウィーク中のリスクを考えれば、連
休前にポジションを落とす公算が大きい。

ただし、ここ1ヶ月の相場は、圧倒的に買い方有利の状況だ。精神的にも、手
の内的にも、余裕がある。このため、じっくりと騰勢が一服し、今回の上昇シ
リーズが終了したことを確認してから、買い方の手仕舞い売りが出るだろう。

それまでは、信用売り方を真綿で首を絞めるような相場が続き、最後の売り方
の買戻しが入って、3月中旬からの上昇がいったん終了するとみている。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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20日のIPOレシオは前週末の71.15から10.48ポイント上昇して81.63となっ
た。上昇は2日連続。IPOレシオ5日移動平均線は69.37と、こちらは6日
ぶりの上昇。

IPOOレシオは5日移動平均線を上回り、且つ、5日移動平均線が上昇に転
じたことで、目先は直近IPO市場の自律的な反発が期待できそうだ。

一方、3市場売買代金は前週末の219億円から27億円増加して246億円となった。
増加したとは言え、相変わらずの低水準だ。アクティブに株式を売買する個人
投資家は、東証一部の値動きの良好な銘柄を積極的に手掛けている感が強く、
新興銘柄なんてアウトオブ眼中なのだろう。

この結果、流動性が枯渇し、流動性が枯渇しているから、アクティブ資金が流
入しないという悪循環が続いている、とみている。

そして、今後も、余程のポジティブ・材料が飛び出さない限り、慣性の法則が
働き、この流動性枯渇が続くことになるだろう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ IPO情報
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★ 編集後記
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政府・与党が27日に提出する経済危機対策の予算的な裏付けとなる補正予算で、
メリットを受けるのは、エコカー・エコ家電関連、住宅・不動産が2本柱とみ
ています。この2本柱をテーマに物色される銘柄群は、目先、個人中心に過熱
気味に物色されるとみています。なお、根底に流れている旬なテーマは、踏み
上げでしょう。つまり、前述のテーマに乗っていることに加え、売り方の踏み
が期待できる銘柄群への市場の関心はますます高まるだろうな、と考えていま
す。

(藤井英敏)

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