男と女のウラ事情
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これ、いいね
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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年8月20日発行
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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記
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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 10383.41 179.41 1.76％
ＴＯＰＩＸ 958.59 15.34 1.63％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1234.82 3.68 0.3％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 1007.63 2.17 0.22％
マザーズ 450.73 1.03 0.23％
ヘラクレス 634.02 4.94 0.79％
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★ 相場概況（主力株）
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20日の日経平均は前日比179.41円高の10383.41円、高値は14時47分の10407.30
円、安値は９時27分の10204.26円。東証一部の売買代金は１兆3482億円、値上
がり銘柄数は1326銘柄、値下がり銘柄数は276銘柄、変わらずは84銘柄。日経
平均は２日ぶりに反発した。
19日のＮＹダウは前日比61.22ドル高の9279.16ドルで取引を終えた。週間石油
在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して減少していたことで、原油先物価格
が上昇し、エクソンモービルやシェブロンなどが買われ、ダウを押し上げた。
薬品販売に係る特許権侵害の訴訟で勝訴したと発表したメルクが買われたこと
も、ダウの押し上げ要因となった。
ＮＹ円相場は反発した。前日比60銭円高・ドル安の１ドル＝94円ちょうど−10
銭で取引を終えた。円は対ユーロで反発した。前日比５銭円高・ユーロ安の１
ユーロ＝133円75−85銭で取引を終えた。
ＮＹ原油先物相場は大幅続伸した。ＷＴＩ期近の９月物は前日比3.23ドル高の
１バレル72.42ドルで取引を終えた。
米株高、原油高はプラス要因だが、円高はマイナス要因だ。このため、前場の
東京株式市場は、戻りを試すものの、上値の重い相場となった。なお、上海株
が反発して始まったことは東京市場の追い風となった。
後場に入り、上海をはじめアジア各国・各地域の株式市場がほぼ全面高になっ
たことが好感され、日経平均は上げ幅を広げた。日経平均は終値で５日移動平
均線（20日現在、10347.66円）を上回った。
東証33業種では、全業種が値上がりした。空運、不動産、非鉄金属、鉱業、保
険、ガラス・土石、その他金融、食料品、証券、商品先物、電気機器、建設、
パルプ・紙などの値上がりが目立つ。
個別では、東証一部の値上がり率トップは東海染工（3577）、２位は日本精化
（4362）、３位は曙ブレーキ（7238）。一方、値下がり率トップはフルキャス
トホールディングス（4848）、２位はテイクアンドギヴニーズ（4331）、３位
はあいホールディングス（3076）。
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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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今週に入り、東京株式市場は上海株の動向に神経質になっています。その上海
株が今日は大幅に反発したことで、アジア各国・各地域の株式市場が堅調に推
移し、日本株も堅調推移となりました。
なお、上海総合指数の終値は前日比125.998ポイント（4.52％）高の2911.582
ポイントで、前日の急落分の125.300ポイント安を埋めました。これで、上海
株に調整一巡感が強まるとみています。
基本的に、日本株は内部要因での株価刺激材料は乏しいため、引き続き、外部
要因次第で上下することになるのでしょう。相場の変動要因は、米株、円相場、
原油相場、中国株です。これらが改善すれば日本株は上がり、悪化すれば下が
るということになります。
この主因は、マクロ面では、日本経済が輸出依存であり、特に、米国と中国の
景気に左右されます。ですから、両国の株式市場との連動性が高いのです。今
後は、中国を中心としたアジアとの関係が一段と密になることが予想されるた
め、中国株との連動性が強まるのでしょう。
また、東京市場の投資主体別では、外国人が買いの主体になり、国内勢は売り
主体です。このため、外国人は、外部環境が改善すると日本株を買い、悪化す
ると買いが細るため、日本株は下がり易くなるのです。
つまり、マクロ的に、需給的にも外国頼みの構図になっているため、我が国株
式市場の自律性は喪失しているとみて良いでしょう。
現状を打破するには、内需を牽引役とした経済成長が実現し、買い主体の主役
が国内勢になる必要があります。しかし、経済構造を変えるには相当な時間を
要することが予想されます。
よって、当分の間、日本株上昇には、「外国人の皆様、お願い日本株を買って
ください。」、「私の寝ている間に、上がってくださいＮＹダウとＷＴＩ。下
がってください円相場」と祈るしかないのでしょう。
それはともかく、本日、日経平均は５日移動平均線（20日現在、10247.66円）
を上抜きました。今後、同線をサポートできるようなら、再び、上値をトライ
することになるとみています。逆に、明日以降割り込むようなら、25日移動平
均線（同、10169.75円）を意識した動きになりそうです。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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20日のＩＰＯレシオは90.20と、前日から11.93ポイント低下しました。低下は
２日ぶりです。
ＩＰＯレシオ５日移動平均線は101.93と、こちらは３日連続で低下しました。
ＩＰＯレシオが５日移動平均線を下回っている上、５日移動平均線自体が下向
きのため、直近ＩＰＯ市場の調整に対して、青色信号が点灯しています。
一方、３市場売買代金は前日から66億円減少して278億円でした。この大幅減
少はネガティブ材料です。また、絶対水準が低く、引き続き、新興市場への資
金流入は、細いです。
なお、主要３指数は小幅ながら全面高でした。
日経ジャスダック平均は４日ぶりに反発です。終値（確報）は、前日比３円68
銭高の1234円82銭でした。
ジャスダック市場の売買代金は概算で104億円と前日の127億円から減少しまし
た。しかし、依然として売買代金の減少傾向は続いています。これは非常にネ
ガティブです。
東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数は共に小反発しました。
なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、20日現在340.
60ポイント、雲上限は471.66ポイントです。少なくとも、雲を上抜けない限り
新興市場の本格的な上昇は確信が持てる状況ではない点には、引き続き、注意
したいところです。ですが、雲上限が目の前に迫っています。
今後、売買代金増加を伴って上昇基調に入るようなら、ここまで売り叩かれた
市場でもあり、雲上抜けの可能性は決して低くはないとみています。
また、雲上限を突破したら、マザーズ市場の騰勢が加速すると考えています。
なお、目先については、終値は450.73ポイントですので、５日移動平均線（20
日現在、455.47ポイント）を、割り込んでいます。
また、パラボリックも売り転換（ＳＡＲ470.41ポイント）しています。これが
買い転換するまで、調整色が強まる見通しです。
今後、５日移動平均線を上抜き、パラボリックが買い転換すれば、上昇ピッチ
が加速することでしょう。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ 編集後記
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７月の全国コンビニエンスストア（既存店ベース）売上高は前年同月比7.5％
減でした。
売上高の前年割れは２カ月連続です。天候不順で飲料などの売り上げが落ち込
んだことに加え、タスポ導入による売上高の押し上げ効果が一巡したことが響
いたそうです。
天候不順に加え、ここにきて、新型インフルエンザの感染が拡大しています。
学校が始まる９月には一段の感染拡大が警戒されています。
こうなると、秋以降の景気、特に、消費は大丈夫ですかね。心配です。個人消
費関連は非常に買い難い状況とみておく必要があります。
（藤井英敏）
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