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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記
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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 10546.44 -91.62 -0.86％
ＴＯＰＩＸ 907.59 -8.28 -0.9％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1176.87 0.39 0.03％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 1002.88 -6.28 -0.62％
マザーズ 416.22 -2.36 -0.56％
ヘラクレス 558.7 3.27 0.59％
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★ 相場概況（主力株）
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30日大納会の日経平均は前日比91.62円安の10546.44円、高値は始値の10707.5
1円、安値は大引け値。東証一部の売買代金は9291億円、値上がり銘柄数は323
銘柄、値下がり銘柄数は1235銘柄、変わらずは127銘柄。日経平均は小幅に３
日ぶりに反落。また、寄り付き天井、大引け安値と、ローソク足は陰の丸坊主
となった。
29日のＮＹダウは７日ぶりに小反落し、前日比1.67ドル安の10545.41ドルで取
引を終えた。10月のＳ＆Ｐケース・シラー住宅価格指数は主要10都市平均で前
月比横ばいだが、前年同月比の下落率は6.4％となり、前月から縮小した。ま
た、コンファレンス・ボードが発表した12月の米消費者信頼感指数は52.9と、
前月の50.6から2.3ポイント上昇し、市場予想の52.5程度を上回った。これら
が好感されたが、相場を押し上げるほどの材料にはならなかった。
ＮＹ円相場は続落。前日比35銭円安・ドル高の１ドル＝91円95銭〜92円05銭で
取引を終えた。一時92円08銭と10月27日以来、約２カ月ぶりの安値を付けた。
円は対ユーロで７日続落した。前日比35銭円安・ユーロ高の１ユーロ＝132円0
5〜15銭で取引を終えた。
ＮＹ原油先物相場は続伸。ＷＴＩ期近の２月物は前日比0.10ドル高の１バレル
78.87ドルで取引を終えた。一時79.39ドルの高値を付けた。29日のＮＹ金先物
相場は４日ぶりに反落。２月物は前日比9.8ドル安の１トロイオンス1098.1ド
ルで取引を終えた。
米株は小反落したものの、１ドル＝92円アラウンドの円安基調になっているた
め、前場の東京株式市場は底堅い動きとなった。一方、ＪＡＬ（9205）の急落
がセンチメントを冷やした。また、年越しの買いポジションを持ち越すことを
嫌った換金売りも相場の頭を抑えた。
後場に入って、引けのドレッシング買い期待から強含む場面はあったが、前場
に引き続き、年越しの買いポジションを持ち越すことを嫌った換金売りが断続
的に出た。そして、後半になっても、期待したドレッシング買いが入らず、徐
々に失望売りが出て、結局、日経平均は安値引けとなった。
東証33業種では、ゴム製品、倉庫・運輸の２業種が値上がりした。一方、空運、
鉱業、石油・石炭製品、陸運、電気・ガス、その他金融、食料品、金属製品、
ガラス・土石、鉄鋼、サービス、繊維製品、建設、非鉄金属などが値下がりし
た。
個別では、東証一部の値上がり率トップはゼクス（8913）、２位はフェイス（
4295）、３位はベンチャーリンク（9609）。一方、値下がり率トップは日本航
空（9205）、２位は飛島建設（1805）、３位はあおぞら銀行（8304）。
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◎本日の新着個別銘柄動向
更新時間：2009/12/30 9:30:52
昭電工（4004）、三菱ＵＦＪの新規レーティング「１」が買い手掛かり
185円 ７円高
三菱ＵＦＪ証券（ＭＵＳ）は、230円を今後６〜12 ヵ月の目標株価とし、同社
のレーティングを「１」でカバレッジを開始した。これが買い手掛かりになっ
たようだ。ＭＵＳでは同社の営業損益が09年12月期上期の229億円赤字から来1
0年12月期は410億円黒字へＶ字回復すると予想するという。また、ＭＵＳでは、
11年12月期以降はグリーンデバイス製品の成長が同社のカタリストになるとみ
ており、業績拡大を牽引する可能性が大きいと考えるそうだ。
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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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来週は４日の12月ＩＳＭ製造業景況指数、７日の米新規失業保険申請件数(週
次)、８日の米12月雇用統計を受けた、米株式市場と円相場の動向が日本株に
大きな影響を与える見通しです。これらが市場予想から大きくブレない限り、
日経平均は堅調な動きが期待できそうです。想定レンジは、10300円〜10800円
程度です。
なお、年末にかけての上昇が急ピッチだったこともあり、円相場がどんどん円
安にならない限り、下値は限定的ながらも短期的な調整局面に入る可能性が高
いとみています。一方、上値に関しては、もう一段の円安や、ここにきて騰勢
が一服している米株の更なる上昇が必要です。
ところで、ここにきて混迷度合いを深めているＪＡＬ（9205）問題の行方は相
場全体の頭を抑える要因になっています。この問題が完全決着するまでは、ス
カッとした相場の上昇は期待薄でしょう。また、三井住友ＦＧ（8316）をはじ
めとした銀行の増資への懸念が根強く残っています。このため、銀行株をはじ
めとした主力の内需株の上値は買い難く、結果、ＴＯＰＩＸの日経平均に対す
るアンダーパフォームも続く見通しです。
このような状態では、日経平均が年明け以降、グイグイ上がっていく展開は想
定し難いでしょう。上昇するにしても一進一退を繰り返しながらの上昇と考え
ます。一方、１月に関しては、エクイティ・ファイナスの空白期間ですので、
需給は比較的良好です。このため急落リスクも低いとみています。
なお、年明けの物色については、（１）ＩＴ関連、（２）巣篭り消費関連、（
３）環境関連が、３本柱でしょう。
（１）ＩＴ関連では、「ウィンドウズ７」の普及に伴いメリットを享受する半
導体、タッチパネル関連が２本柱です。（２）については、ネット通信関連と
ネットゲーム・ＳＮＳ関連が２本柱です。また（３）に関しては、リチウムイ
オン電池関連とＬＥＤ関連が２本柱で、折に触れ、鉄道関連、太陽電池関連、
スマート・グリッド関連なども賑わうことになると考えています。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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30日のＩＰＯレシオは61.02と、前日から11.71ポイント低下しました。低下は
２日連続です。
ＩＰＯレシオ５日移動平均線は86.01と、こちらも２日連続の低下です。ＩＰ
Ｏレシオが５日移動平均線を下抜いています。また、５日移動平均線も、下降
しています。直近ＩＰＯ市場は一転調整入りとなったようです。年末で手仕舞
い売りが加速したのでしょう。
一方、３市場売買代金は前日から95億円減少して350億円でした。
なお、主要３指数は高安まちまちでした。
日経ジャスダック平均は６日続伸し、終値（確報）は、前日比39銭高の1176円
87銭でした。ジャスダック市場の売買代金は概算で112億円と、前日の126億円
から14億円減少しました。
東証マザーズ指数は２日続落し、大証ヘラクレス指数は６日続伸しました。
東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、30日現在392.27ポイ
ント、雲上限は396.02ポイントです。雲を上抜けています。上昇加速の可能性
が高まりました。
短期的には、30日の終値は416.22ポイントです。200日移動平均線（30日現在、
402.65ポイント）、25日移動平均線（同、403.38ポイント）は上回っています
が、５日移動平均線（同、417.42ポイント）は割り込みました。なお、日足ベ
ースの一目均衡表の雲上限（同、412.49ポイント）も上抜きました。３役好転
は継続しています。基本的には、25日移動平均線を割り込むまで、上昇基調と
みます。もちろん、これを割れたら調整色が強まるでしょう。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ ＩＰＯ情報
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★ 編集後記
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昨日、市場関係者の間で、バブル高値20周年を記念してか、1990年１月３日の
日経記事が話題になっていました。
これには、主要企業の経営者の90年の株価予想が掲載されています。
答えの多かった高値予想値は45000円（４人）、43000円（４人）、42000円（
４人）。安値は37000円（７人）、36000円（４人）でした。
有望銘柄の１位は清水建設（1803）、２位は三菱重工（7011）、３位は三井物
産（8031）です。
まあ、日経平均が1989年12月29日に38915.87円の史上最高値を付けた後のアン
ケートですから、こんなもんでしょう。
それにしても、日経平均は当時の３分の１以下の水準ですからねぇ。
これから20年で、89年の高値を日経平均は超えることができるのでしょうか。
期待はしませんが見守りたいと思います。今年もいろいろお世話になりました。
それでは、皆様、良いお年をお迎えください。また、来年も何卒、よろしくお
願い申し上げます。
（藤井英敏）
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