何をやってもうまくいく人♪
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彼岸花
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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年5月29日発行
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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 相場概況（新興市場）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ 出来高を考慮した翌日のデイトレ用監視銘柄
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記
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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 14124.47 415.03 3.03％
ＴＯＰＩＸ 1380.63 31.94 2.37％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1516.5 0.5 0.03％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 1388.16 -6.45 -0.46％
マザーズ 649.29 6.12 0.95％
ヘラクレス 1054.69 4.37 0.42％
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★ 相場概況（主力株）
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29日の日経平均は前日比415.03円高の14124.47円、高値は12時53分の14147.89
円、安値は始値の13832.65円。東証一部の売買代金は２兆3391億円、値上がり
銘柄数は1497銘柄、値下がり銘柄数は173銘柄、変わらずは51銘柄だった。日
経平均は大幅反発し、25日移動平均線（29日現在、13913.75円）及び26週移動
平均線（同、13842.83円）を上抜けた。
28日の米国株式市場は小幅続伸。NYダウは前日比45.68ドル高の12594.03ドル。
４月の耐久財受注額は前月比0.5％減と、市場予想の2％減ほど減少しなかった。
また、民間設備投資の先行指標である国防及び航空機を除く資本財の受注は4.
2％増えた。これを受け、米景気に対する悲観的な見方が後退し、好感された。
NY円相場は続落した。前日比45銭円安・ドル高の1ドル＝104円65-75銭で取引
を終えた。
米国株高、円安を好感し、前場の東京株式市場は輸出関連株中心に買いが先行
した。また、前引けの債券先物は134円11銭前日比55銭安と急反落した。一時、
133円88銭まで売り込まれた。「債券先物売り＋株価指数先物買い」が加速し
た結果、日経平均の上げ幅は拡大し、前引けは14092.72円前日比383.28円高だ
った。
後場に入っても前場の地合いが継続した。結局、日経平均先物は14130円前日
比400円高、債券先物は134円10銭前日比56銭安で本日の通常取引を終えた。な
お、午後の東京外国為替市場で１ドル＝105円台の円安になったことや、アジ
ア各国・各地域の株式市場が総じて堅調だったことも、相場のサポート要因と
意識されたとみられる。
東証33業種では、値下がりは鉄鋼の１業種のみ。一方、不動産、保険、ゴム製
品、精密機械、証券、商品先物、輸送用機器、電気機器、建設、ガラス・土石、
金属製品、機械、倉庫・運輸、小売、化学、パルプ・紙、銀行、鉱業、海運な
どの値上がりが目立つ。
個別では、東証一部の値上がり率トップは山水電気（6793）、２位はエス・サ
イエンス（5721）、３位は古河電池（6937）。一方、値下がり率はユニデン（
6815）、２位は沖電気（6703）、３位はアビリット（6423）。
個別銘柄動向は以下の通り
アデランス（8170）、株主総会で現取締役の選任否決が買い材料
2020円 162円高
29日、「筆頭株主の米投資ファンド、スティール・パートナーズから全経営陣
の退任を求められていたアデランスホールディングスは29日午前、東京都内で
定時株主総会を開き、岡本孝善社長ら現取締役の再任に関する議案が否決され
た。同社株を議決権ベースで約28％保有するスティールをはじめ、業績不振に
不満を持つ株主が反対に回り、過半数の支持を集められなかった。今回否決さ
れたのは取締役候補のうち、岡本社長ら総会以前から取締役だった7人。」と報
じられた。これを受け、より株主重視の経営が行われることへ思惑が強まり、
買い材料となったようだ。
近畿車輛（7122）、コスモ、ポジティブなレポートをリリース
457円 36円高
コスモ証券は、同社の投資判断は未付与ながら、ポジティブなレポートをリリ
ースした。ドバイ（アラブ首長国連邦）やダラス（米国）など海外の受注案件
が本格的に収益貢献してくることから、今09年3月期連結業績は大幅な増収増
益が予想されるという。コスモ予想は、売上高645億円（前期比42.7％増）、
営業利益51億円（同133.8％増）、経常利益51億円（同126.9％増）。来10年3月
期に関しても、海外案件に加え、JR西日本などを中心とする国内案件での豊富
な受注残高を背景に、概ね安定した収益確保が期待できそうだという。
日本写真印刷（7915）、「ウィンドウズ７」にタッチパネル操作機能盛り込み
が買い材料
5300円 340円高
29日、「米マイクロソフト（ＭＳ）は27日、2009—10年ごろに発売する次期パ
ソコン用基本ソフト（ＯＳ）「ウィンドウズ７」に、指先で画面に触れるタッ
チパネル操作機能を盛り込むことを明らかにした。アップルが携帯電話機「ｉ
フォン」で採用したのと同じ機能で、ＩＴ（情報技術）機器の操作方法の多様
化が一段と進む。」と一部報じられた。これが買い材料となったと観測される。
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若林栄四のプロフィール
1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行（現、三菱東京UFJ銀行）入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券（アメリカ）執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
ンド・マネジャーの間でも注目されている。
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（株）ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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本日も「債券先物売り＋株価指数先物買い」が加速した。
なお、本日は債券先物売りの主体として、（出所・真偽の程は不明だが）ゆう
ちょ銀行が売っているのではないかとの観測が囁かれていた。
また、市場の一部では、ＪＡ共済連の買い主体としての期待も高まっていた
とみられる。
と言うのは、28日、「保険に似た金融商品を扱う共済組合が株式などリスク
資産への投資を拡大する。全国共済農業協同組合連合会（ＪＡ共済連）は42
兆円ある運用資産のうち株式や不動産への配分枠を６％から最大10％まで増
やす。
運用収益を底上げし割戻金（配当）などの原資を拡充。大手生命保険会社と
の競合に備える。ＪＡ共済連は資産の大半を国内債券で運用。
現在、リスク資産には約２兆5000億円を配分しているが、最大４兆円規模の
保有が可能になる。毎年度、2000億—2500億円程度の資金を段階的に日本
株の上場投資信託（ＥＴＦ）などに移す。」と報じられているからだ。
国内機関投資家が、これまでの国債偏重のアセット・アロケーションを若干
株式組み入れ比率を上げる方向で動くようなら、相当なインパクトがあるだ
ろう。
債券先物の売り主体が、短期筋のCTAだけなら、単なる日々の需給要因とし
てみていられるが、国内機関投資家のアセットの組み換えによるものなら、
話は別だ。
これはやや息の長いトレンド（株高・債券安）となる公算が大きい。
なお、日本証券業協会が20日発表した４月の公社債投資家別売買高（短期証
券を除く）によると、都市銀行は３カ月ぶりの売り越しだ。（短期証券を含ま
ない）売越額は5271億円だった。利下げ観測の後退に伴い、債券価格が急落
したことで下旬に損失覚悟の売りが出たとみられている。
この動きが国内機関投資家全体に波及するかに注目しておく必要があるだろ
う。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ 相場概況（新興市場）
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29日の新興３市場は全面高。主要な株価指数は３指数ともに４営業日ぶりに反
発した。日経平均が後場に入っても高値圏で推移したこともあり、後場に入る
と新興市場の地合いも一変し、リスク許容度の改善した投資家からの買いが増
えた。ジャスダック市場の売買代金は概算で214億円。23日以来約１週間ぶり
に200億円を超えた。
個別では、テックファーム（3625）、データ・アプリケーション（3848）、ア
ーティストハウスHLDGS（3716）、ホッコク（2906）、MonotaRo（3064）、ゼ
ンテック・テクノロジー（4296）、駐車場綜合研究所（3251）、イー・キャッ
シュ（3840）、ウェブクルー（8767）、コモンウェルス・エンター（7612）、
ソフトフロント（2321）、エリアリンク（8914）、LTTバイオファーマ（4566）
、ビットアイル（3811）、レカム（3323）、YAMATO（7853）、ナノキャリア（
4571）などの値上がりが目立つ。
一方、アリサカ（2328）、前田製作所（6281）、燦キャピタルマネージメント
（2134）、バッファロー（3352）、ビービーネット（2318）、テリロジー（33
56）、ラ・パルレ（4357）、ユニバーサルソリューションシス（3390）、トラ
ンスジェニック（2342）、ジャルコ（6812）、アライヴコミュニティ（1400）、
東邦建（1990）、SEホール＆インキュベ（9478）、プライムワークス（9478）
などの値下がりが目立つ。
個別銘柄動向は以下の通り
ビットアイル(3811)、カーボンオフセット付きサーバレンタル開始が買い材料
108000円 10000円高のストップ高買い気配
29日10時、カーボンオフセット（CO2排出量削減サービス）付きサーバレンタ
ル開始を発表した。これが買い材料視された。顧客企業に対して、本年３月
に業務提携を発表した韓国eSlim社のサーバにカーボンオフセットを付けたレ
ンタルサービスを提供していく。（「CO2ゼロレンタルサーバ」（仮称）を7
月1日より提供開始予定。一方、今年の夏ごろを目標に、カーボンオフセット
付きレンタルサーバサービスを利用したユーザー企業がジーコンシャス社か
ら付与される「CarbonPASS」ロゴをダウンロードし、ウェブサイトに掲載す
ることを可能とする。「CarbonPASS」ロゴは各企業が購入したカーボンオフ
セット量を情報として含むページにリンクしており、これにより企業は自社
の環境意識や貢献度を定量的に、かつ明確に外部に発信することが可能とな
る。同社はジーコンシャス社経由で国際連合の認証を受けたCO2排出権を購入
し、それを同社のレンタルサービスとセットで顧客企業に販売する。また、
顧客企業に対し、排出権の販売取次ぎ業務を請け負う。
フェローテック（6890）、太陽電池シリコンウェハー用ワイヤソー事業で提
携が買い材料
1232円 62円高
29日13時6分、同社及び中国子会社である上海漢虹精密機械、東京製綱（598
1）及び子会の東綱機械製作所の4社は、太陽電池シリコンウェハー用ワイヤ
ソー製造販売事業での提携し、合弁会社を設立すると発表した。これが買い
材料となった。具体的には、東綱機械製作所のワイヤソー製造技術に基づき、
日本を除く地域へのワイヤソー供給の生産拠点は上海漢虹精密機械とする。
東京製綱と上海漢虹精密機械との共同出資によるワイヤソー販売及びメンテ
ナンスサービスを行う合弁会社を設立する。合弁会社では開業初年度である
08 年度の売上高が約９億円、3 年目の2010 年度では売上高約70億円、経常
利益10億円程度を見込んでいる。
ソフトフロント（2321）、ドコモの「IPセントレックスワンナンバー」開始
が買い材料
31500円 3000円高のストップ高買い気配
26日、NTTドコモ（9437）は、企業向けIP電話サービス「ビジネスmoperaIP
セントレックス」において、FOMAエリアとIPセントレックスエリア1 のどち
らにおいても、1つの番号（090／080番号）で発着信を行なうことができる、
携帯電話を用いたFMCサービス「IPセントレックスワンナンバー」を08年６
月２日（月曜）から提供すると発表した。これが買い手掛かりになったと観
測される。「ビジネスmoperaIPセントレックス」サービスは、FOMA／無線LA
Nデュアルケータイ（N902iLなど）を利用し、企業内での通話は内線電話と
して、企業内から外部への通話はIP電話（050番号）として、また外出先では
FOMAエリアに対応した携帯電話（090／080番号）として、ビジネスにおける
様々な通信を1台の携帯電話でご利用できるサービス。
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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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IPOレシオは前日の67.27から16.4ポイント上昇して83.67となった。上昇
は３日ぶり。IPOレシオ５日移動平均線は89.07。こちらは９日連続の低下
だ。
なお、IPOレシオは昨日通常の取引レンジでの売られ過ぎのレベルの67.27
まで低下してから、本日切り返した。そして、５日移動平均線の急接近して
いる。
確かに、IPOレシオが５日移動平均線を下回り、且つ、５日移動平均線自体
が下向きのため、強気にはなり難い。
しかし、明日の動き次第ではIPOレシオが５日移動平均線を上抜ける確度が
非常に高いと考える。また、５日移動平均線も、明日のIPOレシオが23日
の102.22を超えれば上向くため、ハードルは決して高くはない。
そして、５日移動平均線は９日間も下がり続けており、日柄的な調整は十分
と考える。
よって、明日の直近IPO市場の底入れ・自律反発入りの可能性は高いとみる。
なお、その際の狙い目はやはり好需給銘柄だ。本日の終値が初値及び公募価
格を上回っている銘柄に注目したい。
一方、３市場売買代金は前日から７億円減少して654億円だった。ジャスダ
ック市場、ヘラクレス市場の売買代金は増加したが、マザーズ市場の売買代
金が50億円減少したことが響いた。
これまで投資家の人気の高かったネット関連株に物色の矛先が向かわないた
め、相対的にネット関連株の多いマザーズ市場の売買代金が膨らんでこない
と推察される。
足元では、東証一部の主力株の値動きが良好なため、個人投資家の関心が、
新興に集まり難いことも災いしていることだろう。
さらに、新興市場に物色の柱が育たないことも影響していると考える。いず
れにせよ、売買代金が増加してこない限り、新興市場が物色の蚊帳の外に置
かれた状態は継続しよう。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ ＩＰＯ情報
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ＩＰＯスケジュールはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
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★ 編集後記
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東証が、29日発表した５月第４週（５月19—23日）の投資部門別売買動向
では、外国人が８週連続で買い越しました。しかし、買越額は970億円と、
前週の4232億円を大幅に下回りました。 一方、個人は２週ぶりに買い越し
に転じました。買越額は2316億円です。前週は2936億円の売り越しでした。
この週は日経平均が調整気味に推移していましたので、個人投資家が積極的
に押し目を拾った様子が窺えます。そう言えば、今日、アデランス（8170）
の定時株主総会で、岡本孝善社長ら現取締役の再任に関する議案が、筆頭株
主の米投資ファンド、スティール・パートナーズをはじめとした株主の反対
で否決されました。それが市場に伝わるやいなや、アデランス株は急騰しま
した。再任を否決された方々は、どんな気持ちでこれを眺めたんでしょうか
ね？
（藤井英敏）
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