Tuesday, June 23, 2009

「カブ知恵」発、米株下落、円高を嫌気、日経は25日移動平均線割れ

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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年6月23日発行

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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況(主力株)
★ 今後の相場イメージ(主力株)
★ 今後の相場イメージ(新興市場)
★ IPO情報
★ 編集後記

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22日の寄り前3本勝負!!パフォーマンス

日付 コード  銘柄名     寄 付  高値 上昇率 最新終値 勝敗
06/22 8918  ランド     10670  11220  5.2%   10500  ○
06/22 2190 JCLバイオ    779   790  1.4%    779  -
06/22 7914  共同印      266   285  7.1%    285  ○

寄り前3本勝負は、テクニカルと気配等を総合的に加味したカブ知恵独自のロ
ジックで、自動的に抽出された銘柄です。

毎日朝8時45分頃、自動的にアップします。これはカブ知恵と株式市場との短
期勝負をイメージしています。

抽出した日の始値が想定買い付け価格です。当日を含む3日間で、想定買い付
け価格を5%以上、当該銘柄の 株価が上回れば、カブ知恵の「勝ち」、そう
でなければ、「負け」と判定しています。

「寄り前3本勝負!!」は投資の参考として情報提供のみを目的としたもので
あり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

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★ 各種株価指数の状況
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日経225 9549.61 -276.66 -2.82%
TOPIX 901.69 -20.79 -2.25%
日経JASDAQ 1167.31 -4.21 -0.36%
J−Stock 952.44 -18.23 -1.88%
マザーズ 428.44 -10.78 -2.45%
ヘラクレス 636.09 -16.16 -2.48%
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★ 相場概況(主力株)
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23日の日経平均は前日比276.66円安の9523.01円、高値は9時5分の9712.09円、
安値は10時55分の9511.45円。東証一部の売買代金は1兆8537億円、値上がり
銘柄数は193銘柄、値下がり銘柄数は1453銘柄、変わらずは54銘柄。日経平均
は3日ぶりに大幅反落した。

22日のNYダウは続落し、前週末比200.72ドル安の8339.01ドルで取引を終え
た。世界銀行による世界の経済成長率見通しの下方修正が嫌気された。09年の
世界の実質経済成長率がマイナス2.9%と、3月時点の予想マイナス1.7%から
大幅に引き下げられた。

世銀の下方修正を受け、需要減退懸念から、NY原油先物相場は大幅続落した。
WTI期近の7月物は前週末比2.62ドル安の1バレル66.93ドルで取引を終え
た。

NY円相場は続伸した。前週末比40銭円高・ドル安の1ドル=95円80-90銭で
取引を終えた。円は対ユーロで続伸。前週末比1円35銭円高・ユーロ安の1ユ
ーロ=132円80-90銭で取引を終えた。

米株下落、原油安、円高を受け前場の東京株式市場は全面安となった。アジア
各国・各地域の株式市場が全面安でスタートしたことも、嫌気された。

後場に入っても、悪地合いに変化はなかった。債券先物9月物は、8日続伸し、
大引けは44銭高の137円44銭だった。市場では、「株先売り+債先売り」が出
ていたとの観測が囁かれていた。なお、日経平均は、25日移動平均線(23日現
在、9665.50円)を割り込んだ。

東証33業種では、パルプ・紙の1業種だけが値上がり。一方、証券、商品先物、
鉱業、繊維製品、非鉄金属、卸売、鉄鋼、石油・石炭製品、精密機械、不動産、
ガラス・土石、海運、保険、水産・農林、機械、輸送用機器、化学などの値下
がりが目立つ。

個別では、東証一部の値上がり率トップはジョイントコーポレーション(8874
)、2位は津田駒工業(6217)、3位はアルバック(6728)。一方、値下がり
率トップはエス・サイエンス(5721)、2位はフージャースコーポレーション
(8907)、3位はシルバー精工(6453)。

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昨年発生した「100年に一度」とされる未曾有の金融危機を経て、足元の株式
市場は、過度の悲観からの揺り戻しで、やや冷静さを取り戻しています。

この戻り相場に上手く乗れた方もいらっしゃるでしょうが、そうでもない個人
投資家の方が非常に多いということをよく耳にします。

そうではない個人投資家の多くは、サラリーマンや自営業などの本業を抱え、
投資情報の収集に十分な時間をかけられない方が大部分を占めると推察されま
す。

また、投資のプロである機関投資家や証券会社の自己売買部門に比べて、圧倒
的に情報量が不足していることも、パフォーマンスが向上しない一因と推察し
ます。ですが、市場には有益な情報も、無駄な情報も、混在し、且つ、無数存
在しています。その中から、本当に投資家にとって重要な情報を効率的に抽出
する必要があるのです。

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株式市場は、プロも、アマも、ハンディ・キャップなしのガチンコ勝負です。
それなりの理論武装や情報収集をしておかないと、アマが負けるのは当然です。
負けない投資家になるための投資情報ツールとして、ぜひ、「Predict
ion」をお選びいただければ、幸です。

株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏

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★ 今後の相場イメージ(主力株)
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米株の大幅下落、円高、原油安など、外部環境の急激な悪化を受け、日経平均
は25日移動平均線(23日現在、9669.04円)を割り込みました。

短期チャートは非常に悪化しました。早期に、25日移動平均線を回復しないと、
調整が長期化することになりそうです。

ですが、今回の大幅下落が米国発であるため、米国株式市場が落ち着きを取り
戻さない限り、日本株が自律的に戻すことはないでしょう。

テクニカル的には、25日移動平均線を下回っている限り、13週移動平均線(23
日現在、9256.79円)や、200日移動平均線(同、9058.52円)などが、目先の
下値メドとして意識されるとみています。

なお、相場全体に活気が戻るには、個人投資家のマインドの回復が必要不可欠
でしょう。そのバロメーターがGSユアサ(6674)です。同社株が5日移動平
均線(23日現在、1050円)を上回るまでは、同社株の調整は続く見通しです。

ですが、GSユアサのMACD(12日-26日)とシグナル(9日)はデッド・
クロスしており、パラボリックも既に売り転換(SAR1216.63円)していま
す。このため、短期的な方向性は下向きと認識しています。

まずは、上昇を続けている25日移動平均線(23日現在、874円)との接近場面
で、同線がサポートするかどうかがポイントでしょう。現時点では、時間及び
値幅の調整を経る過程で、同線に接近し、一旦、調整が終了するとみています。

GSユアサが調整している間は、相場に物色の柱らしい柱が見当たらない状況
です。このため、東京株式市場全体は、下がり易く、上がり難いムードが支配
する公算が大きいとみます。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ 今後の相場イメージ(新興市場)
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23日のIPOレシオは123.26と、前日から5.32ポイント低下しました。低下は
4日連続です。

IPOレシオ5日移動平均線は134.84と、こちらも4日連続の低下です。IP
Oレシオは、5日移動平均線を割り込んだままです。

5日移動平均線も低下し、且つ、5日移動平均線を割り込んでいますので、直
近IPO市場の調整は継続する可能性が高そうです。

一方、3市場売買代金は前日から14億減少して469億円となりました。

東証一部を含め、アクティブ個人が好む電池関連、新興不動産、仕手系銘柄が
下落しました。

これを受け、アクティブ個人のマインドは萎縮したようです。

なお、主要3指数は全面安でした。

日経ジャスダック平均の終値(確報)は、前日比4円21銭安の1167円31銭でし
た。

大証ヘラクレス指数は3日ぶりの反落、東証マザーズ指数は反落しました。

なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、23日現在358
.48ポイント、雲上限は513.48ポイントと、その幅は155.00ポイントと分厚い
です。

少なくとも、雲を上抜けない限り、新興市場の本格的な上昇は確信が持てる状
況ではない点には、引き続き、注意したいところです。

ですが、今後、売買代金の増加を伴って上昇基調が続くなら、ここまで売り叩
かれた市場でもあり、雲上抜けの可能性は決して低くはないとみています。

なお、目先については、終値は428.44ポイントですので、5日移動平均線(23
日現在、431.60ポイント)を、あっさりと下回りました。

同線を上回ったため、東証マザーズ指数は25日移動平均線(23日現在、400.52
ポイント)を目指す可能性が高まったとみています。

足元のマザーズ指数は、底堅いが、上値も重いというのが率直な印象です。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)

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★ IPO情報
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★ 編集後記
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22日の米株の大幅下落は、世銀が21日、2009年の世界経済の実質成長率を従来
のマイナス1.7%からマイナス2.9%に落ち込むと、下方修正したことが嫌気さ
れたと、解説されています。

オイオイ、それって、日本時間の午後には分かっていたことじゃない。東京株
式市場は、米国様の反応を確認しないと、どうやら動けないようです。

自律性が乏しいですねぇ。

(藤井英敏)

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