キャッシングの基礎知識
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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2009年6月24日発行
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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記
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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 9590.32 40.71 0.43％
ＴＯＰＩＸ 902.46 0.77 0.09％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1169.94 2.63 0.23％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 952.05 -0.39 -0.04％
マザーズ 428.08 -0.36 -0.08％
ヘラクレス 627.5 -8.59 -1.35％
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★ 相場概況（主力株）
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24日の日経平均は前日比40.71円高の9590.32円、高値は14時13分の9624.41円、
安値は10時51分の9534.24円。東証一部の売買代金は１兆4873億円、値上がり
銘柄数は816銘柄、値下がり銘柄数は750銘柄、変わらずは134銘柄だった。日
経平均は小幅に２日ぶりに反発。
23日のＮＹダウ小幅ながら３日続落した。前日比16.10ドル安の8322.91ドルで
取引を終えた。
新中型旅客機「787」（通称ドリームライナー）の初飛行を再度延期すると発
表したボーイングが売られたことが、相場を押し下げた。
また、５月の中古住宅販売件数は前月比2.4％増の477万戸（年率換算）と、２
カ月連続で増加したが、市場予想に届かなかったことも、相場の重石になった。
そして、24日のＦＯＭＣの結果公表を前に、積極的な売買が手控えられたこと
も、影響した。
ＮＹ円相場は３日続伸。前日比65銭円高・ドル安の１ドル＝95円15-25銭で取
引を終えた。円は対ユーロで３日ぶりに反落。前日比１円20銭円安・ユーロ高
の１ユーロ＝134円00-10銭で取引を終えた。
寄り付き前発表された５月の貿易統計では、貿易収支は2998億円の黒字と前年
同月比12.1％減少したが、４カ月連続の黒字で、黒字幅は08年５月以来の水準
に拡大した。これが好感され、前場の東京株式市場は買いが先行した。しかし、
買いは続かず、日経平均は徐々に伸び悩んだ。
後場に入ると、買いがやや優勢になった。野村アセットマネジメントが新規設
定する株式投資信託の販売好調が市場の一部ではやされていたようだ。アジア
各国・各地域の株式市場がほぼ全面高で推移したことも追い風となった。
東証一部の売買代金トップはＧＳユアサ（6674）で大引けは928円前日比42円
（4.33％）安だった。
東証33業種では、非鉄金属、石油・石炭製品、精密機械、鉱業、海運、情報・
通信、その他製品、卸売、医薬品、電気機器などが値上がりした。一方、不動
産、その他金融、小売、銀行、電気・ガス、サービス、建設、空運、繊維製品
などが値下がりした。
個別では、東証一部の値上がり率トップはエス・サイエンス（5721）、２位は
サクサホールディングス（6675）、３位はＳＭＫ（6798）。一方、値下がり率
トップはジョイント・コーポレーション（8874）、２位は飯田産業（8880）、
３位はロプロ（8577）。
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昨年発生した「100年に一度」とされる未曾有の金融危機を経て、足元の株式
市場は、過度の悲観からの揺り戻しで、やや冷静さを取り戻しています。
この戻り相場に上手く乗れた方もいらっしゃるでしょうが、そうでもない個人
投資家の方が非常に多いということをよく耳にします。
そうではない個人投資家の多くは、サラリーマンや自営業などの本業を抱え、
投資情報の収集に十分な時間をかけられない方が大部分を占めると推察されま
す。
また、投資のプロである機関投資家や証券会社の自己売買部門に比べて、圧倒
的に情報量が不足していることも、パフォーマンスが向上しない一因と推察し
ます。ですが、市場には有益な情報も、無駄な情報も、混在し、且つ、無数存
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株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏
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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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日経平均は５日移動平均線（24日現在、9691.23円）、25日移動平均線（同、9
678.87円）を共に下回っています。短期チャートが悪化しています。少なくと
も、５日移動平均線を上回るまでは、自律反発機運が高まることはないでしょ
う。
そのカギを握るのはＧＳユアサ（6674）とみています。同社株は５日移動平均
線（同、1000円）を下回っています。一方、25日移動平均線（同、883円）を
上回っています。25日移動平均線付近で、自律反発に入れるかが注目されると
ころです。
ＧＳユアサが反発に入るようなら、エコ関連を中心にしたアクティブ個人投資
家が好む銘柄群への物色意欲が回復すると考えています。
逆に、ＧＳユアサ株が25日移動平均線を割り込むようだと、アクティブ個人の
物色意欲は一段と低下するでしょう。
なお、ＮＹダウは、13週移動平均線（23日現在、8351.3ドル）を下回っていま
す。26週移動平均線（同、8077.9ドル）は上回っていますが、中期的な上昇ト
レンドに黄色信号が点灯しているとみています。
今後、26週移動平均線を上回って推移していなら、問題はありませんが、万が
一、割り込むようだと、ＮＹダウは、中期的な下落トレンド入りを鮮明にする
でしょう。
つまり、ＮＹダウは、テクニカル的な正念場を迎えつつあると認識しています。
当然のことながら、ＮＹダウが26週移動平均線を割れたら、日経平均も、下落
ピッチを加速させる可能性が高いでしょう。
ＮＹダウに関しては、13週移動平均線を超えるか、26週移動平均線がサポート
として機能することが確認できるまでは、予断の許せない状況とみています。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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24日のＩＰＯレシオは92.16と、前日から31.10低下しました。低下は５日連続
です。
ＩＰＯレシオ５日移動平均線は124.094と、こちらも５日連続の低下です。Ｉ
ＰＯレシオは、５日移動平均線を割り込んだままです。
５日移動平均線も低下し、且つ、５日移動平均線を割り込んでいますので、直
近ＩＰＯ市場の調整は継続する可能性が高そうです。
一方、３市場売買代金は前日から87億減少して382億円となりました。
東証一部では、アクティブ個人が好むＧＳユアサ（6674）に代表される銘柄群
が下落しました。
これを受け、アクティブ個人のマインドは萎縮したようです。
なお、主要３指数は高安マチマチでした。
日経ジャスダック平均の終値（確報）は、前日比２円63銭高の1169円94銭でし
た。
大証ヘラクレス指数は、東証マザーズ指数は共に２日続落しました。
なお、東証マザーズ指数の週足ベースの一目均衡表の雲下限は、24日現在358.
48ポイント、雲上限は513.48ポイントと、その幅は155.00ポイントと分厚いで
す。
少なくとも、雲を上抜けない限り、新興市場の本格的な上昇は確信が持てる状
況ではない点には、引き続き、注意したいところです。
ですが、今後、（本日は急減しましましたが）売買代金の増加を伴って上昇基
調が続くようなら、ここまで売り叩かれた市場でもあり、雲上抜けの可能性は
決して低くはないとみています。
なお、目先については、終値は428.08ポイントですので、５日移動平均線（24
日現在、430.05ポイント）を、下回っています。
同線を上回ったため、東証マザーズ指数は25日移動平均線（24日現在、403.62
ポイント）を目指す可能性が高まったとみています。
足元のマザーズ指数は、底堅いが、上値も重いというのが率直な印象です。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ 編集後記
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信用取引の評価損益率は16週ぶりに悪化しました。
19日時点の信用評価損益率はマイナス9.19％です。前週のマイナス5.56％から
マイナス幅が3.63ポイント悪化しました。
悪化幅は昨年10月24日の週の4.24ポイント以来の大きさです。
コリャ、ちょっと危険ですね。連勝が途切れました。
買い方のシコリ玉が増加する可能性が高そうです。足元で、買い残を積み上げ、
且つ、株価がピークアウトした銘柄の信用需給は特に悪くなりそうです。
（藤井英敏）
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