救急総合病院の実態・裏事情
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「カブ知恵」発、個人投資家向け株式情報 2008年10月6日発行
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★ 目次
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★ 各種株価指数の状況
★ 相場概況（主力株）
★ 今後の相場イメージ（主力株）
★ 相場概況（新興市場）
★ 今後の相場イメージ（新興市場）
★ ＩＰＯ情報
★ 編集後記
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★ 各種株価指数の状況
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日経２２５ 10473.09 -465.05 -4.25％
ＴＯＰＩＸ 999.05 -48.92 -4.67％
日経ＪＡＳＤＡＱ 1179.6 -56.4 -4.56％
Ｊ−Ｓｔｏｃｋ 971.76 -69.34 -6.66％
マザーズ 320.59 -35.06 -9.86％
ヘラクレス 516.79 -50.93 -8.97％
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★ 相場概況（主力株）
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６日の日経平均は前週末比465.05円安の10473.09円、高値は９時５分の10839.
50円、安値は13時57分の10374.38円。東証一部の売買代金は２兆3763億円、値
上がり銘柄数は95銘柄、値下がり銘柄数は1594銘柄、変わらずは23銘柄。
週末３日のＮＹダウは前日比157.47ドル安10325.38ドルで取引を終えた。米下
院が、最大で7000億ドルの不良債権を買い取ることを軸にした金融安定化法案
の修正案を賛成多数で法案を可決したが、好材料出尽くしとなった。また、９
月の雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比15万9000人の減少と、前月から
大幅に減少し、減少幅が市場予想の10万人よりも悪化すたことも相場の重石と
なった。
４日夜（日本時間5日未明）英独仏伊の欧州4カ国首脳が金融危機対応のためパ
リで開いた緊急会合では、公的資金投入を含む銀行支援や預金保険の拡充など
を盛り込んだ共同声明を採択して閉幕した。だが、公的資金投入など具体策の
発動は各国の裁量で決めるとし、各国の資金拠出による危機対応のための基金
設立などは見送った。
東京市場の前場取引時間中、「ドイツ政府がドイツ国内の銀行の個人預金を全
額保護すると発表したこと」や、「ＢＮＰパリバが経営難に陥ったフォルティ
スのオランダ以外の業務の経営権を取得すること」などが、伝わった。欧州金
融市場の混乱が嫌気された。また、ＣＭＥGlobexでＳ＆Ｐ500やナスダック100
先物が軟調に推移を続けたことも悪材料視されていた。さらに、週明けのアジ
ア各国・各地域の株式市場が下落スタートとなったことも、投資マインドを冷
やした。
後場に入ると東京外国為替市場で一時１ドル＝102円台に突入。急激な円高と
いう嫌気材料が追加される格好で、日経平均は下げ幅を拡大させた。結局、日
経平均は04年２月12日以来約４年８カ月ぶりの安値水準で取引を終えた。
東証33業種では、鉱業の１業種だけが値上がりした。一方、海運、証券、商品
先物、鉄鋼、銀行、建設、水産・農林、機械、非鉄金属、不動産、卸売、繊維
製品、その他製品、金属製品、ガラス・土石、輸送用機器、電気機器、石油・
石炭製品、その他金融などの値下がりが目立つ。
個別では、東証一部の値上がり率トップはさが美（8201）、２位はシーズクリ
エイト（8921）、３位はポイント（2685）。一方、値下がり率トップは日本ア
ジア投資（8518）、２位はアゼル（1872）、３位はエンシュウ（6218）。
個別銘柄動向は以下の通り
ポイント(2685)、野村のレーティング「２」へ引き上げが買い手掛かり
4800円 450円高
野村證券は、同社のレーティングを従来の「３」から「２」へ引き上げたそ
うだ。これが買い手掛かりになったと観測される。小売専門店の主力銘柄とし
ての魅力が高まってきたという。09年２月期上期は、同14％経常増益の61億円
と会社計画56億円を上回る好決算となったが、特に未達懸念のあった粗利益率
が60.4％と会社計画を確保した点はポジティブだそうだ。秋物の出足も好調で、
収益構造の安定化は、積極的な投資タイミングに転じるカタリストとなるとみ
ているそうだ。野村予想を上方修正したもよう。09年２月期は、前期比17％増
収、経常増益は同17％の153億円を見込み、会社計画148億円、QUICKコンセン
サス144億円の達成は余裕含みとみているそうだ。
ミルボン(4919)、ＵＢＳ、目標株価3000円へ引き上げが買い手掛かり
2440円 ５円高
ＵＢＳ証券は、同社の投資判断を従来の「Neutral」から「Buy」へ、目標株
価同2300円を3000円へ、それぞれ引き上げたそうだ。これが買い手掛かりにな
ったと観測される。Ｑ３の売上は前年同期比９％増、累計では4.2％増と堅調な
伸びを記録したという。当期はトリートメント、ヘアケアの新製品投入が多く、
売上増に寄与したことに加え、前期中に白髪染め剤「ARDEVE」拡販を通じて新
規開拓に至ったサロンが既存品の販売増にも貢献しているそうだ。粗利益率の
改善は期初から表れていた傾向ながら、高付加価値の新製品がマージンミック
スの改善に貢献しという。サロン向けサポート業務など強固な営業体制、ヘア
ケア剤を中心とした新製品の着実な浸透を反映し、ＵＢＳ予想を変更したもよ
う。08年は小幅の修正にとどめたが、新商品の寄与でトリートメント、パーマ
剤の売上見通しを増額、主に09年以降の成長見通しを変更したそうだ。
良品計画(7453)、ＵＢＳの投資判断「Buy」への引き上げが買い手掛かり
5400円 110円高
ＵＢＳ証券は、同社の投資判断を従来の「Neutral」から「Buy」へ引き上げ、
目標株価6800円を継続したそうだ。このレーティング引き上げが買い手掛かり
になったと観測される。推奨理由は、海外事業の成長性、在庫管理等による国
内事業利益の安定推移、株価の割安/出遅れ感であるという。10月15日発表予
定の上期決算(連結営業利益：UBS 予想は４％増の93億円、会社計画97億円)は
悪材料出尽くしであると同時に、ＵＢＳ見解を確認するイベントになるとも期
待しているという。上期はアジアを中心に９店を開設して、海外店舗数は82に
なるそうだ。会社側は10年度の海外事業の営業利益40億円と標榜しているとい
う。ＵＢＳ予想は30億円(連結営業利益への貢献度14％)と織り込んでいるに過
ぎず、上期決算以降に将来展望(出店プラン等)がより明らかにされれば、ＵＢ
Ｓ予想に上方見直し余地もあるとも。
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若林栄四のプロフィール
1966年、京都大学法学部卒業。東京銀行（現、三菱東京UFJ銀行）入行。同行
シンガポール支店為替課長、本店為替資金部課長、ニューヨーク支店為替課長
を経て、85年よりニューヨーク支店次長。1987年、勧角証券（アメリカ）執行
副社長。1996年末退職。歴史観に裏づけされた洞察力から生み出される、内外
金融市場全般に亘る鋭い相場大局観及び問題の本質を把握し明確に語りきる同
氏の姿勢は、日本国内に限らず海外のプロフェッショナル・機関投資家・ファ
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（株）ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ
金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長（金商）第1698号
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★ 今後の相場イメージ（主力株）
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米国の金融危機が欧州に飛び火し、欧州が有効な手立てを打てないのではない
かという懸念が強まり、本日の東京株式市場は大幅に下落した。
また、為替市場では、今回の金融危機のダメージが相対的に小さい円が買われ
ている。この円高が、わが国輸出企業の収益を圧迫するとの見方につながり、
国際優良株が売られ、日経平均の足を引っ張った。
さらに、国内景気低迷に加え、世界的な信用収縮加速懸念を背景に、銀行など
金融セクターも売られている。
一方、日経平均は短期テクニカル指標の一部が売られ過ぎを示唆している。こ
のため、なんらかのきっかけが生じれば、テクニカルリバウンドが発生する公
算が大きい。
だが、そのきっかけが想定し難い。なぜなら、現時点で、世界の主要な国々の
金融当局による緊急・協調利下げや、一段の協調的な流動性供給は、ほぼ予想
されているからだ。
このため、実際に市場の事前予想通り、そのような協調的な行動がアナウンス
されたとして、市場がそれを買い戻しのきっかけと素直に認定するかが、微妙
なのだ。
このため、逆説的に、市場が恐怖感を伴うような破綻もありかな、と思ってい
る。そのような破綻があれば、投げ売りが投げ売りを呼び、セリングクライマ
ックとなり、需給的に底入れを果たす可能性もあるだろう。
だが、足元では、リーマン以降、政策当局は、「大き過ぎて潰せない」とのス
タンスを取り続けている感が強い。よって、そのような破綻の実現も微妙な情
勢だ。
このように何がきっかけになるのか、予想がつき難い情勢だが、テクニカル面
では、いつ目先の底入れをしてもおかしくない状況という点は忘れずに、相場
を眺めておきたい。ただし、安易な買いは危険で、反発するなりの理由の発生
を確認してから買う慎重さは必要だろう。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ 相場概況（新興市場）
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６日の新興３市場は全面安。日経ジャスダック平均は９日続落して、連日で年
初来安値を更新した。東証マザーズ指数は10日続落して、連日で算出来安値を
更新した。そして、大証ヘラクレス指数は９日続落して、連日で算出来安値を
更新した。
個別では、ニューディール（4740）、イチヤ（9968）、メディネット（2370）、
サイバーファーム（2377）、山崎建設（1902）、ＡＳ−ＳＺＫｉ（1995）、タ
ーボリナックス（3777）、メディア工房（3815）、アーム電子（6671）、タカ
ラバイオ（4974）、地域新聞社（2164）、三信建設（1984）、マサル（1795）、
妙徳（6265）、テリロジー（3356）、ビジョンメガネ（7642）、日本精密（77
71）などの値上がりが目立つ。
一方、ミホウジャパン（2880）、リプラス（8936）、カウボーイ（9971）、Hu
man２１（8937）、ヤマノホールディングス（7571）、MAGねっと（8073）、倉
元製作所（5216）、佐藤渡辺（1807）、ニチダイ（6467）、中小企業信用（84
89）、フジトミ（8740）、松本建工（1779）、クオンツ（6811）、ローツェ（
6323）、藍澤証券（8708）などの値下がりが目立つ。
個別銘柄動向は以下の通り
タカラバイオ(4974)、画期的なAIDS遺伝子治療の最新データを緊急発表が買い
材料
222000円 21300円高
日本で唯一のバイオ専門ポータルニュースサイト、ＢＴＪ(バイオテクノロ
ジージャパン)が６日８時58分、「タカラバイオが、2008年10月17日、BioJapa
n2008で、世界で初めて患者の体内からAIDSウイルスを駆逐できる可能性があ
る画期的なAIDS遺伝子治療の最新データを緊急発表する。AIDS患者から分離さ
れたあらゆる薬剤耐性株を駆逐し、AIDSを根本治療できる希望を開いた。しか
も理論的には、この遺伝子治療にAIDSウイルスは耐性を獲得できない。今回の
緊急発表は、10月17日午後１時30分から午後２時30分に開催する「HIVの根絶
を目指す、リボ核酸分解酵素を用いたエイズ遺伝子治療法 」(C-10)で発表す
る。今回の発表はAIDSばかりでなく、C型肝炎など重症慢性感染症の治療にも
応用できる可能性もある。どうぞ、ご注目願いたい。」と報じた。これが買い
材料となった。
エプコ(2311)、自己株式取得を好感
92000円 1900円高
３日、自己株式取得を発表した。これが好感された。取得する株式の総数上
限は1000株(発行済株式総数(自己株式を除く。)に対する割合4.4％)、取得価
額の総額上限は１億円、自己株式取得の日程は08年10月６日〜09年１月31日。
地域新聞社(2164)、08年８月期通期個別業績の上方修正を好感
46900円 4000円高のストップ高
３日、08年８月期通期個別業績の上方修正を発表した。これが好感され、前
場は買い物殺到で値付かず。売上高は従来の25億5100万円を25億4500万円へ下
方修正したが、営業利益は同2600万円を7700万円へ、経常利益は同800万円を6
000万円へ、当期純利益は同200万円を3300万円へ、それぞれ上方修正した。同
社は下半期、業績の回復を目指し、既存取引顧客への継続的な訪問、新規開拓
重点地区への営業担当者の異動、中途採用による営業担当者の拡充等を行い、
売上の拡大を図ってきた、新聞発行事業の回復が及ばず、08年４月４日に修正
した予想売上高を下回ることとなった。しかし、新聞発行事業については、発
行媒体における広告掲載比率の管理を強化し、原価率の低減を図り、販売促進
総合支援事業については、取引案件を精査し、選別受注による採算性の改善に
注力することで、売上総利益率を向上させてきた。さらに、業務改善による業
務の効率化と経費構造の見直しにより、販売費及び一般管理費の節減に努めた。
その結果、営業利益、経常利益及び当期純利益は、08年４月４日に修正した業
績予想を上回ることとなった。
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★ 今後の相場イメージ（新興市場）
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６日のIPOレシオは前週末の21.25から3.18ポイント低下して18.07となった。
低下は３日連続。本日は計算対象中全てが値下がりした結果だ。
IPOレシオ５日移動平均線は22.51と、こちらは８日連続で低下中だ。IPOレシ
オが５日移動平均線を下回り、且つ、５日移動平均線自体が下向きのため、直
近IPO市場は厳しい調整局面が続いているとみている。
IPOレシオの10台は確かに短期的に超売られ過ぎだ。しかし、直近IPO銘柄群を
積極的に手掛けてきたアクティブ個人が、新興市場はもちろん、直近IPO市場
からほぼ完全に去ってしまった今、リバウンドを狙う投資家がどれだけいるの
か疑問の状況だ。
また、アクティブ個人が目先、直近IPO市場に回帰するとの展望もない。よっ
て、当面の直近IPO市場は多少の反発があったとしても、調整が継続する公算
が大きい。
一方、３市場売買代金は先週末から９億円増加して309億円となった。新興市
場の主要な株価指数が安値を更新する中、ボリュームが一向に増えない。小口
売りを吸収するだけの買いが入ってこないため、薄商いの中、新興市場の地盤
沈下が続いている。
新興市場のメインの買い手である個人投資家は新興市場への投資欲を完全に失
った可能性が高い状況になってそれなりの時間が経過した。同時に、株価指数
も相当下落した。
しかし、ボリュームは増えず、感相場の中の下落が続いている。と言うことは、
底はまだ下ということになる。ボリュームを伴った底入れが実現するまで、新
興市場の調整は中期的に続くことになるのだろう。
（株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏）
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★ ＩＰＯ情報
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★ 編集後記
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６日の日経平均は465.05円安の10473.09円です。25日移動平均線は11979.10
円ですから、乖離率はマイナス12.57％です。こりゃちょっと短期的に離れ過
ぎです。また、大証の225先物の出来高は19.36万枚出来ました。これは20
万枚出来ればセリングクライマックスのサインと言われています。短期的に
はコツンときてもおかしくない状況ですね。いよいよ、テクニカルリバウン
ドの発生期待が高まった、とみておきたいと思います。
（藤井英敏）
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