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・米国、中国に比べて日本株の戻りは鈍いのか?
・金融株が欧州機関投資家に売られるワケ。
・「いましかない!」上昇が期待できる銘柄がわかる!
・「伸びイチ」が着目した上昇期待銘柄を公開!
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■ 米国、中国株は騰がるのに、なぜ日本株の戻りは弱いのか ■
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10月初旬の相場環境は、日経平均株価が1万円割れを余儀なくされるなど、
弱気心理が台頭する局面でした。
とくに株価指数を押し下げていたのは金融関連株。
銀行株は9月に入ってから売りが続いていたが、鳩山政権で郵政・金融担当相
に就任した亀井静香氏の発言が一段の売りを誘いました。
この裏側には何があるのでしょうか?
そして「この地合だからこそ」上昇が予想できる銘柄とは何でしょうか?
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■ 金融株が欧州機関投資家に売られるワケ ■
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亀井氏は就任後の記者会見で、中小企業や個人に対して「3年ぐらいは借入金
の返済を猶予する措置をとるべきだと考えている」と語りました。中小・零細
企業や個人の住宅ローンなどに関して、3年間返済猶予(モラトリアム)を与
えるというもので、これがいわゆるモラトリアム制度というものです。
しかも、G20金融サミットで、銀行の自己資本比率の規制強化を求めること
が不可避になったことを受けて、野村證券<8604>が5400億円規模の超大型公募
増資を発表して大幅下落しました。
また、最近では10月16日に欧州年金筋が大量に銀行株を売り込む動きが見られ
ています。
その裏側では、英国のフィナンシャル・タイムズの報道があります。
フィナンシャル・タイムズが、金融機関の自己資本規制強化規制について言及
し「金融機関はトレーディング損失に備えるための資本を平均で3倍に増強す
ることを迫られる可能性がある」と報じたのです。
この報道で、前回の増資のロックアップ期間を通過した三菱UFJ<8306>株に
対して増資があるのではないかとの観測が浮上。
増資観測を、ロイターなどが一斉に報じたため、欧州の機関投資家の売りを
誘発して大きく下げてしまいました。
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■ ヘッジファンドの売りは将来の買い戻しの布石? ■
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しかし、これは決して日本株を悲観することにはなりません。
野村證券<8604>に関しても、大和総研では「押し目買い」のスタンスを表明。
ゴールドマン・サックスも「増資目的は防御ではなく攻撃」であると評価する
声も少なくないのです。
海外のヘッジファンドは「金融株売り/ハイテク株買い」のスタンスを取って
います。金融機関の株も今は売れるだけ売って、公募増資価格をできるだけ安
くし、安くなったところの下値を拾おうという思惑が見て取れます。
ヘッジファンドの「金融株売り/ハイテク株買い」は、将来の「金融株買い/
ハイテク株売り」の呼び水であるといえるでしょう。円が90円台を割るなど、
ハイテク株には厳しい地合もあり、ヘッジファンドが一斉に「金融株買い/ハ
イテク株売り」に走る可能性も十分にあります。
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■ 「いましかない!」上昇が期待できる銘柄がわかる!
<8933>NTT都市開発は、わずか2営業日で7%上昇! ■
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そんな背景があったからこそ、私たちが着目したポイントがあります。
それは「不動産株」です。
金融機関が自己資本強化を目的とした融資引き締めを行えば、不動産投資に金
融機関からの融資が欠かせない不動産業は苦境に陥ります。
しかし、逆にいえば「融資引き締め」という規制が外れれば、不動産株は自然
に戻るということでもあります。
金融株が出直ってくれば、業績的な裏付けがあるにも関わらず売られすぎてい
た不動産株も自然と株価が戻ることに注目していました。
そして、10月5日、メガバンク、証券株の一角が「売られ過ぎ」を背景に短期
的な反発局面を迎えます。
ここで、すかさず、私たちは<8933>NTT都市開発に注目しました。
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<8933>NTT都市開発
10月5日(月)終値:77,600円
NTT系列の不動産業。業績の安定感が強み。本日は金融関連が戻りを試した
が、連想で売られていた不動産業も値ごろ感があり、先行して売られていた金
融関連からワンテンポ遅れて見直せるタイミング。
テクニカル視点では、RSI(9日)が10.42%、ストキャスティクスも売ら
れ過ぎを示唆。ボリンジャーバンド−2σ(79,365円)下抜け、25日移動平均
線(90,464円)との下方乖離率は14%を超え、反転期待が高まるところ。
ただ、下降トレンド途中なのは明らかで、短期勝負で臨みたい。新規買い。
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狙い通り、提供翌日の6日には不動産業が復調に向かい、業種別指数騰落の上
位にランクイン。翌7日には戻り高値を付ける不動産銘柄が多くみられました。
結果、わずか2営業日で【7%の上昇率】を記録。
10月6日 始値:78,700円 → 10月7日 高値:84,400円
同社株は1株単位ですが、6日の寄り付きに100株を購入して売り抜けば……。
短期間で570,000円の利益を手にすることができたことになります。
十分な利益でしょう。
また、推奨理由には「下落トレンドは明らかで、短期勝負で臨みたい」とも
付け加えるなど、実践的な投資ヒントを提供させていただいています。
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